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世界観を掘り下げるイベント「オセロニア探求」はこうして生まれた!

オセロニア探求、第2弾となる「エンジェル・ラプソディ」楽しんでいただけてますでしょうか? 「探求」は、オセロニア界のキャラクターたちのいつもと違う姿を楽しめる「季節イベント」とは違い、世界観や設定を掘り下げるような内容になっています。なぜこのような企画がスタートしたのか、そして第2弾でどうパワーアップしたのか、キーパーソンとなる3人に詳しく聞いてみました。

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オセロニア探求はどうやって企画された?

―まず「探求」が始まるキッカケってどんな感じだったのですか?

ゆかぽん:オセロニアには、沢山のキャラクターがいてそれぞれ関係性があることがほのめかされているのですが、ゲームの中でいつでも確認できるのが『フレーバーテキスト』と『ボイス』ぐらいしかないんです。

一方で、SNS等でオセロニアンのみなさんの投稿をみていると世界観について『ノベロニア勢』や『アート勢』はもちろん、その他にも気になっている方がおられて……ここをもっと掘り下げられればなと思ったのです。

―オセロニアンセレクション’22で優秀賞を受賞された『ゆーくん』さんの相関図とかまさにソレですよね。キャラ同士の関係性が知りたいというニーズはありそうです。

ゆかぽん:世界観を掘り下げることで、キャラクターの魅力もアピールできるんじゃないかなと。オセロニアは対戦ゲームなのでどうしても性能で語られがちですが……。

ということで今後やりたい企画として温めていました。

―企画はどうやって実施に向かって動き出したんですか?

ゆかぽん:オセロニアの『運用計画』という年間の施策などを決める相談していたときに“この時期に実施する企画としてどうですかねー?”と、企画書を出してプレゼンしました!企画書といっても論文みたいなのでしたが(笑)

―提案したとき、みんなの反応はどうでしたか?

ゆかぽん:ほぼ満場一致で『是非やろう!』ということになりました!

「探求」の名前の由来は?

―新しい企画としてスタートしたのでいつもと進め方が違ったりしたんですか?

ゆかぽん:まずは制作するのに時間がかかるキャラクターイラストの発注のためにいろいろ決めなければいけないのですが、いつもの『季節イベント』だと、ジューンブライドとかクリスマスとかよりどころになるコンセプトが決まっているので『誰にこのイベントの衣装を着せたいか』みたいな考え方ができるんですが、

世界観を中心に据えたので、ストーリーがまず必要でシナリオチームに相談しました。

魅力的なキャラがいる『冥界』が第1回にふさわしいとおもったので“冥界でひと騒ぎおきて色んなキャラクターが活躍するストーリーを考えてください!”と依頼しました。

いとう:シナリオチームでZoomブレストであーでもないこーでもないといいながら、組み立てていきました。

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もともと冥界のメンバーは『ハデスと愉快な仲間たち』みたいなところがあって、キャラクターの役割と力関係が設定されているので、楽しい仕事でした(笑)

通常の季節イベントだと、イベントの目的に対してキャラクターがどう動くかを考えるのでそのキャラにとって『よそいき』なんですが、今回は『ふだん着』なんですよね。そこが他のイベントと徹底的に違いますね。

ゆかぽん:今回は『オセロニアの世界観』を楽しんでもらう企画でもあるので、今までオセロニアの設定のことを知らなかった人に『冥界』や『キャラクター』を分かりやすく伝える事も工夫してもらいました。

キャラクター紹介をめちゃくちゃ手厚くしてもらったり、もともと硬めの文章だったのを読みやすくしてもらったり……

―わかりやすさといえば『探求』というタイトルもいいですよね。

ゆかぽん:めちゃくちゃ難産でした……

いとう:クローズ アップ モーメント(笑)

ゆかぽん:施策名が一瞬そうなってたときあった(笑)

最初は、カッコウ良くしようとしてイタリア語にしたり、ドイツ語にしたり、ギリシャ語にしたりしたんです。企画共有のときに、みんなに発表しても“意味がわからん”ということで、内容がちゃんとわかるものにしたほうがいいということになり

新しいイベントなのでキニナル感があるものを探して…… 探訪…探索…んーーーと悩み抜いて『オセロニア探求』になりました。

ー奥行きのあるタイトルで好きですよw

密着!冥界追走劇について

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ー話は戻りますが、第1弾を『冥界』にしようって思った理由を詳しく教えてもらえますか?

