ブックカバーチャレンジ テーマは「喫飯」だった
先日、町田の音楽座ミュージカルメンバーの井田 安寿さんからバトンをいただいてブックカバーチャレンジなるものに挑戦しておりました。
ブックカバーチャレンジとは、
「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジ」で
参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する。
本についての説明なしに表紙だけの画像をアップし、毎日1人の友達をこのチャレンジに招待するシステム
ということです。
今回私は「食」をテーマに7日間の本を選びました。
好きな本ということで、小説、漫画、ビジネス書、などなど考えましたが、今のタイミングで「ただ生きる」ことに焦点を当てたくなりました。
人として生を受け、生命活動を行っているからこそ、仕事をしたり、人と会ったり遊んだりできるということを見つめ直したいと思ったのです。
生命活動というと大げさですが、朝起きて、顔を洗って、ご飯を食べて排泄し、着ているものを洗濯し、家を清潔に保つというような、人として最低限生きるだけでも必要なことは、誰でもできて当たり前だと思っています。
家庭や個人の在り方は各々なので、必ず全員で分担しましょうということが言いたいわけではありません。
ただ、自分が生きて生活することは自分でできる。ということは当たり前だよね。と思うだけです。
先日知った言葉に着衣喫飯という言葉があります。ちゃくえきっぱんともちゃくいきっぱんとも、じゃくえきっぱんとも言うようです。
それが重要です。と禅僧の方がおっしゃっていました。
ちょっと調べて見ると、屙屎送尿(あしそうにょう)という大小便を指す言葉と共に、日常生活を送ることの中に真理がある。というような臨済宗の教えのようです。屙屎送尿(あしそうにょう)は誰もが当たり前にすることだとして着衣喫飯といえば、着るものの準備、洗濯、食事の支度というところでしょうか。家事と言われるものがこれに当たるわけです。
その中でも食べるものって自分を作るもの。
生きることって食べること。食べることって生きること。
という食に関する思いを込めて7冊の本を選びました。
最近流行りの鬼滅の刃の有名なセリフに「生殺与奪の権を他人に握らせるな」というものがあります。
食事を作れないのは大げさにいうと「生殺与奪の権を他人に握らせている」ってことにもなるのかもしれないなぁと、この記事を書きながら思ったので記しておきます。
ブックカバーチャレンジ7冊のまとめ
1日目:土を喰う日々ーわが精進十二カ月ー(水上勉)
2日目:道元「典座教訓」(藤井宗哲 訳・解説)
3日目:クッキングパパ(うえやまとち)
4日目:オリオリスープ(綿貫 芳子)
5日目:からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て/からだの自然治癒力をひきだす「毎日のご飯」(大森一慧)
6日目:一緒に遭難したいひと(西村しのぶ)
7日目:一汁一菜でいいという提案(土井善晴)
いろいろ考え振り返るいい機会になりました。
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