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audiobook.jpが生まれ変わるまでの舞台裏 / #03 エンジニア

お世話になっております!広報の佐伯です👩🏻‍💻
2007年からサービスを開始し(当時名称は「FeBe」)、2018年に全面リニューアルした音声コンテンツ配信サービス「audiobook.jp」。リニューアルを契機により急拡大した需要に向けて、より多くの方がサクサクと楽しめるアプリとすることを目指して、「audiobook.jp」アプリは「Rebornプロジェクト」を行いました。

「Rebornプロジェクト」がどんな背景で行われ、どのようにサービスが変わっていったのかを実際に携わったメンバーにお話を伺い、noteにまとめました。アプリ開発のリアルな現場トークをお送ります。

第三回は、「Rebornプロジェクト」のエンジニアチーム、今中さん・江本さん・加島さんです。

メンバー全員がリモートでリニューアルを完遂 受け身でなくプロジェクトを引っ張る、エンジニアのチームワーク

佐伯:もともとRebornプロジェクトは、実は技術チームが最初に声をあげたと伺ったのですが本当ですか?

今中:はい。エンジニアが、なにか不具合が出た際によりスムーズに対応できるようにするためにも書き換えたい、という提案をしました。サービスを今後、ぐっと伸ばしていきたいとなったときに、そのままのコードだと無理がありそうだったので。

佐伯:エンジニアが中心となって、そういう課題意識を共有し続けていたと。それが実際に進行していきましたが、技術チームにおけるこのプロジェクトにおけるビジョンは何かありましたか?

今中:プロジェクトの全体的な目的としては「よりサクサク動くように」でしたが、私たちの課題としてはその逆説で考えます。「サクサク動く」の逆は「重い」ということ。なので、「重い」を解決すべく、トラック数の多いオーディオブックを再生しても問題ないところまで軽くするのを目指し、それを満たせるアーキテクチャーを練りました。

あとは、書き直すうえで、ずっと実装したいという声があがっていたが現行だと難しかった「ダークモード」の搭載も念頭に置いて、UI設計していくのを目指しました。

佐伯:目指すところの逆説を課題として捉えるというのは、本当にそうですね。今回、プロジェクトには3名のエンジニアが関わっていますが、改めて役割分担をお伺いしてもいいですか?

今中:まず私が再生の部分や、オフライン対応のためのデータの持ち方の設計、ほか基本的な設計を担当しました。

江本:私は、今中さんが設計した基本設計をもとに、デザイナーさんからもらったデザイン要件、仕様を満たすUIを実装しました。

加島:私は基本的に現行アプリに搭載されていた機能の移植担当として、例えばプッシュ通知やアプリ内課金のような、不具合が出ると特に困る部分を慎重に移植していきました。ほか二人の隙間を埋めていったみたいな感じでしたね。

佐伯:役割分担も分かれているし本当にいろんなことを3人でやらなきゃいけないという感じだったと思うんですが、そもそもどんな感じで課題をあぶり出して行って、プロジェクトを進めていったんでしょうか。

今中:基本方針としては、僕以外のメンバーが「萎えずに」やっていってくれたら、必ずゴールにつけるだろうという考えがあったので、基本それを意識してましたね。

今中:基本実装が結構時間かかりましたが、それを終えた後は、江本さんや加島さん、あと私の分業制をとりつつ、二人が同じものをやってしまうと非効率なので、それが起きないようにするために毎日17時ごろに夕会というのを開いてコミュニケーションを取ってましたね。

佐伯:夕会!コミュニケーションも密に取ってチームマネジメントされてたんですね。

今中:今年の3月から6月まで3か月間ずっとやっていたんですが、これで各々何をしているかだいたい把握するようにしました。私が把握するだけでなく、私が何をやっているかというのも、共有するようにしました。

特に僕らのチームはコロナ前からフルリモートのチームだったので、その点においては、慣れてたのかもしれません。こういうところでちゃんとコミュニケーションや意思疎通を図れなかったらすぐにうまくいかなくなると思っていたので、大事にしてました。

佐伯:特にリモートが多いチームですもんね。

今中:ほぼ出社してないです。みんな居住地もバラバラなので。顔もリアルにはほとんど一度も合わせずに、完遂しました。

エンジニアが牽引して進めてた「Rebornプロジェクト」

佐伯:今回、ダークモードなど新しい機能も追加されましたよね。

江本:当初、ダークモードを導入したいと提案したのは私なんです。
最初Rebornを実行する際に、「この機能欲しい」「これは引継ぎしなくてもいいかも」などを検討するミーティングの際に、ダークモードは極力入れたいと提案しました。

佐伯:エンジニアからも、入れたい機能を提案できる環境だったんですね。

江本:そうですね。そして、加島さんがダークモードの実装を行いました。

佐伯:起案は江本さんで実装は加島さんが。デザイナーさんと一緒に進めていかれたんですか?

加島:はい、逐一確認していって実装を進めていきました。

佐伯:入社されてすぐにアプリの新しい機能の開発を任されるというのは、難しい部分もありませんでしたか。

加島:もともとiOSのネイティブアプリをずっと作ってきていて、今回React Nativeでのクロスプラットフォーム開発をするっていうのが初めてだったので、最初の段階は苦労しましたね。新しいものを覚えなくてはいけないので。あとは、デザイナーが作ったデザインイメージに極力忠実に近づけるためにfigmaもよく確認して進めました。

佐伯:私が想像してる以上に、Rebornはエンジニアが牽引して進めていったプロジェクトだったんですね。

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