見出し画像

3人子育てのふたごベビーカーの現実

うちの横型ベビーカーは、コサットのカラフルなベビーカーだった。

高額だったので、中古を探して隣の県のリサイクルショップに行って、妊娠中に買った。

出産したら長女もいるし双子の世話もあるから動けないと思って、妊娠中にどれだけ動けるかを考えて必死だった。

旦那は困惑し、リサーチしきれていない中古のでかくて高いベビーカーを買うことを最後まで渋っていた。
先輩ママの家族の力を借りて、なんとか説得して購入。
生まれてからの、寝不足と疲労困憊の日々を考えると、本当にこの時買っておいてよかったと思う。

男性はきっと、十分にリサーチして自分が納得して買いたいという気持ちが強いんだろう。
その気持ちはよくわかる。
でも、やっぱり女性の方が実際に育児を日常的にする中で、困ることや必要なことの想像はリアルにできるので、その辺でズレが出るのは仕方ない。
私もちゃんとリサーチはしてたのです。
ただ、旦那とは双子と長女の3人育児に対する危機感の度合いが違っただけ。

首が座らないうちは横型のベビーカーしか使えない。
うちは2歳の長女もいたので、ベビーカーは必須。
横型は大きすぎてエレベーターに入らないので、うちの古いマンションのエレベーターにギリギリ乗るベビーカーを探して、コサットに落ち着いた。
大型マンションでエレベーターが少し大きめだったので、なんとか乗ったけど、もっと小さいエレベーターならもうアウトだった。 


さて、ここで問題が、、
首の座らない双子のほかに、うちには2歳の長女がいる。
長女の歩くペースに合わせると遅くなったり、長女が疲れてぐずったりもあるので、
双子ベビーカーに長女を乗せるというのが最初の形だった。

双子兄(体重重い)と長女(2歳で重い)が双子ベビーカー(ベビーカー自体が重い)
双子弟を前抱っこ(体重軽い、癇癪が少ない)でベビーカーを押す

という構成。
平日仕様なので、大人は私1人。
加えて急な坂が多い。

少し歩いただけで汗だく💦
坂はもう体への負担が半端ない。
双子妊娠で体に負荷がかかって、骨盤もゆるゆるなのに、こんな重労働をやったものだから、もう大変。。

結果、、双子生後3ヶ月の時、片膝に原因不明の水が溜まって激痛で歩けなくなり、高熱が出て、子どもの世話ができなくなった。
慌ててドゥーラさん、ファミサポさん、実家の母に助けてもらった。

今考えると、あれは本当に産後からの疲労の積み重ねだったと思う。
当時は気が張ってたので、なんとか動いていたけど、落ち着いて考えてみれば体に不具合が出るのは至極自然なこと。

多胎育児は物理的に困難な状況が多い。
ベビーカー1つとってもこの様子。
そして、こういう困難さは、実際体験してみないと分からないもの。
だって、重量的に考えても双子ベビーカー+抱っことかもう完全に重量オーバーだし、動き辛い。
ベビーカーも重くて、車椅子押してる感覚に近いかも。。💦
育児というよりも介護に近いかもしれない。

多胎育児のご家族は、どうか沢山の助けを得てほしいです。
単純に、マンパワーが必要。
ここはもう多胎育児特有なものなので、周りと比べたりする必要はまるでないと思います。
使える支援は全て使っていいと思います。
(私は幸い教えてくださる方が周りにいて、沢山の支援を受けながら過ごしてきました)

数年前よりも多胎に対する行政の支援も増えてきているようですが、まだまだ全然足りない。
もっと多胎育児に対しての支援が増えることを願っています。

私のこんなつぶやきも、双子たちの絵も、多胎に優しい社会に変わるお手伝いになったなら幸いです。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?