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ゆとり世代の感想文#7~部下・同僚・チーム、あなたの心に火を灯す新常識 悩みは欲しがれ~

■本を一言で
根本的な問題解決を行うための悩みへの向き合い方を教えてくれる本

■学んだこと
~1章「答えは悩みの中にこそある」~
・解決策をすぐに求めない。最初に問題が何かを見極める。
・悩みがその人の等身大(らしさ)を表している
・個人でもチームでも答えは悩みの中にある

~2章「悩みに向き合う時の3つの基本姿勢」~
・3つの基本姿勢
 ①一人一人に寄り添う
 「個」の悩みに向き合う。全体ではない。
 「個」に寄り添い続けることで全体が変わる。
 ②自分の言葉ではなく、相手の悩みを主役にする
 自分(聞き手)がどういう経験をした、自分ならどうすると言いたくなるが、そうではなく主役は”相手の悩み”
 ③相手の悩みを自分事として相手以上に相手の悩みに向き合う
 自分が同じ悩みを抱えたらどういう気持ちになりどんなことを考えるのかを相談者と一緒に考える。
・自分自身の悩みに独りで向き合うことはできない
・悩んでいる人が苦しんでいるのは、「自分だけでどうにかしないといけない」、「自分だけが悩んでいる」という”孤独感”
・聞き手は孤独感に対して”一人じゃない感”を提供する

~3章「ケーススタディ」~
・多くの場合、同時多発的に悩んでおり、本当の悩みが特定できていない。
・悩む側の過去を深堀り、どういう歴史で悩む人ができているか理解する。
・悩む側が使う言葉の定義を確認する。
・悩みが複数ある場合は、複数の具体的な選択肢を提示して、悩みの所在地の言語化をサポートする
・本人が言う悩みが真の問題なのか、その悩みを生み出す”仕組み”が問題なのか見極める
・「例えば」で質問する。(例は的外れでもOK)
 たたき台を示すことで本人の考えを引き出しやすくなる
・悩みの所在地を特定するまで「悩みはがし」する
 例)いつから?きっかけは?誰かに相談した?どんなアドバイスをもらった?アドバイスをどう感じている?なぜそう感じる?解決しないデメリット、解決するメリットは?
・悩みを解決することではなく、”併走”することにコミットする
・バズワードやそれっぽい言葉を見逃さず、定義を確認する
・アドバイスをするときは、相手目線に立ち、鮮明にイメージできるくらい超具体的なものにする

~4章「悩みに向き合う力の鍛え方」~
・地味でめんどくさい、地道に鍛えるしかない
①人の悩みを積極的に欲しがる
一番の近道は人の相談役になること
悩みは成長の糧であり、人の悩みも解決することで成長速度があがる
②会話を文字起こしして振り返る
会話をいきなり実際のテンポで深堀するのはむずかしいので、文字起こししてじっくり振り返る
③実際のケーススタディから学ぶ
トーチング日記という有料のサービスから学ぶ

■悩みマッピング
同時多発的に悩んでいるときに、悩みを整理する方法
①悩んでいることを箇条書きで、些細なことでも何でも書き出す。
②悩みの階級を分ける。ヘビー級、軽量級等
③関連する悩みを紐づける/グルーピングし、「悩みの家族」を作成する
④悩みの家族で、親子関係を明確にする
⑤悩みの家族がどのように相互作用しているかマップに記載し、関係性を見える化する

■その他、ためになった考え方
・自信がない人は成功の定義が狭く、失敗の定義が広い
・一見失敗に見えても、学びや成長があれば、それは失敗ではない


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