【私の趣味】大人になってから楽器をやるならヴィオラがよい理由
ふこちらの人気記事に影響を受け、自分も楽器関連の記事をあげようと思い立った。
フォロワーさんにもヴィオラ弾きがいたので、自分もヴィオラ記事を書こうと思ったというのもある
何か楽器をはじめたいと思っている方へ
大人になってから趣味を見つけたいと思っている方へ
今日はヴィオラの魅力をおすすめしたいと思います。
ヴィオラとは
そもそもヴィオラとはどのようなものか
ヴィオラとはヴァイオリンの一回りだけ大きい楽器で、ヴァイオリンと同じように肩に乗せる。
しかし遠目からみたらヴァイオリンそのものだ。
ヴァイオリンと違うところは
ではヴァイオリンとはどこが違うのか
一回り大きいので、音域が低くなる。
ことことから、内声といったいわゆるメロディー以外のことを担当することが多い。
また音色が異なる。
そして譜面の記号が違う。
ヴァイオリンはト音記号だが、ヴィオラはハ音記号というやつになる。
ヴィオラの魅力とは
ではヴィオラの魅力とは何か
とにかく音色がよい。
これに尽きる。
ヴァイオリンともチェロとも違うその独特の音色はまろやかでツヤツヤ。
そして演奏者の個性が音色に強く出やすいのもヴィオラの特徴だ。
また音域がヴァイオリンより低くチェロより高いことから、アンサンブルでは内声を担当することが多いが、メロディーが出て来たときに美しさはそれはもう際立つものがある。
大人になってからやる楽器にヴィオラが向いている理由
ではここから本題、大人になってから始めるのにヴィオラが向いている理由をあげていく
家で練習しやすい
人のヴィオラの音域は人の声のそれに最も近いと言われている。それもあって楽器の中ではずば抜けて家で練習しやすい。
高い音や低い音はどうしても外に響きやすい。
我が家では特に防音設備など整えていないが問題なくやれている。
集合住宅などでもう少し気をつかうという方であれば消音器を付けるという選択肢もある。
床に刺して弾くチェロなどはどうしても床を通じて建物に響いてしまうので消音器を付けても近所への影響は避けられない。そういうことがヴィオラでは比較的少ない。
音域が丁度いいのでいろんな曲が弾ける
高い音域の楽器は歳とともに耳にきつくなってくる。
ヴィオラは音域が高すぎないので歳を取ってきてより心地よく感じる音域が出るのでやっていて楽しめる
また、音域が人の声に近いと書いたが、その影響でいわゆる歌謡曲などがヴィオラでは弾きやすい音域になっている。
探せばいろんな楽譜が売っているし、耳コピ出来る人はやってみてもいい。
好きな曲が弾けるというのは大人で楽器を始めるにあたり大きなメリットになる。
楽器サイズが大きすぎない
楽器のサイズが大きいのは、歳をとってから始めるのに傷害になりがちだ。
持ち運びは大変だし、家でも場所を取る。
もちろん大きい楽器には魅力はある。
低い音域がときに力強く、ときにふくよかに
響かせることができる。
しかし歳をとってからであればある程度持ち運びしやすき楽器の方がはじめやすいのもまた事実だ。
ヴィオラは音域とサイズのバランスが絶妙なのだ。
アンサンブルだとそこまで楽譜が難しくない
例えばヴァイオリンなどは目立つ分非常に楽譜が難しかったりする。高い音を素早く正確に弾くことが求められる。大人から始めてこれをこなすのはなかなか大変だ。
それに比べてヴィオラの楽譜は他のパートと比べてそこまで音も多くなく難しくないことが多い。
うまい人に混ざってもなんとかやれそう、というのがヴィオラだ。
断わっておくがあくまでも楽譜が難しくないという話で、楽器を弾くこと自体が簡単ということではない。
一緒にやる仲間が見つかりやすい
前の話にもつながるが、とにかくヴィオラは誰かと一緒に合わせたい!という人に向いていると思う。
そして誰かと合わせるということがヴィオラの真骨頂ともいえる
ではなぜ誰かと合わせたいという人に向いているのか
ヴィオラはやっている人が少ないのでいつもどこでも足りておらず、なにかと重宝されるからだ。
言わる売り手市場だ。
例えば4人でやる弦楽四重奏や、何十人でやる弦楽合奏やフルオーケストラ編成においてヴィオラは必要不可欠ながらいつも不足している。
なのでそこまで経験がなくても是非来てほしい!となりやすい
自分の主張を押し通すのでなく、 みんなの主張の妥協点を見つけてまとめる
例えば1番ヴァイオリンにはみんなを引っ張っていくリーダーシップが必要になることが多い。チェロを弾くにも主張がやっぱり必要な場合が多い。
これらのパートの場合、自分の主張を押し通す突破力が必要な場合が多いが、ヴィオラにはあまりそれは求められない。
その代わり、みんなの主張の妥協点を見つけてまとめる、そんな役割が求められる。
このような役割は大人となり、自己主張がそこまで強くなくなってきた時期にぴったりだと思うのだ。
音色がいいので弾いているだけで楽しい
とにかくいい音色の追求が楽しい。
最初からいい音色で弾ける訳ではないが、やっているうちに目指すべき音色というのが見えてくる。
ヴィオラの優しくていい音色を目指し、どんどん練習を積み重ねたくなっていくだろう。
天皇陛下が弾かれている楽器
これは余談だが、日本国の天皇陛下が弾かれているのがヴィオラである。
こうなるともうヴィオラは国楽器と言ってもいい(と言っていたのは東フィルの須田祥子さんだ)
ヴィオラを始めるには
ではヴィオラを始めるにはどうしたらいいか。
とりあえず楽器を買って先生に着くところからだ。
先生は、楽器屋さんで相談すれば紹介してもらえる。
最初は安いものでもよいと言われるが、安い楽器だといつでも辞めれてしまう。
最初から楽器だけでも最低限数十万のものを購入し、ある程度しっかりやるしかない状況を作り出すところからだと思う。
少し弾けて来たらアマチュアオーケストラやアンサンブルの仲間を探してみてもいい。大丈夫、ヴィオラはどこも人手不足なので初心者でもちゃんと真面目に練習に参加する人であれば歓迎してもらえる(もちろんその団体ごとのレベルというのはあるが)
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