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マヨネーズ嫌いは何かとめんどくさい:②居酒屋のお通しは十中八九食えん

誰に需要があるかは知らないが、私が書きたいのでなぜかシリーズ化してしまったマヨネーズ嫌いの戯言note。

第1弾をご覧いただいていない方は、ぜひこちらから読んでいただけると幸いだ。

第2弾となるこのnoteでは、マヨネーズ嫌いの居酒屋での苦悩について話そうと思う。
子供の頃は給食に苦しめられ、大人になってからは居酒屋でも苦しめられ、やはりマヨネーズ嫌いは何かとめんどくさいことが多いのである。


手をつけることができないお通しに、どれだけ無駄なお金を費やしたことか

居酒屋のお通しと言ったら、皆さん何を思い浮かべるだろうか?

はい、せーの。






\\\ポテトサラダ。///







大衆居酒屋の鉄板のお通しだ。
大多数の酒飲みがポテサラを想起したのではないか?

ポテトサラダとは、ジャガイモを茹でてつぶしたものに、細かく刻んだ野菜やハムなどを混ぜ、マヨネーズで味付けしたもの。



そう、マヨネーズなのよ。
そう、、、食えんて。

ポテトサラダ、マカロニサラダ、なんとかのマヨネーズ和え…
なぜこうも居酒屋のお通しはやたらめったらマヨネーズを使うんだ…

マヨネーズで和えると、安価な素材でもなんやかんや美味しくなるからこそ、マヨネーズが多用されているのだと推測できるが…
となると、マジョリティに漏れて、マヨネーズによってなんやかんや美味くならない舌を持つ人類にとって、飲み界隈は大変難儀な世界である

食べれないからと、端にでも寄せて、なかったことにできれば良い。

しかし、私は食べ物を残すのが嫌いなのだ。
かといって、自分で食べることはできない…
壮大なジレンマである。

詳しくはマヨネーズ嫌いエッセイ①をご覧いただきたいのだが、私はマヨネーズを口にするとえずいてしまう。
場合によっては気持ち悪くなってしまう。
それほどまでにマヨネーズのことを嫌っている。
そのため、嫌いであることをひた隠し飲み込み、なんとか自分で食す、というのは基本的に解決にならない。


今まで、私と一緒に飲みに行った人間が幾度となくこのセリフを聞いたことか…
「私の分のお通しも食べてくんない………??」

1軒目であれば、9割の人間が快く受け入れてくれる。
「え!?まじ、食べないの?ありがとうもらっちゃうわ〜〜」
大歓迎である、むしろこちらの方が大感謝である。
美味しく食べてくれる人の胃に入った方がポテサラも本望であろう。


しかし、2軒目、3軒目になると雲行きが変わってくる。
「まじごめんなんだけど、私の分のお通しも食べてくんない………??マヨネーズ食べれなくて……」
食べてもらえる可能性は50:50と言ったところか。

「えー!まじ!!マヨ食べれないの!?じゃあ私もらっちゃうね〜〜!」
ありがたすぎる。
ギャル大好き。
ノリがいい系の人々は大体快く食べてくれる。
むしろ、自分の食べる量が増えて嬉しいと言わんばかりに。

「マヨネーズ苦手なんだ、珍しいね!」
優しい人間だ。
しっかりと私のポテトサラダを受け取ってくれる。
……………それを胃に収めるかどうかは別として。
ごめんなさい、じゃがいも農家様。
ごめんなさい、キューピー様。


居酒屋のお通しは、十中八九マヨネーズを使用している。
と、いうことは、私の友人は8~90%の確率で、私のお通しを押し付けられている。

この文章を書きながら、自分の友人に頭が下がった。
いつも私のお通しを食べてくれてありがとう。

と、同時に怒りが込み上げた。
私はほぼ10割の確率でお通し代も料金として取られるのに、お通しを食べることができる確率はわずか10~20%なのかと。

じゃあ、居酒屋に来たすべての人間が食べられるお通しはないかと考えてみたが、おそらくそんなものはないだろう。
ど定番のおつまみ「枝豆」ですら、おそらく嫌いな人間はいる。
というわけで、残念ながら私はこれからも自分が食べられるものがお通しとして提供されることを祈る他ない。


ちなみに今までで1番印象に残っているお通しは、四十八漁場で出してもらったワカメだ。
新鮮なワカメが目の前に運ばれて来て、店員さんが鯛のだしをワカメにかけてくれるというお通しだった。

・塩味がある(酒に合う)
・カロリーが低い
・パフォーマンス性もある(しょぼくない)

お通しとして完璧だった。

もうまじでお通しはずっとこれがいい。
頼むからずっとこれにしてくれ。

ちなみに、お店の名前は忘れてしまったのだが、お通しを3品ほどから選べるという居酒屋に行ったことがあり、それは大変良いシステムだと思った。

・自分でお通しを選ぶことができるという贅沢感
・客が好きなものを選べるので基本的にロスが発生しない
・一緒に行った人間と別の種類のお通しを頼めば複数のおつまみを楽しむことができる

え、完璧じゃん。
お店側の準備コストはかかるだろうが、大変ありがたいシステムなので、ぜひとも多くの居酒屋で採用していただきたい。


てなわけで、今回はマヨネーズ嫌いは大人になってからも苦労するというお話でした。

これを読んでくださった飲食店関係者の方は、こんな輩もいることを頭の片隅にでも置いておいてもらえると大変嬉しい。


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