※こちらの記事は先日掲載したフェリシモさまへのインタビュー記事の後編です。前編の記事をまだご覧になっていない方はお先にこちらからぜひご覧ください!
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【前編】フェリシモさまにインタビュー 〜ともに社会課題を解決していくために〜
■「GO!PEACE!」を通して見えた課題と信念
小林 ──一般的に、企業は利益を一番に追求するというイメージがあるのですが、先日始まった「GO!PEACE!」の趣旨でもあるように、フェリシモさんは「みんながしあわせ」ということを特に重視されていますよね。社員の方が先頭となり、お客様や私たちのようなNPO団体、助けを必要としている方たちまでをも巻き込んでいくことで「ともにしあわせになるしあわせ」を目指している企業だと感銘を受けます。このようなスタンスはどのようにして生まれたのでしょうか?
松本さん
内村さん
小林 ──松本さんが、今回「GO!PEACE!」を行って、「まだまだだな」と感じたとおっしゃっていましたが、それは具体的にどのあたりでしょうか?
松本さん
小林 ──言われてみれば、確かにそうですね。
内村さん
野田 ──それはすごく大事ですよね!おっしゃるように「完璧じゃないかもしれないけど、やるべきことは信念を持ってやり通す」というのが非常に大切だと、心から共感します。
■新しいアイデアが生まれていく社内の仕組み
小林 ──商品の一部がおてらおやつクラブに寄付されるという仕組みだけではなく、おそなえギフトのように、みんなの少しずつの寄付が集まることでおすそわけが送られるという仕組みであったり、精進カレーのように4つ買う中の1つをおすそわけするという仕組みに関するアイデアなどはどのようにして生まれてくるのでしょうか?何かこういった企画を考える時に意識していることはありますか?
松本さん
内村さん
野田 ──「みんなで一緒にいただきますができるように」というのはコンセプトとしてすごくいいですよね。しかも、このコンセプトを第一義としては打ち出さない「奥ゆかしさ」が特にいいなと思います。 大々的に「いただきます」を全面に押し出しすぎるとちょっと恩着せがましくなってしまう。どこまで差し上げる側の想いを伝えるかという塩梅はとても難しいんですけど、そこは「フェリシモさんは流石だな」と感動しています。
内村さん
松本さん
野田 ──なるほど。そこで繋がってくるわけですね!
小林 ──僕は、みんなでおそなえギフトの「100円という気軽なお金でつないでいける」という点がすごくいいなと思っています。「アイデア同士の組み合わせ」による相乗効果や、「部活動」など風通しのよいコミュニケーション、そして何より受け手への思いやりがあるからこそ、自分も周りも気負わず「ともにしあわせになる」アイデアがたくさん生まれるのだろうと、感銘を受けました。
松本さん
■おてらおやつクラブとフェリシモのそれぞれができること
小林 ──今後のおてらおやつクラブに期待していることはありますか?
内村さん
松本さん
内村さん
野田 ──それはすごく嬉しいですね。まずは匿名という関係のなかで気軽につながり、気兼ねなく「たすけて」と言いやすい土壌を耕すことが、僕たちの大切な役目だと感じています。そして関係性が続くなかで、例えばのぼりを見てくれた人がお寺に立ち寄ったりといった、対面での関係も作れるようにしていきたいです。最初はご縁を広げるために匿名を入口にして、徐々に密な関係性が築けたら、と。
松本さん
野田 ──ぜひ!本当に僕らもいつもすごく助かっているので、こちらこそお願いします!!
松本さん
野田 ──いやいや全然!たくさんご提案をいただくなかで、僕らも「フェリシモさんからまた面白そうな提案が来た!」というワクワク感の方が大きくて(笑)。小林君もそうだよね?
小林 ──そうですね!今回このインタビューの下調べをしていても、「フェリシモさんは本当にさまざまな心ある企画をやっているな」と感銘を受けました。これからもフェリシモさんのいろんな企画を期待しています!
松本さん・内村さん
野田 ──フェリシモさんのような老舗の、温かい企業さんからパートナーシップを結んでいただけるのは本当に光栄なことです。
僕らとしても、そこに恥じないような取り組みをこれからも続けていきたいと思います。何より、「子どもたちの笑顔を作っていく」という本懐が実現するよう、皆さまから頂いたお気持ちはしっかりとつないでいきます!
■インタビューを終えて
インタビューを通してフェリシモさんの内側を見ることができ、私としても企業のイメージが一変するような機会になりました。フェリシモさんの、社員それぞれが自分の好きなこと・趣味から仕事を始めることができる上に、日常の暮らしを良くしたり、社会課題の解決もできるという環境・雰囲気作りには感嘆するとともに、「社員さんも楽しく働けるんだろうな」と感じました。私は現在大学生ですが、将来はこういった「やりがい」を感じられるような企業で働きたいなと思います。
常日頃からの多大なご支援に加えて、今回のインタビューにもご協力いただいたフェリシモの皆さまに、改めて感謝申し上げます。
おてらおやつクラブではこれからも、こうした一つ一つのご縁を大切にし、様々な企業さま・個人さまと協力して子どもの貧困問題の解決に取り組んでまいります。
どうか引き続き応援のほどよろしくお願いします。
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