リズム
※今回は音楽にまつわる事に関して書いていますが、飽くまで僕なりに得てきた知識なので、主観によるものや非常に浅い知識で書かれています。
また、説明を省いた専門用語も出てきます。
以上、言い訳(笑)。
大学生の頃に、ジャズサークルで二年間程ドラムをやっていた。
御手前は当時もポンコツだったのだが、今年の初旬に少しだけドラムを再び触る機会があった際に、もはやほぼ初心者レベルまで落ちていた。
当時も下手だったのだがスキル向上が出来なかった原因は、リズム感が無いのもそうだが、その最たるは、演奏の際に”力み”を無くして演奏できなかった事にあると思う。
強弱をつけて叩けないからゴーストノートみたいなかっこいい事は出来なかったし、力むと手首、前腕、肩の関節が上手く曲がらず、速い曲を演奏することもままならなかった。
頭では解っていたのだけど、どうしても力が入ってしまっていた。
ドラムをやるのにリズム感があれば勿論いいけれど、上達するのに一番必要なのは力まず演奏できる事だと思う。
飽くまで自分の感覚だけど、多分ダンスほどリズム感は必要無い。
僕は中高と合唱をやっていたけど、歌うほうがリズムを取るのが大変だった。
勿論曲によって難易度はある。
だが、ポピュラーミュージックのドラム演奏は基本的に、Aメロ、Bメロ、サビで各フレーズをリフレインする。
だからリフレインするフレーズを覚えて、リズムが乱れないようにメトロノームに合わせて演奏出来るようになれば、原曲の再現度はともかくとして、とりあえず他の楽器と合わせることは出来る。
それに、各パートで定められたフレーズは、一定の音符をずっと刻んでたりする事も多いので、シンプルなビートなら歌うよりもリズムを崩しにくい。
まあ、その他にも”フィルイン”等、曲の展開が変わる事を解りやすくする為のフレーズもあったりするのだけれど。
聞き心地、ノリを良くするための”グルーヴ感”等、センスを含めた意味でのリズムを取るのは難しいけれど、単純に「拍を取る」という意味で言えばドラムは比較的リズムを取りやすい楽器だと思う。
それに、とりあえず叩けば音が鳴ってくれるので、そういう面ではとっかかり易いと思う。
ギターとか、コードの音ちゃんと鳴らすのが大変だし、、、。
僕はギターを少しだけ触ってた時期があるけど、パワーコードとかシンプルなのもちゃんと弦を鳴らせなかった(汗)
ドラムにもちゃんとした音のならし方はあるけどね。
次は拍子で遊んでた話になるんだけれど、ある日僕は、「8拍子でも、3+5の感覚で演奏すると変拍子(簡単に言うと普通は使われない変則的な拍子。)みたくなって面白いなあ。」と思った。
そして、5拍子(変拍子)の曲のドラムのフレーズに3拍足したフレーズを、8拍子の曲に当てはめてサークルで演奏してた事があった。
でも8拍子の曲は基本4+4の感覚で作られてて、3+5のフレーズで叩くとずっとシンコペーションみたくなってリズム感が変わるから、他の楽器パートから「リズムが取りづらい。」とクレームが来た(笑)
だから曲全体のフレーズにするのは辞めて、フィルインのタイミングで一小節だけこっそりやってみたりしてた。
手数の多いフレーズとか速い曲を全く叩けなかったから、その変わりに「そういった事で何とか自分のプレーの引き出しを増やせないか。」と当時は考えていたなあ。
とまあ、TwitterのTLにあった曲を聴いて「そういえば昔そんなことをやっていたなあ。」と思いだしたんだけど、8拍子の曲でも5+3の感覚で叩いてたら複合拍子だからポリリズム(変拍子)になるんだろうか。
5拍子の曲も3+2の感覚で作られていたりする事が多いし。
あと、3拍子は変拍子じゃないけれど16分を基調としたフレーズを作ると、かなり複雑に聞こえて変拍子かと錯覚する。
変拍子って5拍子7拍子とか基本的に奇数だけど、3拍子も奇数だもんなあ。
ということで、今回はそんな過去を思い出すきっかけになった曲をご紹介。
リズムトラックがとても複雑なので変拍子かなあと思ってツイートしたら、作者さんから返信を頂きました。
曲の展開が途中で4分の4拍子から4分の3拍子へと変わるものの、普通の拍子でした。
2:00あたりからの壮大な感じと、2:25秒あたりからの拍子が解らなくなる程複雑なリズムトラックがカッコよくて好きです。
Original Scenario By Negative Headphone
追記:曲を聴くと今でもドラムに耳が行くけど、もうやらないだろうなあ。
ドラムに関しては、プレーを見るのと、聴くのが一番好きだ。
「歌う気力がまた湧けばなあ。」とは思う。
またカラオケへ行くのが楽しくなって、外へ出て足を運べるようになりたい。
それが習慣化したら、ボイトレに行けるようになりたい。
働く意欲を取り戻すには、まず好きな事への意欲を取り戻すことが大事なんじゃないかと最近思う。
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