残したいものがあるから、報われようとしない

生まれ育ったこの二千年を超える歴史を持った日本を愛する立場で、今日は書いていきます。

それは僕らが教わったことと違うこともあります。例えば、自分の命を一番に大切にしなさいと教わりました。それは間違いではありませんが、正しいとも思いません。

では命以上に大切なものとは。

それは命を繋ぐ事です。

命自体には限りがあるものなので、それ自体の価値よりも、むしろ命をどうやって繋ぐかの方が、大切なことだと思うのです。

今から75年前に、僕らの先輩方が、まだ見ぬ次世代の為、つまり僕らのために、まさに命を賭して戦い残してくれたのが、今の日本です。

弾薬飛び交う中、決死の覚悟をもった人間が、自分のことを思っていたとはとても考えられません。報われたいなどと考えてできる行動ではないのです。

普段の生活では見せる場面があまりないのですが、いざとなると人間はとても勇敢で気高い、他者のために命を捧げる覚悟を持つ事が出る、強いものだと信じます。

その尊さが繋いできたのがこの国の歴史です。

個人が報われたいという気持ちが強かったらこれほどの文化は育たなかったであろうと思います。

私は、この日本に産まれたことを、誇りに感じます。