#7 数字で辿るぺこらの5年
はじめに
兎田ぺこらがデビューしたのは2019年7月17日。
つまり本日2024年7月17日は活動5周年の記念日である。
そこで、各指標の推移や統計情報、現時点での立ち位置などをレポートするという筆者なりの方法でぺこらの活動の足跡を辿り、ぺこら5周年のお祝いとしたい。
5周年おめでとう!!
総視聴時間
2020年、Stream Hatchet が発表した女性ストリーマー視聴時間ランキングを目にしたぺこらは、世界1位を目指して3年越しのチャレンジを続けてきた。
途中、声帯結節になり一か月休養するなど喉の弱さに苦しめられながらも、コンスタントに配信を続けて毎年順位を上げていき、全人類兎化計画の主役として大活躍した昨年、ついに念願の世界1位を獲得したのである。
今年は数字を意識せずやりたいことを自由にやるというコンセプトで配信しているが、第1四半期も第2四半期も断トツの視聴時間で堂々のトップ。
このペースで配信を続ければ2年連続の年間世界1位も十分にありうる。
最大同時接続数
最大同時接続数とは、その配信の視聴者数の最大値を示す数値である。
ぺこらは企画力にも優れ、ホロライブ歴代の最大同時接続者数ランキングに何回もランクインするほどの記録を叩き出して来た。
2021年12月19日の新衣装お披露目は、野うさぎの面々の記憶に深く刻まれていることだろう。
今となっては笑い話だが、当時他の三期生の新衣装が続々と発表される中、理由が不明のままぺこらの新衣装だけがなかなか発表されず、不穏な空気が流れるほど誰もがやきもきしていた状況でのお披露目だったため、野うさぎは歓喜を爆発させたものだ。
ホロぷよテト大会やゆびをふる大会は全人類兎化計画の年にぺこらが全力で企画運営したものであり、読者の記憶にも新しいだろう。
ゆびをふる大会では主催者でありながら優勝してしまうなど、BGMの占いの通りに運が大暴走してしまい、リスナーを多いに沸かせた。
ぺこらマミー初配信は今年のエイプリルフール企画だったが、VTuber化したマミーに魅了された面々も多かったのではw
今年4月のドラゴンボールKAKAROTは、大会や記念配信以外のソロゲームで初の歴代ランクインということもあって話題となった。
チャンネル登録者数
ぺこらのチャンネル登録者数は現在255万人、VTuberの中では5位に位置している。
100万人到達の際には、ぺこらマミーにVTuberであることを告白する配信を行って話題になった。
また190万人到達時には、カバー株式会社の社長である谷郷氏に社長の座を要求して笑いを誘った。
ちなみに200万人に到達したのは2022年8月5日(YAGOOの日)である。
登録者数の増加ペースは鈍化傾向にあるものの、着実に登録者数を増やし300万人に向けて一歩づつ進んでいるといった状況だ。
最近では、4月1日のぺこらマミーVTuberデビュー配信(エイプリルフールのネタ)や、4月下旬のドラゴンボールカカロットの実況が新しいリスナーを呼び込むことに繋がったようで、急激に登録者数を伸ばすなど面白い動きをしている。
現状は再び落ち着きつつあるものの、今後の爆発に期待したい。
動画再生回数
ぺこらは約7億6千万再生でVTuberの中で9位にランクインしている。
動画再生回数はあまり注目されない指標ではあるが、5年間ずっと魅力的な配信を積み上げて来なければ億を超えるような数字には到底届くことはないだろうし、ある意味5年という歴史を最も感じさせる数字であると言えるのではないだろうか。
スーパーチャット
スーパーチャットの額は年々減少傾向にあるようだ。
統計を取っているわけではないから単なる体感に過ぎないのだが、メンバーシップギフトにシフトしてきているように感じる。
まずはPLAYBOARDで統計を閲覧できる2021年以降の年間のスパチャの推移を見てみよう。
2024年については、1~6月までの累計で¥17,814,576(ランキング不明)となっている。
こうして改めて数字の推移を見てみると2021年のスパチャの乱舞が恐ろしく感じるくらいだ。
一方、これまでの累計額(2021年以降の金額を合算しても一致しないので、おそらくそれ以前の分も含む総額かと思われる)を見てみると、ぺこらはVTuberの中で3位である。
トップ5に三期生が3人入っているというのも驚きだ。
プレーしたゲーム数
ぺこらはデビュー以降どれだけのゲームをプレーしてきたのか興味があったので数えてみたところ、7月16日現在で403タイトルであった。
(計上するのは初めてプレーしたゲームのみとし、同じゲームを繰り返してプレーした場合はカウントしないこととした。またバージョンアップや追加マップ、DLCなどは全て元のゲームと同一のゲームとみなし、カウントしていない。)
他の配信者と比較するデータを取っていないので、これが多いのか少ないのかはわからないが、少なくとも5年間にわたり、常にアンテナを張って面白そうなゲームを見つけ出し、楽しいゲームを紹介し続けて来た情報収集力、実行力、継続力は高く評価されるべきであろう。
まとめ
こうして数字を辿ってみると、ぺこらがいかに人気と実力を兼ね備えた配信者であるかを実感することができるのではなかろうか。
水面下の足掻きは一切見せずに楽しい表面だけをリスナーに見せようとする姿勢、自分が楽しまなければ本物の楽しさが伝わらないという思想、そして常に変化と緊張感をもってリスナーを楽しませようという精神、そういった一流のエンターテナーとしての5年間がこれだけの数字を残してきたのだ。
読者の中にまだ配信を視聴したことのない方がもしいるのであれば、絶対にはずれはないので、一度視聴してみることをお勧めする次第である。
これからも刻まれ続けるぺこらストーリーをみんなで楽しもうではないか。