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産みの苦しみ、クラブハウス登録編

最近何かと話題になっているクラブハウス。登録の条件の一つが、すでに登録している誰かから、招待してもらう事です。

ネット上のコミュニティですので、リアルな世界に、クラブハウスを登録している人は、僕の周りには見当たりませんでした。

ですのでFacebook等書き込みで、善意の招待を募る事が第一歩になることが多いのです。敢えて言えば、ここで自分を守りたい気持ちになります。「招待して欲しいと声を上げて、誰からも招待して貰えなかったら、それを見られるのが恥ずかしい」と。

そんな気持ちが働いて、まずは大学時代の仲良しグループに聞いてみました。現役の子育て世代が大半のグループです。結果は惨敗。そりゃそうです、みんな忙しいですもの。

そこて意を決して、Facebookに「どなたか招待して下さい!」と投稿。

まず書き込みがあったのは、普段から情報発信している福岡の塾講師さん。発信者だけあって、情報感度が高い人です。機会作ってこの人から化学を学びたいです。

「もしも牧土さんが仲間に入れたら招待して欲しい。僕が先に入れた場合は僕が招待するので。」

この聞き方、最高です。頼みごとをする時の、この人の上手さを感じます。まだ誰からも招待を受けていない僕の立場からすると、この申し出は、嬉しい。もしも招待が来なかった時の、次の身の振り方を確保したようなものだから。しかも書き込み主も損をしない。僕が登録出来た暁には、すぐに彼を招待する事はこの段階で決まりました。

そうしているうちに、深夜、更に書き込みがありました。7年ほど話をする機会もなかった、友人からの思い掛けない内容です。

「招待しますよ。」

目が覚めた。新しい扉が開かれた。

すぐさま、個別でメッセージを送り、僕の情報をお伝えしました。深夜にも関わらず、少し電話で声も聞けました。ブランクがあるとは思えないくらい、言葉がスムーズに出た。それほどの興奮と感謝の気持ちが湧き上がってきたのです。本当にいい人!ジタバタしてよかった。

これがこのアプリの面白いところで、登録するまでに、オンラインを通じて、招待してくれる人を探し回り、申し出でくれた人と何年間振りのコミュニケーションが発生し、その門をくぐり抜けた人が、この世界に入ってくる。一見、手間に思えるこのステップが、希少性を高めるのです。

無事に登録と、前述の塾講師さんへの招待を済ませ、更に僕の書き込みを見た、これまた10年間音沙汰がなかった友人から連絡がありました。メッセージに溢れている、招待者を探し回り、やっとその人を掴まえることができた喜び、よく伝わってきました。

こんな、やり取りが今、世界中で広がっているのです。

オンラインを通じて、人の話しを聞くことも楽しいものです。盗み聞きと言えば、悪いこと事のようですが、居酒屋さんで隣の席から聞こえる会話が面白かったり、興味深い事もあります。このプラットフォームで話を聞く事は、そういう楽しみに近いかもしれません。

また自分の声を発信する事は不慣れですが、先程、前述の塾講師さんに声を掛けてもらい、少しルームの仲間に入れてもらいました。スピーカーデビューですよ。トピックは高専卒だったのですが、聞いているうちに引き込まれて行き、いいタイミングで紹介してくれたので、スッと参加しました。いやぁ、みんな優しかったなぁ、話するのも、楽しいものですね。ちなみに僕は商業高校出身です。緩く、楽しい時間でした。

このプラットホームを有効に使うには、話題を持つ事が大切です。自分が何者なのか、これを明確に旗印として揚げられる事がで、人との繋がりになるのだと思います。そしてそれがコミュニティとして育ちます。

圧倒的に力のある人は不特定多数に向けてアプローチしても、作品が受け入れられるので、生きていけます。そうでない人は、こういった少数の中で文化を共有し、ファンを獲得することが、生きていく手段の一つになると思います。

まずはいい作品を創りましょう。応援しております。

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