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ワーキングマザーの管理しない時間術

『時間がない、仕事・育児・家事をやってる自分は120%と思っていたのだが
案外自分に余白があることを別の機会の副産物的に分かった』のでその記録です。

なぜ慢性的に時間がないと思っていたのか

結論は「子供の成長に伴う育児変化に頭と体が切り替わらない」ことだと思っています。成長と共に子供との関わり方は変化していき、子供の側は日々新しいことを取り込み柔軟に1日の過ごし方を変えているように見える一方、親の私はいつもあくせくしている。その多忙な自覚に疲労感を覚えつつも肯定してくれる人・論調も多くて当然のものとして受け入れていました。しかしながら、ちょっとした工夫や考え方を変えることでその状態は変えられることが分かりました。変える方法は簡単、習慣を変えてしまうこと。私の場合は仕事の都合があって新しいことを同時にいくつも始めるきっかけが訪れ、無理かもなと思いつつ一気に全部やってみたら案外楽しいので良かったなと思っています。noteを書いているのもその一つです。

我が家の育児と仕事の変化

0-2歳
34歳で子供を産み育休8ヶ月後に職場復帰。フルタイム勤務は維持したかったので17時定時の会社だったのはラッキーでした。基本保育園のお迎えは自分だったので定時でダッシュ、週に1回は夫に頼んで深夜残業&終わらないと土日出社でこなしていました。平日早起きすれば極端な残業や週末仕事は避けられそうなものですが、結局2歳手前くらいまでは夜泣きもしばしばあってまさに余裕ゼロの状態。加えて今では考えられないリモートワーク絶対NG。あのままだったら専業主婦になっていたなと思います。

2-3歳
発熱が減ってきた2歳のタイミングで転職。フレックス&リモートOKだったことが決め手だったものの、企画職から営業職に変わりとにかくひっきりなしに電話とチャットの嵐。保育園の目の前で電話が長引き延長料金をとられる、帰宅後の長時間のクレーム電話で子供がお腹を空かせて大泣き、数日徹夜もざら。ある日曜日に公園で一緒に遊んでいる子供の口から「寂しい」と言われた時は、もう限界かなと思いました。

3-4歳
その直後に営業から企画系になり若干落ち着きましたがここまでほぼ自分時間ゼロの期間が4年間続きます。そこで訪れたのがコロナの影響でリモートワークがメインになっていき、同時にオンとオフの境目がなくなっていきました。

その頃の平日スケジュール
5:00 起床・仕事開始
6:00 身支度・朝食準備
7:00 朝食・送り出し・片付け
8:00 始業
18:00 終業
18:30 保育園お迎え
19:00 帰宅・夕食
20:00 入浴
21:00 寝かし付け
22:00 仕事再開
24:00 就寝

読書量と比例しやりたいことが噴出

昨年キャリアアップに真剣に取り組み始めたのがきっかけで読書量が増えたのに伴い、最初は読みたい本が増える傾向だったのが、そのうち読書以外のやりたいこともどんどん増えていくように。それなら整理してできる限りやってみようと思い立ち仕事で使うWBSを取り入れてみました。

WBS(Work Breakdown Structure)は作業管理の手法ですが、今回のように複数ある目標を体系的に捉えて達成可能な期間・水準に細分化していくのにぴったりだと思いました。私はスプレッドシートに自分でフォーマットを作って移動時間でもスマホで確認できるようにしているのですが、「WBS」で検索すれば無料で使えるテンプレートも多数あると思います。

アクションごとにざっくり完了目安と取り組む時期を入れて作成。今は以下のようなものを入れています。
1:スキルアップ
・統計学
・Python
・SQL
2:アウトプット&SNS
(恥ずかしながらこの数年SNS触っていなかったのであえて入れました)
・Twitter
・Linkedin
・note
3:呉服業
・家業の手伝い
・茶道
4:読書
1〜3に付随するもの中心

ちなみに3の家業についてはこちらのnoteに。


WBSを実践してみました!

正直全く計画通りには行きませんでした。でも最後に帳尻を合わせればいいかとおおらかに取り組み進捗は管理しない。そして気持ちの面で以前と大きく変わったことが2つ、それが報酬でした。1つは日単位で物事を管理する必要がなくなって気持ちが楽になった。2つ目はスキマ時間の満足度が爆上げ。

1つ目の理由は以前は「働くママの1日のスケジュール」に捕らわれ過ぎていたことだと思います。このnoteの前半にも書いたのでまさに反面教師。そもそも予測不可能な生き物が身近にいますので1日を時間通りにきっちり過ごすなんて無理ですし、子供の規則正しい生活さえ守れればあとは明日で良い、と考える必要もなくそうなりました。2つ目の理由は単純で、タスク1〜4のそれぞれが楽しいので例えば1分でも隙あればどれかに手を付けるのが習慣化しています。特徴的なのがタスク1のスキルアップ系で、業務内容に直結するものなので今までは「仕事してるみたいで気が向かない」となかなか進まないことが多かったのですが、他のことも同時並行で進めるとどれが本業かなんてどうでも良くなって、全部が趣味!全部が暇つぶし状態!でどれをやっても気分転換になるのが新たな発見でした。

ここまで読んで下さりありがとうございます。意識的に時間を作る工夫や目の前にある余裕に気付くきっかけを得ないと忙殺されている気がしたまま時が流れていたかもしれません。私は今年40歳なのでホルモンバランスによる体調や気分の波もありますし、仕事自体の忙しさも時期によって多様です。型に自分を合わせに行かないこのやり方が今はちょうど良さそうです。ロールモデルのない同世代の一助になりますように。

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