見出し画像

東京オリンピック陸上競技見どころ/第4日目

大会4日目の8月2日(月曜日)は、順調に行っていれば、同日に2種目出場する選手の現れる歴史的な日となります。

今回も、日本人選手が出場する可能性のある種目を追っていきたいとおもいます。

9時35分開始予定の『女子1500m』予選には、ワールドランキング枠で田中希実選手(豊田織機TC/兵庫県出身)、卜部蘭選手(積水化学/東京都出身)の2選手が出場予定。
この種目への日本人選手が出場するのは初の快挙となります。
今回は新しく設けられたワールドランキング枠での出場となりましたが、今月の『ホクレン・ディスタンスチャレンジ』で田中選手が、参加標準記録を上回る日本新記録をマークして勢いがある種目でもあります。
それでも、世界記録とは14秒以上の差があり、世界の強豪と走れるこの機会を大事にして、更なる記録更新を目指してもらいたいところです。

10時20分開始予定の『男子走り幅跳び』決勝に、日本人選手が3人揃って残っていれば快挙と言ってよいと思います。
中でも、日本記録を上回る8m50cm以上跳んでメダルを目指している橋岡優輝(富士通/埼玉県出身)が、有言実行できるかが注目です。
今季は、踏切版に合わせる跳躍をせず、助走スピードをそのまま跳躍につなげるジャンプを続けており、ファールが多く冷や冷やする試合が多いのが気になるところですが、目標設定が高いだけに仕方のないことかもしれません。
横浜流星さんに似ていると、よく言われるイケメン選手なので、メダル獲得となると更にファンが増えそうな選手ですので要チェックです。
私個人的な見解ですが、走り幅跳びで活躍する選手はこれまでもイケメンが多いように思っています♪

11時50分開始予定の『女子100mH』決勝に、日本人選手が残っていれば初の快挙となります。
そのためには、最低でも日本記録を大きく上回る12秒6台の記録が必要になってくると思いますので、厳しいとは思いますが、ママさんアスリートでもある寺田明日香選手(ジャパンクリエイト/北海道出身)の爆発力と安定感に期待しています。

夜に入って、20時05分開始予定の『男子400m』準決勝は、以前書いた通り、ウォルシュ・ジュリアン選手(富士通/ジャマイカ出身)がリレーに重点を置いた場合は、残念ながら日本人選手の出場はないかもしれませんが、日本国籍を取ることもできたマイケル・ノーマン選手(アメリカ)の走りに注目です。
余裕をもって決勝に進めれば、金メダルが見えてくると思います。

21時15分開始予定の『男子3000mSC』決勝にも、複数の日本人選手が残っていることを願います。
過去の大会を見てみると、3選手が今年の日本選手権で出した記録を再現できれば予選通過できる記録なので期待しています。
決勝は、8分1桁の争いになると厳しいかもしれませんが、日本記録保持者の三浦龍司選手(順天堂大2年/島根県出身)は、更なる日本記録の更新を目指しているので、望むところかもしれません。
ケニア選手がこれまで9連覇と、圧倒的な力を誇ってきた種目ですが、今回は本命の選手が予選会で姿を消しており混戦模様で、思いがけない結果も考えられます。

21時40分開始予定の『女子5000m』決勝に、田中希実選手が残っていれば、1日に2種目出場することになります。
今年の日本選手権では、800m決勝の30分後には5000m決勝をこなしていますが、今回は10時間以上空くとは言え、これまでの日本人選手では考えられなかったことです。
この種目の世界記録は13分台突入を目前としており、メダル争いはよほどのスローペースにならない限り厳しいですが、14分53秒22の日本記録を更新して入賞争いに食らいつく日本人選手の姿を観たいところです。

この日は、日本人選手の出場はないものの、『女子円盤投げ』決勝も予定されています。