GWとともに新駒到来!「七罪魔王」など気になる設定とイラストの秘密は?
2021年5月1日(土)、2021 2nd SEASONがいよいよ始まりました!新スキル『リターン』を引っさげて登場した、新超駒3体の設定とイラストの秘密を紐解きます。
今回は、2020 3rd SEASONのインタビューに続いて、”新超駒の生みの親たち”と言っても過言ではないお二人をお招きしました。キャラクターの設定を考えるシナリオチームからいとうさんと、キャラクターデザインを生み出すアートチームのおだしさんに、詳しくお話を伺います。
1. GWに登場!2021 2nd SEASON を象徴する3体の新キャラクター!
おだし:新シーズンに突入するタイミングで、同時に3体の強力なキャラクター駒(超駒)が新登場するのは、オセロニアではもはや定番ですよね。今回も自信を持ってお見せしたい3体になるので、ぜひ詳しく紹介してあげたいなと。
ー 楽しみです!この3体って、どういう基準で選んでいるのでしょう?実は「新超駒は、いつも男女混合」という情報を入手しまして……。
いとう:バレてしまいましたか(笑)そうなんですよ。男性キャラと女性キャラ、それぞれ2:1か、もしくは1:2の編成になっていると思います。
2人存在する性別の方は、それぞれ違う個性を表せるように心がけています。今回でいうと、同じ男性の「ラウムシュット」と「ヤマタノオロチ」ですね。イケメンはイケメンでも、違うタイプのイケメン2人ですよ(笑)
2021年1月1日に発表した、逆転オセロニアの新キービジュアルにも、この二人が登場しているんです。皆さん気が付きましたか?
おだし:残るは、女の子の「レビヤタン」。七罪の一人で嫉妬の魔王であることからも想像してもらえると思いますが、オセロニアの黒の世界でも最強格レベルです。シーズン超駒にふさわしい強さであることから、このタイミングでの登場が決まりました。
2. 氷のようにクールなコワモテ騎士「ラウムシュット」
ー まずは、神属性の新超駒「ラウムシュット」から、詳しい設定を教えて下さい!
▼ラウムシュット
いとう:北方の大地に住み、国を守るために魔物と戦うクールな騎士です。手に持った剣は「アイスブレイド」といい、氷の力を宿したある魔石から削り出して作られました。彼だけが自在に操ることができます。
性格は、穏やかな風貌とは裏腹にとてもクールで、敵に情けはかけない無慈悲な人間。ですが、妹思いの優しい心も実は持ち合わせています。(この妹は、そう遠くない未来に登場予定ですのでお楽しみに……!)
あと、これまたギャップなのですが、趣味が「温泉巡り」なんですよね。彼にとっては、湯につかりながら嗜む一杯のお酒が至上の幸福だそう。「温泉好き」である一面は、セリフの至る所に散りばめられているので、是非手に入れて聞いてみていただきたいです!
ー イラストの推しポイントは、いかがでしょうか?
おだし:氷のキャラクターというところで、全体のトーンは青を基調にしています。ともすると、使用している色が青に加えて銀、金一色など統一感が出すぎてしまい、冷たく寂しい印象になってしまいがちです。
そこで、各所に暖色系の色味を散りばめる依頼をし、絵師さんに色調の幅を広げていただきました。例えば、氷のエフェクトなど、よく見ると赤い要素が入っていることがわかると思います。特に闘化バージョンの方の氷は、顕著に見て取れますね。
金髪ロン毛のイケメンということで、キャラクターもとても魅力的。なのでそれを強調することも考えましたが、「アイスブレイド」が設定上とても重要ですので、進化バージョン・闘化バージョンのいずれも、この剣が大きく見えるような構図にしています。
▼[凍てつく剣氷]ラウムシュット(闘化後)
3. ついに登場した七罪の一人、嫉妬の王「レビヤタン」
▼レビヤタン
ー レビヤタンは七罪の一人なんですよね?