ゆかぽん:オルプネーとガルムとか、ハデスとペルセポネという元々フレーバーテキストやセリフで関係性が示唆されているキャラクターがいて

最初の『世界観』企画として『冥界』の謎めいた雰囲気がイメージとあってるかなとおもって。

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ー決めてからまず何をしました?

ゆかぽん:最初に冥界にいそうなキャラのフレーバーテキストを全部、一覧にして読んでこのキャラとこのキャラは出さねばと…決めていきました。

ー業務報告という形でストーリーが書かれてるのも面白い試みですね。

ゆかぽん:シナリオの担当の方のアイデアなんです。普段、文章を読まない人でも読みやすいようにできないかと相談したところ、試行錯誤していただいてあの形式になりました。

すごく文章としては短いのに、内容がわかりやすくなってて凄いなと。

メインのストーリーはコンパクトですが、世界観を掘り下げるためのエッセンスとして『冥界TIPS』を入れたり、登場するキャラクターが誰だか知らないということにならないように濃厚な『住民紹介』を書いたり、たっぷり文章を読みたい人にむけて補完もしています。

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ー深堀りするなら既存のキャラクターに活躍してもらったほうがいいと思うのですが、新キャラを登場させた理由ってあるんですか?

ゆかぽん:世界観を紹介するだけじゃなくて拡張したいなという想いがありました。

『冥界』ってこういう場所なんだよと今までの情報を整理整頓するだけじゃなくて、新たな関係性が生まれたり、ストーリーが展開する様をわかりやすくするために、新キャラに登場してもらっています。

ー初回となった冥界イベントですが、手応えはどうでしたか?

ゆかぽん:新着オセロニアで発表した瞬間に“こういうの欲しかった!”みたいなコメントがめちゃくちゃされて凄く嬉しくて、もともと企画をした時の『需要はあるはずだ』と強い意思を貫き通して、良かったと思いました(笑)

その反面、探求イベントの初回としてもっと出来ることがあったんじゃないかという反省もあったりはします…そのあたりの改善は後任が……

エンジェル・ラプソディについて

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ーということで、託された後任に第2弾『エンジェル・ラプソディ』について語ってもらいましょう。

たろう:第1弾のときは周年のメイン担当で忙殺されており、『探求』の誕生に関わっているわけではないのですが、熱い思いは有ります!(笑)

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面白い事、新しい事を、自由度が高いイベントでちゃんと、コアなターゲットのニーズに対して、狙い撃ちして、満足していただけるようなイベントをやってみたいと思っていましたので、チャンスでした。UX(ユーザー体験)を設計して、考えきるというのをやりたかったんです。

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ー天界というのは最初から決まってたんですか?

たろう:ゆかぽんさんと、いとうさん、シナリオチームで先に決めていただいてました。今回の大まかなストーリーとフィーチャーされるキャラクターを託されました。

いとう:キャラクターイラストの制作の関係で、そこはかなり早めに決めなくてはいけないので!

ーでは、ストーリーというよりUXの工夫をがっつりしたんですかね?

たろう:前回はストーリーが自動更新だったので、オセロニアンのみなさんが受け手にまわってしまったのかなと……もっとイベント公開後の反応がほしいと感じていました。

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大きな改善点は、

① 物語だけでなく設定を提供できるように
② ストーリーを自動更新ではなく、ガチャで進行するように
③ 文字だけではなく画像で、視覚的にも分かりやすく楽しめるように

です。

『世界観』が好きな“よりコア”なオセロニアンのみなさんに対して提供できるだけの設定をたくさん出していこうと決めました。その設定でSNSでの会話がうまれたり、『ノベロニア勢』や『アート勢』のみなさんが創作したくなる刺激にしたいなと。

もちろん、普通にオセロニアを楽しんでくれている方にむけても、分かりやすく絵や図を多様した情報にして、パッと見で興味を持ってもらえる内容になるよう工夫しました。

ー今回のニュースはいつになく豪華ですね。相関図とかも複数あって子供の頃に親に買ってもらった○○百科みたいです(笑)

