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目的地の決め方(2)

目的地を考えるにあたって、
好きで得意なことを考えてみましたか?

なぜ、ここで好きで得意なことを考えるに至ったのか
もう少し解説しておきましょう。

目的は、具体的であるべきです。

今まで、目的は目標より抽象度が高くなるように、
という話をしてきましたが、
そこで若干誤解が生じてしまいました。

僕自身も最初に持った誤解です。

目的は、
抽象度が高くとも具体的であるべきなんです。

前回お話した僕の失敗は、
目的を『たくさん経験し可能性を増やす』という
具体性のない内容にしたこと。

確かに、可能性は増えましたが、
可能性を増やすことが目的になり、
目的をみつけるという目的がすり替わってしまいました。

ですが、考えを改めてからは、
目的を『臨床教育を変える』と具体的にしました。

臨床実習指導を繰り返すなか、
僕は人に教えることが好きで、
そのための勉強が好きだと気づいたんです。

そして何より、臨床実習から臨床現場まで
色々な病院を見て、体験したことから、
僕だから伝えられることがある、と考え至ったワケです。

そう、目的地を決める時の次のステップは、

 ・僕が救いたい人
 ・僕が救える人

は一体どんな人なのか……コレを考えたんです。

『救いたい』と『救える』には、
ある大きな違いがあります。

それは、エゴ

『救いたい』は自分の希望や願望をもとにした視点。
『救える』は自分の経験をもとにした視点。

救いたいというエゴが強すぎれば周囲には受け入れられず、
救えることに集中すれば、自身が疲れきってしまいます。

ですので、この二つのマッチングしたことが、
もっとも目的地にすべきことに近づきます。

更に先の『好きで得意なこと』にマッチングさせることで、
あなた自身が目指すべき目的地が更に見えてきます。

手順はこれまで話した通り。
この先は、あなた自身で考えていただくしかありません。

実際に手順をふんで考えてみてくださいね。

臨床共育メンター(R)齋藤 信
作業療法塾 主宰
IAIR 副会長

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