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神話、民話、伝説などに関する本のレビュー集

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神話、民話、伝説など、古来の口承文芸に関する本のレビューをまとめてあります。日本に限らず、世界各国のものです。
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#ヨーロッパ

夜空と月の物語

夜空と月の物語  世界中の、さまざまな「月の光景」を写した、写真集です。  写真と共に、…

弟切千隼
3週間前
9

仮面―ヨーロッパの祭りと年中行事 (現代教養文庫)

仮面―ヨーロッパの祭りと年中行事 (現代教養文庫)  ヨーロッパに息づく、仮面の文化を紹介…

弟切千隼
2か月前
10

フェアリーのおくりもの―世界妖精民話集 (1983年) (現代教養文庫〈1096〉)

フェアリーのおくりもの―世界妖精民話集 (1983年) (現代教養文庫〈1096〉)  ヨーロッパの妖…

弟切千隼
6か月前
3

世界の太陽と月と星の民話

世界の太陽と月と星の民話  世界各国に伝わる、太陽や月や、その他の星に関わる民話を集めた…

弟切千隼
7か月前
5

ヨーロッパの祝祭典―中世の宴とグルメたち

ヨーロッパの祝祭典―中世の宴とグルメたち  日本では、ゲームなどのおかげで、中世ヨーロッ…

弟切千隼
8か月前
19

海の神話 (沖国大ブックレット)

海の神話 (沖国大ブックレット)  水や海に関わる、日本と世界の神話を、解説した本です。 …

弟切千隼
9か月前
3

アーサー王伝説 (「知の再発見」双書)

アーサー王伝説 (「知の再発見」双書)  ヨーロッパのアーサー王伝説について、解説した本です。  物語としてのアーサー王伝説を読みたい方には、向きません。伝説が成立した過程を、解説した本だからです。物語を読みたい方は、他の本をお選び下さい。  アーサー王伝説について、基本的なことは知っている方に向いた本ですね。初級者を脱して、中級者以上を目指す方に、向いていると思います。  アーサー王といえば、英国の伝説だと思う方が、多いでしょう。それは、むろん、間違いではあり

絵画のなかの動物たち―神話・象徴・寓話 カラー版

絵画のなかの動物たち―神話・象徴・寓話 カラー版  西洋の絵画に現われる動物たちについて…

弟切千隼
11か月前
4

流刑の神々,精霊物語 (岩波文庫 赤 418-6)

流刑の神々,精霊物語 (岩波文庫 赤 418-6)  ドイツの有名な詩人、ハインリヒ・ハイネの著作…

弟切千隼
1年前
7

西洋中世奇譚集成皇帝の閑暇 (講談社学術文庫 1884)

西洋中世奇譚集成皇帝の閑暇 (講談社学術文庫 1884)  中世のヨーロッパで流布されていた、奇…

弟切千隼
1年前
5

花の神話と伝説

花の神話と伝説  花の神話と伝説を集めた本です。  類書がいくつかある中でも、本書は、質…

弟切千隼
1年前
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イギリス中世の歌物語とロビン・フッドの手柄話

イギリス中世の歌物語とロビン・フッドの手柄話  題名が長いですが、この題名が、内容そのま…

弟切千隼
1年前
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龍のファンタジー

龍のファンタジー  龍に関する民話や神話を集めた本です。三十以上のお話が載っています。 …

弟切千隼
1年前
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フローラの十二か月―植物・祝祭・物語

フローラの十二か月―植物・祝祭・物語  題名からは、何の本なのか、想像しにくいですね。  ごく大ざっぱに言えば、この本は、フランスの伝統文化について書かれた本です。  フローラとは、ローマ神話に登場する花の女神の名です。生物学の用語に取り入れられて、「植物相」という意味でも使われます。  ヨーロッパ文学の世界では、植物全体の比喩として、よく使われます。  どこの国でも、伝統的な文化には、その地域の植物が、深く関わっています。  この本は、フランスの伝統文化につ