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小松菜と煮干しは好相性。

おいしいと感じるのは、なにかしらの驚きもあるときだ、とわたしは思う。

かれこれ30年以上も前なのに、今でも鮮明に覚えている味がある。トマト入りのみそ汁。おばあちゃんの手料理で、はじめて食卓に並んだ日、「テレビの料理番組でやってたけん、作ってみたよ」というおばあちゃんの言葉まで覚えている。和のみそ汁に洋のトマト。合うのかな、とこわごわ食べてみたら、これがおいしい! 驚きのおいしさだった。

いつもの料理もいいけれど、ときどき新しい味に無性に会いたくなる。胃袋を驚かせたいというか、ワクワクするし、こころとからだの刺激にもなる。

ということで、週末にこの料理はどうでしょう。小松菜の煮干し炒め。調理時間はたった5分の、マレーシアの簡単な家庭料理だ。

材料
・煮干し 大さじ1~2 (素揚げにすると、より香ばしい)
・小松菜 1袋 食べやすくカット
・オイスターソース 小さじ2程度

作り方
・大さじ1の油を熱したフライパンで小松菜を炒め、しんなりしたら煮干しを加える。オイスターソースで味付けしたら完成。

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写真は昨日作ったもの。青野菜のさっぱりした味に、煮干しの香ばしさと食感がアクセントになっていて、パクパクと食がすすみます。ちなみに、写真のは、家にあったマレーシア産の煮干しを使っているけど、日本の煮干しでもちろんOK。マレーシアの煮干し(イカンビリス)は、日本のものより塩気が強く、食感がクランチー。

あっ、もうひとつ、輪切りの赤唐辛子はお好みで。色がきれいなので昨日は入れてみた。

なぜこの料理が気に入っているかというと、煮干しの和風味とオイスターソースの中華味の2つの要素があるので、ほかの料理にもすっとなじむ万能総菜だから。もちろん、お酒にも白いご飯にも相性グー。

この料理は、マレーシア人シェフ、チャーさんのお母さんのレシピだ。料理教室で教えてもらったもので、チャーさんは「こんな簡単な料理でいいかな?」とひたすら恐縮していたけど、今ではわが家の定番メニューになっている。チャーさん、教えてくれてありがとうね。

このレシピも含めた『マレーシア人に習った50のレシピ Malaysia COOKBOOK』。こちらで販売しています。

いつもの食卓に新しい味、けっこう楽しいよ。

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