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たろう:あと折角『探求』なんだから、探求感を出したくて。プレイをしたら入手できるコインで行うガチャの詳細でストーリーが進む仕組みをつくりました。

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ガチャ画面が第○話みたいになっていたり、相関図もできるだけ情報をたくさん詰め込んでます。

たろう:もう一つ、これはシナリオチームからのアイデアでもあるのですが、“知らない情報、未知の情報が入っている方がいい!”ということで相関図の最初から?なキャラクターが登場しています。

最後までストーリーを読み進めてもらうと最後にチラッと登場しているので、是非ラストをお見逃しなく!

ーこれはまだキャラクターとして実装されてないですね。キニナル。

たろう:ゆかぽんさんみたいに、面白いストーリーを考えられるタイプではないので、仕組みやギミックで工夫するというアプローチです。

その工夫のための企画を固めるのに、いつもだったらある程度決まったメンバーと相談して企画を考えるのですが、今回はとにかくいろんな運営メンバーに話を聞きまくりました。

オセロニアンのみなさんとの接点が多いコミュニティやカスタマーサポートのみなさん、シナリオチームの定例ミーティングなどにも参加させてもらいました。

運営だけではなく、もちろんオセロニアンの皆さんの創作活動も参考にさせていただき、ノベロニアもがっつり読みました。

ー気合の入り方が伊達じゃないですね……。今回のイベントの推しキャラとかはいますか?

たろう:個人的な推しは…シェルミーナの飼ってるモコちゃんがセリフをもっているところです。キャラクターとして実装もされてないんですが、ちゃんと駒絵も作ってもらいました(笑)

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いとう:モルルが増えた表現!

ー今回は、モルルが増殖しまくってしまうのを四大天使と協会が協力してどうにかするってお話ですよね?

いとう:四大天使が天軍を指揮して事態にあたるというのがお話ですね。四大天使の部下である新キャラのヘミエルやロテムが登場しています。とはいえ、天軍は大きな組織なのでまだ全員というわけではないので、今後登場してくるはずです。

天軍はみんな天使なのですが、今回は天の協会という天軍と同盟関係にある人達も協力します。シェルミーナやフルリクルリですね。

ー新駒としても登場してますね。

いとう:今回のイラストは、みんなちゃんと仕事してます!

今までのラファエルなんかはまったく仕事してなさそうですが、四大天使として“ふだん”はちゃんと仕事してるんですよ。

今回のキャラは、みんな仕事中なので勇ましい雰囲気があります。

今後の探求について

ーやっぱり次は竜です……よね?

たろう:その時々に応じて世界観として出していきたいものをフィーチャーすることになるのでヒミツです(笑)

ーオセロニアンのみなさんの反応が良ければ優先順位もあがるとか?

たろう:探求をきっかけに、たとえばSNSとかでオセロニアンのみなさんでキャラクターや世界観についてわいわい考察してもらったり、創作活動がもりあがったりしてくれたら……とにかく、会話が生まれてくれるといいなと思ってます。

ーそれでは、最後にオセロニアンのみなさんへのメッセージをお願いします!

【ゆかぽん】
6周年を迎えているのにこんなに世界観に謎が多いゲームもあまりないと思っていて、きっとこれからも深掘りすればするほどおもしろ情報や愉快なキャラたちが出てくると思っています!
皆さまもぜひ興味を持って見ていただけたらとっても嬉しいです!
私もまだまだ興味津々です。
【いとう】
オセロニアはとにかくキャラが多いので、どのキャラをピックアップしていこうか悩むこともあり、そういった際に皆さんの声は参考にする…こともあるかもしれないので好きなキャラはSNS等で発信してもらえると嬉しいですね。
【たろう】
今回は、大人気の四大天使の皆様や、たくさんの新イラストを使って企画させていただき大変光栄でした。
「あのオセロニアンだったらどう遊んでくれるかな」とバイネームで思い浮かべながら作ったものもあるので、ぜひ楽しんでいただければ幸いです!


運営チーム ブランディング担当 かじさん
〈次回の配信予定日:2022年6月下旬〉

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