恥ずかしいポイントを間違えている

写メ日記を更新しないといけないのはわかっているけど、もう写メが尽きたからnoteで現実逃避。書きたいことはたくさんあるけど、写真がない。

写真なんて使い回しでいいじゃん、と思うけど、嫌だ。なるべく嫌。うーん、今はそういう気分じゃない。

もともと私は写メ日記を沢山あげるのが得意ではない。長々とした文章をたまにあげるぐらいが好き。少し狂った感じのね。

そして、日記を読んだお客様に普通の嬢なのか大外れの嬢なのか、二つに一つだな、と、手に汗握る博打をさせるのが好き。


そんなことはさておき、今日はファミマに行った。

お店の前のポスターが目に入ったからだ。

ファミチキコンソメダブルパンチ味 新発売 ふわふわファミチキバンズと合わせて買って、ファミチキバーガーを作ろう!

…美味しそうだな。

国民の67%ぐらいはご存知のとおり、ファミマにはふわふわファミチキバンズという商品がある。

レジ横のファミチキと合わせて買って、セルフでバーガーを作ることができる。

ファミチキ、美味しいよね。だけど、ファミチキだけだと、腹持ちが心配だし、栄養が偏ってしまいますワ、という時にはこちらのバンズを合わせて食べますと、一緒に炭水化物も摂取できるうえ、ふわふわなパン部分によってカロリーが逃げていき、なんと0カロリーになるという優れた代物。(0カロリー理論はカルトだ!という過激一派がいるらしい。が、根拠が曖昧な上、出典も示せていないようなので、無視をしていいものとする。)

そんな、ファミチキの新発売の味と、ふわふわファミチキバンズの組み合わせを店頭で提案してくれている宣伝方法にまんまと引っかかってしまい、あのお馴染みの入店チャイムを鳴らした私なのである。

この場合、まず確認するのは、ファミチキコンソメダブルパンチ味の、在庫である。

これが売り切れていた場合、この偉大な計画は頓挫する。

レジ横のホットスナックコーナーに睨みをきかす。

…ある。2個ある。

ただ、2個あると言っても、油断は出来ない。仕事帰りの人達が常にフラフラと吸い寄せられているそのファミマでは、いつ、新発売のファミチキが売り切れてもおかしくないのだ。衣のザクザク感、口の中に染み渡る油のまったり感を、ケース越しにだってすぐ想像出来る。梅干しやレモンの画像を見ると唾液が出るように、ファミチキも、理性ではなく本能に訴えかけてくる食べ物なのだから。

さあ、ファミチキの在庫を確認したあとは足早にパンコーナーに移動する。

パンコーナーは、大体、お菓子コーナーか、日用品コーナーの裏だと相場が決まっている。

2個しかないファミチキを尻目にいそいそと目的の品を探す。

今日一日で1番、眼球をぎゅるんぎゅるんさせながら店内を徘徊すると、パンコーナーの目立つところにふわふわファミチキバンズの存在を確認した。

店頭ポスターにするぐらい、売り出し中の商品だからか、割と夜遅い時間帯のわりに、5.6個の在庫があった。

発注担当のスタッフさんのいい塩梅に感謝をし、そして売れることを期待されているふわふわファミチキバンズに少しだけ同情した。あなたの存在は、地味かもしれないがとても需要がある。売れる見込みに対するプレッシャーに負けないで欲しい。焦らないで、と。

そして1つ、手に取る。

そしてここで気づいてしまったのだが、私は本当にこの2つしか欲しいものがない。コンビニに寄る前にスーパーで食材は調達してしまった。

ファミチキバンズ1個を片手に絶望した。

これをひとつ持って、ファミチキコンソメダブルパンチ味くださいって言うの、超恥ずかしいじゃん、って。

絶対、挟んで食べるんだって、店員さんに悟られるの恥ずかしくて無理なのだが。って。

男の人にお尻をなでまわされたり、胸を鷲掴みにされて、ちょうど手に収まるサイズだねって言われるより、恥ずかしい。いや、それも恥ずかしいのだが、趣がある恥ずかしさなのだ。

だけど、ファミチキとファミチキバンズだけを買う方が、なんかこう、うまく説明出来ないけど恥ずかしい。

家に帰って挟むのかなとか思われてるんだろうなと思うと気恥ずかしさがある。

ちなみに私はアダルトショップに一人で行き、ゴムと、大人のおもちゃと、ローションを一緒に買うことができるし、アダルトショップのポイントカードまで作る女だ。

それが出来るなら、ファミチキとファミチキバンズなんて楽勝だ、と思うはずだろうが、

それとこれは別!!

全くもって別のジャンルの恥なのだ。

ちなみに、私はユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行った時、期間限定のシール欲しさに、秘密の合言葉+その振り付けを躊躇なくクルーの前で完璧に踊ることが出来る女である。その合言葉と振り付けとはこうだ。

合言葉は、「ノーリミット!」

振り付けというのは、「ノー」で胸の前でグルグルと手を回し、「リミット!」で左手を耳の横につけて真っ直ぐ上に伸ばし、右手は真横に伸ばし、腕全体でL、を表現するというもの。

パーク内でクルーにエンカウントする度に突如胸の前でグルグルと手を回し、次の瞬間には腕全体をLの形にしながら、ノーリミット!と叫ぶのである。

「急にきましたね笑」と半笑いでシールをくれたり、ノリノリで一緒にやってくれたりと、クルーの反応は様々であった。

ちなみに限定シールは5種類あり、エリアごとに貰えるシールが決まっているので、せっかく完璧な振り付けを披露しても、既に持っているシールのエリアな為、シールが貰えないことがあった。無駄打ちである。

そして後から聞いた話だと急に振り付けを披露し出す人は少なく、普通の人はおずおずとクルーに話しかけ、「シール欲しいんですけど…」と申告すると、じゃあ一緒にノーリミットやりましょう!という流れになり、一緒にやるらしい。

先に教えてくれよ。

だいぶやばい人だったじゃんかよ。

まあ、でもそれでもシールが手に入ったし、楽しかったからいいのである。

それよりも、ファミチキとファミチキバンズだけを買うというのは、恥ずかしいのである。

まあ、買ったけど。






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