audiobook.jpが生まれ変わるまでの舞台裏 / #01 企画・統括
こんにちは!広報の佐伯です👩🏻💻
2007年からサービスを開始し(当時名称は「FeBe」)、2018年に全面リニューアルした音声コンテンツ配信サービス「audiobook.jp」。リニューアルを契機により急拡大した需要に向けて、より多くの方がサクサクと楽しめるアプリとすることを目指して、「audiobook.jp」アプリは「Rebornプロジェクト」を行いました。
「Rebornプロジェクト」がどんな背景で行われ、どのようにサービスが変わっていったのかを実際に携わったメンバーにお話を伺い、noteにまとめました。アプリ開発のリアルな現場トークをお送ります。
第一回は、「Rebornプロジェクト」の企画・統括したオーディオブック事業責任者の飯泉さんです。
iOS, Androidアプリのまるまる全部作り直し「Rebornプロジェクト」
佐伯:まずはプロジェクトの概要について教えて下さい。
飯泉:「audiobook.jp」のiOS, Androidアプリのまるまる全部作り直しプロジェクトです。
プロジェクトを開始した背景には、ありがたいことにユーザー数が増えてきて、より幅の広いコンテンツを扱えるようになってきたからこそ、今まで通りだと使いづらいし今後拡張しづらい部分が出てしまう状況がありました。これを改善するためには、そもそもアプリの根幹を変えていく必要がある、ということで「Rebornプロジェクト」と名付けてアプリを0から書き直すことを決断しました。
アプリを開発した3年前はオーディオブックがメインで使われることを想定していましたが、段々とオーディオブック以外のジャンルにも広がってきました。例えば、ポッドキャストのようなエピソードが更新・追加されていく作品や、語学学習のための短いトラックをリピート再生で使われる作品、ラジオのアーカイブコンテンツなどです。オーディオブック以外の作品も聞きやすくしていきたいということで動き始めました。
佐伯:いつごろからスタートしたプロジェクトなんですか?
飯泉:去年(2020年)6月ごろから話に出ていて、7月には検討スタート、8月にアーキテクチャーの根幹部分をどうするかなど技術選定をし、9月に仕様詰め、10月以降で開発を進めていきました。
佐伯:「Reborn」という名前にもある通り、根幹的なところからリニューアルしていくような大掛かりなプロジェクトでしたよね。プロジェクトを進めていくなかで、「こういうアプリを目指す」、といった共通言語やゴールなどはありましたか?
飯泉:今回は、「多様なコンテンツ、多様な状況に対応して、ユーザーがサクサク使い続けられるように」をゴールとしました。先程話した作品の広がりに加えて、アプリを開発した3年前から比べるとユーザーの世代が広がったため利用端末の種類も増えていました。そこで、どんな作品でもどんな環境でもサクサク使える、ということを目指しました。
例えば、端末の容量が少ない方でも気にせず長編のオーディオブックを快適に聴ける、外出時のwifi環境以外でもストレスなく作品をダウンロードして聴き始めることができる、目を疲れずに操作できるダークモード、といった多様な状況での動作面での快適性には気をつけました。
さらに、さまざまな作品との出会いが生まれるよう、作品の顔である書影を目立たせるためシンプルなUIに変更するなど、デザイン面でも工夫しました。
そもそもアプリ一本書き直しするということは、やることは山積みになります。しかも、0から作り直せるチャンスということで、あれもこれもやりたいとなってしまう。なので優先順位を見失わないように気をつけてました。
「聴くが当たり前の世の中に」の実現を目指し、幅広い音声コンテンツをサクサク楽しめるサービスへ
佐伯:Rebornを経て、これからさらにどんなサービス改善を行っていきたいですか?
飯泉:会社として掲げているビジョンである「聴くが当たり前の世の中に」を実現すべく、「audiobook.jp」が暇なときのお供として当たり前のように選択肢に入り、それを手に取ると、必ず予想以上の満足感がある世界が広がっている、というサービスにしたいです。
そのため、配信コンテンツを増やし一人ひとりに合った作品をパーソナライズした配信をしたり、作品の魅力がもっと伝わるようにアプリ内で紹介していくなどチャレンジする予定です。
また、コンテンツの幅だけでなく、コンテンツへのアクセスを容易にするのも実現していきたいです。今回のRebornプロジェクトでは、端末の状況を選ばないことや、ポッドキャストのような今までと種類の違うコンテンツでも聞きやすくする礎を築いたかなと思っています。
これから先「あらゆる方法と場所で聴く」をさらに実現していくため、例えばストリーミング再生や、スマートウォッチ対応のようなものも実現していきたいですね。
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