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経済飯の達人になろう。

マレーシアの「経済飯」の代表料理をカラーチャートで表現してみました。

「経済飯」とは、大きなトレーに入ったおかずが店先に並び(左下)、そこから好きなものを選んで、ご飯と一緒に食べるワンプレートごはんのこと。

なぜカラーチャートにしたかというと、おかずを選ぶとき、色がバラけるようにすると、味つけや食材にバリエーションができておいしいから。

たとえば茶色っぽい料理は、揚げものや煮もの。黄色っぽい料理は香辛料の効いたカレーや卵料理。緑色っぽいのは野菜たち。上の表にはあまりないけど、赤っぽい料理は唐辛子味で辛い。白っぽい料理は、ガーリック炒めであっさり味か、豆腐料理。

なので、赤+茶+白の組み合わせにすれば、辛い+揚げもの+あっさり味。茶+白+緑だと、揚もの+豆腐+野菜炒めになって、見事に味がバラけて組み合わせバッチリ!

もうひとつ大事なのが、左ページのメイン料理から1〜2品選び、それに合うように右ページの副菜1〜2品選ぶこと。これ、経済飯は定食です、ということ。パッと見、おかずがトレーに盛られて多数並んでいるので、ビュッフェのように見えるが、定額の食べ放題ではなく、選んだ品数で値段が決まるのがその証拠。

あと、汁を活用しよう。と、卵と豆腐は裏切らない。というのもコツ。このあたりを詳しく知りたい方は、マごはんメンバーズ通信 No.19をお送りするので、こちらのWebからお申込みください。


なんでこんなことを考えたのかというと、食べ合わせの大事さを身をもって体験したから。それは、マレーシアの和食店で「寿司とカキフライセット」を食べたとき。どちらも大好きな料理なのに、カキフライを食べたあとに鮨を口に入れたら、おうのう! 生臭さが際立つというか、互いの足を引っ張り合うというか、思い出したくもない苦い思い出。鮨ではなく白いご飯のほうは100倍よかった。あれ以来、食べ合わせに敏感になった次第。

経済飯で並んでいる料理をほとんど知らない日本人のわたしでも、色に注目すればさほど大きなミスはないはず。下記はリンちゃんのお姉さんの経済飯の盛り付け。やっぱり色合いが綺麗。野菜の緑と紫が効いています。

リンさんのお姉さんのランチ

経済飯には派手さやオシャレ感はないけれども、地元の人の隣に座ることができ、その土地で親しまれている料理味に出会える店。また、店先に料理が並んでいることで、旅行客でも選びやすいのも推しポイント。ぜひマレーシアに行ったら経済飯を味わってみてください。

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