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#2 ぺこらのチャンネル登録者数をもっと増やしたい(縦型LIVE配信について)


はじめに

先日、「#1 ぺこらのチャンネル登録者数をもっと増やしたい」という記事を公開したところ、縦型LIVE配信に関するコメントをいただいた。
記事執筆時には、ぺこらが縦型LIVE配信について消極的であることや、縦型LIVE配信の有効性を検証するうまい方法が思いつかなかったこともあり採り上げなかったのだが、やはり今流行している縦型LIVE配信についても多少は触れておきたいと思い、この補足記事を書くことにした。

なぜ縦型LIVE配信でチャンネル登録者が増えるのか

筆者は、縦型LIVE配信でチャンネル登録者が増えるメカニズムを知りたいと思い、ネットをあさっていたところ、「かるた」さんという方が執筆した「VTuberの縦型配信はなぜ伸びるのか? 新規リスナー獲得への期待と24h配信から見えること(コラム)」という記事に行き当たった。
この記事は、縦型LIVE配信によってチャンネル登録者が増えるメカニズムについてわかりやすく解説しているので、興味がある方は一読されることをお勧めする。
また、縦型LIVE配信の有用性を検証する配信の例も丁寧に記事にされているので、併せて一読するとよいだろう。

ホロライブにおける縦型LIVE配信採用の効果

昨年12月あたりからホロメンも縦型LIVE配信を採用しており、夏色まつりや宝鐘マリンをはじめとするたくさんのホロメンが雑談や歌枠の配信を実際に行っている。
夏色まつりが12月20日~30日にかけて、チャンネル登録者数を示すカウンタを表示しながら縦型LIVE配信を行うという試みを実施していたため、配信中の登録者数と配信していないときの登録者数とを比較してみた。
なお、配信していないときの登録者数は、前回の縦型LIVE配信終了時の数字と次回の縦型LIVE配信開始時の数字との差によって算出している。

縦型LIVE配信時の登録者数とそれ以外の時の登録者数(夏色まつりの場合)

この数字を見ると、縦型LIVE配信がチャンネル登録者数を増やすに当たって非常に有用なツールであるということがよくわかる。
夏色まつりの月間チャンネル登録者数は平均1万人ほどで推移しているようだが、それが12月に実施したたった6回の縦型LIVE配信だけで6千人を超える登録者を得たのだから驚きの効果である。
他のホロメンについては、登録者数カウンタを表示するという試みは行っていないため、実際にどの程度の効果があるのかは明確ではないが、縦型LIVE配信を行うようになってからチャンネル登録者数を伸ばしているホロメンもいる。
それが全て縦型LIVE配信の恩恵かどうかは定かではないが、今後の登録者数の推移を見守っていくと面白いかもしれない。

図1:白銀ノエルの例(12月に縦型LIVE配信8回)
図2:桃鈴ねねの例(12月に縦型LIVE配信9回)

まとめ

縦型LIVE配信は、ゲーム配信とは相性が悪いということもあり、ゲーム配信をメインコンテンツとするぺこらは縦型LIVE配信には消極的である。
だが、女性ストリーマー視聴時間世界1位という目標を達成し、ゲーム配信にこだわる理由が一つ減った今、雑談配信や歌枠の配分を見直して縦型LIVE配信を多少やってみるのもよいのかもしれない。
(ぺこらがカテゴライズされている「YouTubeGaming」の配信時間の集計は、なぜかゲーム配信の時間だけがカウントされるという謎の仕様があり、全ての配信がカウントされるTwitch勢に対してバラエティ配信も行うオールラウンダーであるぺこらは不利であった。)
いずれにしろ、チャンネル登録者数を増やすということを目的として積極的にアクションを起こすということは、少なくとも直近のぺこらにはないかもしれないが、興味本位でもとりあえず新しいことに挑戦してみるということであれば、縦型LIVE配信を試してみるのもよい経験の一つになるのではないだろうか。

出典

図1、図2

https://socialblade.com/