いとう:はい、ルシファーに続いて、しばらくぶりの登場です。
ー そもそも”七罪とは何か”を、教えていただいてもよろしいでしょうか?「七罪は強い、すごい」はよく聞くのですが、実態はどんな方たちなのかと……!
いとう:そうですね、この機会にご説明したいですね。
七罪(セブンシンス)とは、逆転オセロニアの黒の世界に存在する7人の魔王の事を指します。黒の世界は、陽の光の届く白の世界と敵対関係にあり、その中で七罪は、白の世界の大地を奪うための組織として誕生。周りからは「七罪魔王(しちざいまおう)」と呼ばれています。
①傲慢の王 ルシファー
②憤怒の王 サタン
③貪食の王 ベルゼブブ
④怠惰の王 ベルフェゴール
⑤嫉妬の王 レビヤタン
⑥色欲の王 アスモデウス
⑦強欲の王 マモン
現在、①〜⑤がオセロニアのゲーム内に登場しています。⑥、⑦は未登場ですが、こちらも将来的に登場するかもしれないので、要注目ですね。
彼ら7名を統率するのは、傲慢の王・ルシファー。本来はあまり積極的なタイプではないのですが、「我が統べようぞ」と申し出てくださっているようです(笑)。そんな緩いテンションのルシファーが率いる軍団になるので、結束感があるというよりは、それぞれが自らの思う支配のために動いているような、自由な雰囲気。
ちなみに、黒の大地に存在する各国の王は、この七罪魔王とは別にいます。例えば、ハデスは冥界の国、閻魔大王は黄泉の国、といった具合に、それぞれの国ごとの権力もあるんですね。過去の超駒パレードに登場した魔属性のキャラクターはどうやら、このように何らかの「王」に関わる面々が多いようです。
ー そんな七罪魔王の一翼を担う、レビヤタンはどんなお方なのでしょう?
いとう:性格は、ほぼギャグなみに卑屈。キング・オブ・ネガティブです。「嫉妬」の魔王ですからね。陽キャに強い敵対心を感じているようで、「一緒にいることも耐え難い」ととにかく自己肯定感が低い子です。
七罪のメンバーたちは、彼女のそういった性格に対して気を使わずに接してくれていて、悪くは思っていない様子。しかし肝心のレビヤタンの方は、誰かが話しかけてあげても、陽キャへの苦手意識と卑屈が極まりすぎてもはや聞いていないんですよ。笑い方だって「クヒヒ……」、なんて、普通絶対そんな笑い方せんやろ!と突っ込みたくなってしまいます(笑)素直な思いを表現することができないようですが、ちょっと憎めず可愛いですよね。「クヒヒ」は、皆さんもゲームの中で聞いてみてください(笑)
特殊能力は、「深淵の海」です。海を自在に出現させることができ、そこに人を引き摺り込んだりします。この自ら生み出した海から釣竿と針を作り出し、人を引っ掛けて海に引っ張り込めるんですよ。彼女の背後から、にょきっと出てきているものです。
ー なんと残忍な……。それが素顔なんですか?
いとう:今でこそ目にクマが浮かんで不健康な顔つきですが、実は美人で可愛い女の子。見た目の年齢は、だいたい15歳くらいです。(実際は、魔界なので数百歳くらいでしょうけど……)そんな設定もあって、声優はヒロインキャラをよく担当されている高橋李依さんにお願いしつつ、演技は激しいものを依頼してしまいました。こうした難しい設定に対する声優さんの素晴らしい表現力も、ぜひ堪能していただきたいです。
あとはプチ情報として、過去に周年イベントで配布した冊子に「七罪魔王」の情報を掲出した際は「レヴィアタン」と表記していますが、今回は「レビヤタン」と改めて命名しています。英語の綴りに対する発音の揺れなのですが、こちらの方が適切かなと思ったので。皆さんは、お好きな方で読んであげてください。
ー 絵のこだわりについては、いかがでしょう?
