6月、カヌークラブ「岡崎KPC」スタート!
愛知県岡崎市の乙川でカヌークラブをつくります。
クラブ名は「岡崎KPC」。
カヤック & ポロ クラブ(KAYAK & POLO CLUB)のKPCです。
スタートは2024年6月。仲間を募っています。
「おとがわカヌー」トリオで運営
「乙川なら試合や代表合宿ができますよ」と言っていた、岡崎市在住のカヌーポロ日本代表、柴田勝之(36)。
「こんな便利な場所にカヌーゲレンデがあるじゃないですか」と気づいた、大学カヌー部の経験がある元スポーツ記者、松本行弘(59)。
2022年から2人で、桜まつりのにぎわいの中でカヌーポロの公開練習をしてみたり、夏にスクールをやってみたり、乙川でカヌーができることのPRやテストなどをしてきましたが、3シーズン目でクラブを発足させることにしました。
そのタイミングで心強い仲間が現れました。2021年の東京オリンピックでスプリント代表だった藤嶋大規(35)。この春から岡崎市に住み始めて、活動に加わることに。
3人の任意グループ「おとがわカヌー」でクラブを運営していきます。
5月の週末に試乗会
乙川は、本流の矢作川へ注ぐ手前に頭首工があって、農業用の取水やアユの遡上に合わせて水位が変わります。岡崎KPCが活動の拠点とする岡崎公園や殿橋の辺りで乗艇できるのは、3月下旬〜4月上旬の桜の季節と5〜9月。2024年は5月に試乗会をして、6月からクラブの活動をスタートさせます。
当面の柱は「スクール」と「レンタル」です。
まずはカヌーを始めるきっかけをつくり出したい、というのが理由です。
技術が向上したり、メンバーがそろったりして、クラブが成長してきたら、大会やイベントへの参加も考えていきます。
「スクール」は毎週日曜日に練習する「部活」のイメージです。9月まで毎回、午後2時から約3時間。カヌー、パドル、ライフジャケットは貸し出します。
「レンタル」では、会員がそれぞれ希望する時にクラブのカヌーやパドルを使えるようにします。サブスクのような感じです。カヌーに乗ってみたいけど、個人で買うのはなあ…というような方、いかがですか。
拠点は乙川リバーベース(太陽の城跡地)に新しく建てられたテント倉庫。隣にトイレやシャワーもあります。
年会費は中学生以下2,000円、高校生以上5,000円(スポーツ安全保険や施設利用の費用を含みます)。スクールの希望者は月5,000円で定員10人。小学4年以上か、小3以下でも身長140㎝以上なら入れます。大人も歓迎。大会出場などをする場合は別途実費が必要となる場合があります。レンタルは事前申込制で、1時間500円です。いずれも税込。
活動スタートの前に試乗会を5月4日(土)、5日(日)、11日(土)、12日(日)、18日(土)、19日(日)に開きます。左岸の殿橋すぐ上流の河川敷で午前11時から午後4時ごろまでお待ちしています(試乗は1時間500円)。カヌーには乗らず、クラブに関する質問だけでもかまいません。お気軽に来てください。
試乗会は天候などの影響で中止となることもありますので、ご了承ください。
競技志向も、エンジョイ派も
藤嶋と柴田は、それぞれのカヌー種目の国内トップアスリートです。技術や経験などがあり、スプリントやカヌーポロでの活躍を目指したい人は的確なサポートが受けられます。
アスリート志向というわけではなく、のんびり楽しみたい、川旅ができるような必要最低限の技術を身につけたい、などといったエンジョイ志向も尊重します。
それぞれの想いやレベルに合わせてお手伝いします。「安全にカヌーを楽しむ」ことから始めて、それぞれの興味や目標を見つけて、広げていってもらいたいと考えています。
カヌー中心にいろいろトライ
乙川は水位が変わって乗艇期間が限られています。自然が相手なので、雨による増水などで乗艇ができないこともあります。
そんな時は、カヌーポロのボールを使ってドッジボールをするかもしれません。今週末は大雨の予報だから、体育館を借りちゃってバレーボールやバスケットボールをしようか、なんてことがあるかも。
会員から「こんなことがしたい」という意見も寄せてもらいます。
文化的な活動にトライすることがあってもいいと思います。
自分たちが活動をする川や河川敷をきれいにする活動にも参加したいです。
カヌーがもちろん活動の中心ですが、ほかのスポーツやスポーツ以外のことにもかかわれるクラブにしていきたいと考えています。
乙川の「可能性」を感じて
乙川はカヌーがしやすい条件がそろっています。
適当な川幅があり、それほど深くなく、流れも通常は穏やかで、岸は階段状に整備されてカヌーの乗り降りがしやすくなっています。もちろん水上での活動なので事故対策は必須ですが、比較的に安全な川だと思います。
さらに、活動拠点は名鉄東岡崎駅から徒歩10分ほど。電車やバスなど公共機関で通いやすい場所です。
乙川に「可能性」を感じます。
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