発達×ボードゲーム【ミッケ!たからさがし】

【挨拶】

みなさまはじめまして

ネコさん、と気軽にお呼びください。

第一回に【挨拶】【はじめに】を書いています。初めての人はそちらも読んでくださいね。

第三回【ミッケ!たからさがし】

第三回目にお届けするのは「ミッケ!たからさがし」というゲームです。

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①どんなゲーム?

プレイ人数:2~4人 対象年齢:5歳以上

本でも「ミッケ!」という、色々な物の中から特定の物を見つける本がありますよね。その実物版です。

ボウルのなかに、たくさんの色々なパーツがあります。その中から、指定されたパーツを6つ探すゲームです。「ネコ」とか「クマ」とか「木」とか、いろんなパーツがあります。同じ「ネコ」でも赤、黄、青、緑とそれぞれ4つずつ存在します。

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実際のルールでは、対戦形式でいち早く自分の指定された6つを探し(人によって6つは異なります)、一番早かった人の勝利、というルールです。

②もっと細かく!

では、いつも通り、工程を細分化させてみましょう。

1:箱を開ける

2:袋からパーツをボウルに流し込む(パーツは全部で100個以上!)

3:カードを一枚取る

4:だれかが「よーいどん」と言う

5:カードを見る

6:何の絵が描いていあるのか(何を取るのか)、見て把握する(絵・形・色を認識、マッチングさせる)

7:(できるだけ)取るものを覚えておく

(たくさん覚えている方が、より効率的に集められるはずです。「ネコ」だけを探すより、「ネコ」と「クマ」と「ハサミ」を探そうとした方が効率的なはずです。ただ記憶できる量などにも左右されます。)

8:ボウルに両手を突っ込む

9:ピースを一つ掴む

10:ピースをくまなく触り(スキャン)、頭の中で形をイメージする

11:ピースの色を見る

12:ピースの形を見る

13:そのイメージ・色が探しているものかを一致させる

14:合ってたら取る、違ってたら戻す

9~14をなるべく早く行う

15:勝ったら適度に喜び、負けたら悔しがりつつも勝者を称える

16:100個以上のピースを袋に片付ける

③まとめ

どんなことをするのか、簡単にジャンル別にしてみると、こうなります。

【体】開ける、流し込む、取る、見る、触る、手をボウルに突っ込む、掴む、片付ける
【コミュニケーション】「よーいどん」、喜ぶ、称える
【頭】形・色を認識、マッチング、覚えておく、触って(スキャン)、色を見る、形を見る、一致させる

特に代表的な3つを挙げるとするならば、

【触って(スキャン)】【形・色を認識】【マッチング】

でしょうか。

つまり、【ミッケ!たからさがし】を遊ぶと、

・ピースを指先で触ってスキャンするよ!

・しっかり見て、形を確認するよ!

・イラストと実物(ピース)をマッチングさせるよ!

ってことです!!!とにかく指先をしっかり使うゲームですね

その他:アレンジ!

今回もアレンジ案を。これは、分析の結果、「見る」「触る」「触って区別する」ことがテーマになっているようですね。今回は、「触る」に特化させてみましょう。やり方は簡単。目をつむってやってみましょう。アイマスクを付けてもいいかもしれません。まさに「触る」だけで、特定のパーツを探し出すのです。全員が一斉に目をつむって行うと大変なので、一人ずつ30秒ずつ行う、などターン制にして目を開けている人はボウルを押さえていてあげたり、ボウルからはみ出たパーツを戻してあげましょう。視覚を遮ることで、触覚が敏感になり、より集中して識別していくことになると思います。私たちの生活は、意外と視覚に頼らずに体を動かしていることも多いです。ボタンをはめるときも、いちいち全てのボタン、穴を見ないですよね。財布から見なくても500円玉を選んで取ることも出来ると思います。まさに「触って区別」していますよね。このゲームでも同じことを遊びながら練習できるのです!・・・とそれっぽく言っておきます。

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