おだし:ネガティブで、卑屈で、深淵の海を生み出して……といった雰囲気に加え、魔属性であるため紫色の背景とあわせてみると、更にドーンと暗い感じが強くなってしまいました。そのため、「彩度をなるべく強くして、メリハリをつけたい」と絵師さんにお願いした所、ラウムシュットに続きこちらも暖色の赤色がエッセンスとして加わることとなりました。
▼[釣り括る深淵]レビヤタン(闘化後)
前談の通り、釣竿や針、糸などの装飾は海水でできているのですが、この表現には苦労しました。テクスチャが柔らかい液体は、描いても背景と馴染みがち。そこで、水の玉を見たときに浮かび上がる反射を、全体的に強調して表現してもらいました。
4. 超絶イケメン……そして恐ろしい設定を持つ「ヤマタノオロチ」
▼ヤマタノオロチ
ー ヤマタノオロチは、どんな経緯で登場することになったのですか?
いとう:今回の「2021 2nd SEASON開幕 超駒パレード」では、3体のうち1体は、誰にでも聞き馴染みのあるような有名な名称のキャラクターを登場させよう、ということは決まっていました。そんな中、抜擢されたのが、このヤマタノオロチです。
本来の姿は、七つ頭をもった怪物なのですが、現在は人間の姿に化けて、社会の中に紛れ込んでいる状態です。とはいえ、髪型にもう蛇っぽい感じが出ちゃっていますよね(笑)この七つ頭も、オーラとして背後に浮かび上がっていて、見える人には見えてしまうようで。キャラクターイラストでは、進化バージョン→闘化バージョンになるにつれて、七つ頭がハッキリと浮かび上がります。
古から世を崩壊させてきた、彼の悍ましさが見て伺えますね。さらに、キレると瘴気を発して、8本の尻尾に加え、草薙の剣も体の中から出現する、というのも怖いところ……。怒りが鎮まるまで、この草薙の剣で相手を斬り続けるそうですよ。
もう一つ怖い設定が。ラウムシュットとともにイケメンキャラでありながら、肌の色は灰色、目の中も充血しているように赤く、ちょっと殺気立った形相にも見えますよね。実は、人間を食べるんです。
ー えっ!? 食べる、とは……!?
いとう:まぁ、食べると言っても、ここ最近100年くらいは人間を食べることに飽きているそうなので、食べていないに等しいです。(?)特に、女の人が好物だったそうですよ。
とはいえ、いま現在の彼は、人々を支配することも飽きてしまい、新たな快楽を求めて少し落ち着いているようです。
ー イラストの秘密については、どうでしょう?
おだし:お酒好きなので、瓢箪(ひょうたん)と盃(さかずき)をいつも従えているんです。腰のあたりをよく見ると……。
▼[灼炎の忌蛇]ヤマタノオロチ(闘化後)
おだし:なお、彼の周りに浮かぶ青い玉は、瓢箪に保存しているお酒を操っているようなイメージです。闘化バージョンの方がより勝気な感じが出ていて、かっこよさが引き立ちまよね。先ほど話題に上がった、ルシファーと同じ絵師さんに力強く描いていただきました。
いとう:ヤマタノオロチももちろん、どのキャラクターも本当に気合いを入れて制作しました。ぜひ手に入れてご自身で使って、楽しんでいただきたいですね。
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この3体はそれぞれ、「リターン」という新性能のスキル「ブリンク」「アビサル」「陽炎」を持っています。各自の条件により「駒が手駒に戻る」という新たな体験ができるのも特徴の一つ。「2021 2nd SEASON」の開幕と、いよいよリリースされたこの新超駒たちを、際立った設定やイラストとともにぜひお楽しみください!
運営チーム 広報担当 こりん
〈次回の配信予定日:2021年5月中旬〉