恋愛負け戦
勝ち戦より負け戦のほうが難しい
なんてセリフを銀魂の坂本辰馬が言ったような気がする。確かにその通りだと思う。
勝ち戦って、自分が勝っているから余裕もって行動できるけど、負け戦って、負けている時点で余裕なんてない。智将なら“まだ策はある”なんて言ってそうだけど、結局窮地に立たされる頃には手遅れなんてこともある。
要は、引き際が難しいってこと。負けているからこそ、冷静に引き際を見極めなければいけない。これは、恋愛でも同じことだと思う。
負け戦:引き際戦線
最近失恋した俺にとって、どこで引き際を決めるかは容易ではなかった。
俺の性格上、好きになった女性に積極的にアタックする、あきらめが悪い、引き際を誤ることがある。そんな経験をしてきたからこそ、引き際を極めて慎重な姿勢で見つけなければいけなかった。
俺が好意を寄せた女性「J」には好きな人がいた。この時点で、劣勢に立たされている。だからと言って、“引き際だ!”って言うのはナンセンスだ。
俺は「J」とLINEをしていた。内容は、誰が見ても仲の良いLINEだった。くだらない話からまじめな話まで、俺が理想とする会話だった。こんな会話は“俺に気がある”と勘違いする。というか勘違いした。
そんなこんなで直接話す機会があって、上手いこと話の流れで好きな人を聞き出すことに成功した。
引き際の決意と開き直り
「J」の好きな人は俺ではなかった。あきらめることを決意した。「J」の恋路を邪魔してはいけない。「J」を応援しよう。
だけど、相当落ち込んだ。僅かな可能性も消滅して、やる気もでない。無を感じた。次の日の朝まで「J」のことを想い続けた。
その時、俺は引き際を見つけ行動を起こした。「J」をご飯に誘って、断られたら退陣、OKならば…
結果は見事に断られた。
“ご飯に行くとしても俺とは行かない”
こんなことを言われたけど、傷つくことは一切無かった。どこかで心が開き直りをしていたらしい。もしもあの時にOKされたとしても引き際としていたはず。要は、誘うことに意味があって、結果なんてどうでもよかった。悔いなく最後までやりきったということ。
最後に
実はこの話は相当短いスパンに起きたことで、好きな人が俺じゃないと分かったのが水曜日。引き際を見つけたのが木曜日。誘ったのが金曜日。断られたのが土曜日。詰まりすぎだ。
多分、この話を読んだだけじゃ理解できない部分が多々あると思う。詳しく説明しろと言われても…
実は結構しでかした部分もあるけど、ご想像にお任せってことで(笑)
~読んでいただきありがとうございました~
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