ウィンナー珈琲とアイス珈琲を
あなたと街を歩く
コーヒーを飲む
あの頃は想像もつかなかった
私たちはいつも喧嘩ばかりだったし
冒険にでようとする私のあとを
あなたがついてくる度に
危なっかしくて怒ったり
おもちゃの剣で切りかかってきたり
車や恐竜のおもちゃを廊下にまきちらしたり
図鑑の角を足に落としたり
背中に思いっきり噛みついてくる
そんなあなただった
長い間、大人に囲まれて育った私にとって
あなたは未知の生物だった
比べられるから、
1番身近なライバルでもあった
だけどね
長い時間をかけて
あなたは、たったひとりの
かけがえのない存在になっていた
必ずわたしより長生きしてね
あなたがいない世界は
想像もつかないよ