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私の感情を餌に、私を嘲笑う悪魔【シンママの憂鬱日記】

あれ、私ってどうやって笑っていたんだっけ

こんにちは。
音です。
幼稚園に通う男の子を育てるシングルマザーです。

私は幼い頃から、セルフコントロールが大の苦手で、マイナスな感情もプラスな感情も全てが表に出てしまう、そんな人間。

子供が産まれて、幾分か改善されたように思っていた。
自分の不機嫌は、子供の不機嫌に比例する。
そのことをわかっていたから。

幼稚園の帰り道、いつになっても帰りたがらない息子をそっと見守る。

早く帰ろう

なんて、絶対言わないと決めていたの。
早く帰りたいのは大人の都合だから、強制してはいけないと。

5月に入って、イヤイヤ期が激化し始めたように思う。
ご飯も嫌、お風呂も嫌。
私がトイレに行くのはもっと嫌。

幼稚園で頑張っているもんね。
息子なりの甘えたいという欲求なんだろう

そう受け止めていた。

でも、私は、息子の前でどうやって笑っていたか忘れてしまった。

イヤイヤしていたら、なるべく優しく笑って抱きしめて。
声を荒げたらもっと嫌な気持ちにさせるから、優しく、優しく。

でも、息子が何をやっても反応できなくなった。

何かのスイッチが切れてしまったよう。

幼稚園の先生や、たまたま家に寄ってくれた親とは笑って話せるのに
息子を前にすると私の中で何かが固まってしまう。

警報がなっている。

「私の感情が息子の餌になる」
「だから決して、私の感情を表に出してはいけない」

毎日夜になると、叩いたり蹴ってきたりする息子と1人で対峙して、
トイレカバーをトイレに突っ込まれ、洗濯が終わったばかりの洋服をたくさん持ってきて、びしょびしょのお風呂に放り投げて、笑っている。

息子は悪魔だ。

私の感情を餌に、私を嘲笑う悪魔だ。

母が昔言っていた。

「あんたが髑髏に見えていた時があったよ」

その意味をようやく理解した。

私は、どうやって笑っていたんだろう。
息子に喰われないために、どうやって生きていけばいいんだろう。

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