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ちゃんとしたママじゃなくていい!離婚危機から始まった才能探しの旅

”ママでも主婦でも自分の人生を生きていい”をテーマに、ママたちへインタビューしています。自分の存在意義に迷い、自己肯定感が低くなりがちなママたちが一歩踏み出せるきっかけをお届けしています。

梶谷 早苗(かじたに さなえ)さん┃資質診断 自分辞典講師

関西在住の主婦。2男2女のママ。ワンオペ育児を経験し、一時ノイローゼになりかけ、家事・子育てに全く関与してくれない夫と離婚危機になったが、自分辞典に出会ったことで尊敬し合える仲に。自分辞典を通して、パートナーシップやしんどい子育てを「面白い」に変える方法を伝えている。

きっかけは離婚危機!?自分辞典との出会い

最初のきっかけは、実は離婚危機なんです!旦那と離婚することになったのですが、その時主婦だったので「働かなきゃ!」と仕事探しを始めました。無事働き先を見つけることができたものの、ちょうど始まったのがコロナ。せっかく見つけた仕事も無くなってしまいました。


コロナの流行で子どもたちの学校も自粛期間になり、一緒に家で過ごす時間が増えた時に「子どもたちに何させよう?」と教育のためにYoutubeを見始めたんです。そのYoutubeでたまたま見つけたのが、自分辞典の考案者の向井ゆきさんの動画。


それがきっかけで自分辞典を知り、興味を持ち始めました。今でこそSNSで発信していますが、それまではYoutubeもSNSも全然見ていなかったですし、ましてや自分が発信する側になるなんて思ってもみませんでした...

自分辞典とは

自分辞典は、ユングの深層心理学をもとに考案されたもので、人が本来生まれ持った資質を6色のカラーで診断するものです。自分辞典を通して、息を吸うように無意識で出来る資質(才能)を知り、それを活かした生き方や働き方を知ることができます。

抱え続けてきた違和感が解明された2時間

自分辞典に興味を持ってから、まずは個別セッションを受けました。そもそも自分辞典に興味を持ったのは、自分の才能と、才能に合った働き方を知りたかったからなんです。


それまで働いた経験はあったものの、どこかしっくりきていなかったし、いつも心に違和感がありました。でもその原因がわからなくて。


それは仕事だけでなく、幼少期から。いつも他人に合わせることが嫌で枠を飛び出したがる自分や、学校や組織に合わせられない自分がいて。人生そこそこ幸せではあったけれど、「自分て変なのかな?」「私ってダメだなあ」と自分が嫌になることも。


でも、自分辞典セッションを受けて、自分のダメだと思っていたところは、自分の資質で才能なんだ!と気づいたんです。その気づきがこれまで自分が抱えてきた悩みを解放してくれました。

アドバイザーから講師へ

個別セッションを受けてから、もっと自分辞典のことを知りたくてアドバイザーになりました。それから自分辞典アドバイザーとして実際にセッションを始めたり、資質についての学びを深めたりしているうちに、個人の資質や才能の学びだけじゃなくて、もっと本質的なことを知りたい!そう思い、プロアドバイザーに(※)。


ただ、アドバイザーとして活動しながら他のアドバイザーさんたちとも交流するようになった時から、わたしは一人一人にじっくり寄り添うことは得意じゃないのかもしれない…そんな気持ちを抱えていました。それならアドバイザーを増やす方が向いてるのでは?と思い、思い切って講師(※)になりました。

※自分辞典プロアドバイザーでは、マンツーマンセッションに加えて、グループセッションやセミナー開催が可能になります。自分辞典講師になると、さらに自分辞典アドバイザーを要請するための講座を開催することが可能になります。

離婚危機から一転!旦那との関係性が激変

自分辞典を知って一番変化したのは、旦那との関係性。お互いに暴言を吐きまくりだったのに、離婚しなくてもいいくらい良好になり、お互いを尊敬できるようになったんです。

それは、自分辞典を通してお互いの得意・不得意を知って、わたしができないことをできる彼を尊敬できるようになったから。また、人間関係の循環を理解して、補い合って社会ができていると思えるようになったことも大きな変化でした。

例えば、わたしは4人の子供がいるのですが、旦那さんは家事や育児を一切手伝ってくれず、ワンオペ育児でノイローゼになりかけたこともあったんです。


仕事から帰ってきても家事はわたし任せで、旦那が自分のやりたいことばかりやってる姿をみては「子育てより仕事の方が楽やん!なんでわたしばっかり家事をしなきゃいけないの?あなたもやってよ!」と思っていました。

でも、資質を学んでからはそんな気持ちが変わってきて。旦那さんは仕事をして稼いでくれて、生活費を賄ってくれる。その間にわたしは家事や子供の送り迎えをしている。


これはどっちか一人で成り立っているものではなくて、それぞれが、それぞれの役割を果たしながら成り立っているもの。そう思ったら、なんでわたしばっかり…とイヤイヤやっていた家事に価値を見出すことができたんです。


家事は旦那さんの仕事のように給料をもらえないけれど、価値がある立派な仕事で、旦那さんにはできないことをわたしが担当している。こうやってお互い補い合いながら循環していると思うようになりました。

家庭にノータッチだった旦那が神旦那に大変身

それからは、旦那さんへの声かけも変わっていきました。変わっていったというよりも、意識的に変えていきました(笑)最初はすごく不快だったけれど、まずは旦那に「ありがとう」を伝えるように。あとは、自分辞典で得た知識や経験を活かして、旦那の苦手なことを察して声をかけたり、相談に乗ったり。

「いつも仕事してくれてありがとう!」「お給料入れてくれてありがとう!」「~できるってすごいじゃん!」と些細なことに感謝を伝え、褒めまくりました。旦那も最初は驚いていたようでしたが、徐々に悩みごとを相談してくれるようになったり、得意な営業の知識を活かして、わたしのビジネスやSNS発信に対するアドバイスをしてくれたりもします。

「ありがとう」と伝え続けていると、それまで常に攻撃モードだったの自分がめちゃくちゃ緩まっていくのを感じたんです。会話の中身も「なんでできないの?」と指摘ばかりだったのが、「~してくれてありがとう!」と感謝を伝えあう場面が増えました。


そしたら、旦那に対してだけじゃなくて、子どもたちや他の些細なことに対しても「ありがとう」と言えるようになったんです。こんな感じで、離婚するといいながらなかなか進まないので、離婚するする詐欺してます(笑)

ちゃんとしたママじゃなくていい!さなママ流子育て

自分の資質を知ったことによって、子育ても楽になりました。これまでは「お母さんだから~しなきゃ」「ちゃんと育てなきゃ」と思っていたのですが、そもそも人を育てることが自分は得意じゃないと思っているので、今は「一緒に成長する」というスタンスです。

わたしはできないことがたくさんあるので、やらないことがいっぱいあります。質問されても答えず「自分で考えてみ!」って子供に考えてもらう。夜ご飯を作りたくなくて、「今日ご飯ないけどどうする~?」って聞くと、子供だけでちゃんと作ってるんですよね。


わたしだけじゃなくて、日本のお母さんたちは「お母さんだから」と頑張ってしまう人が多い気がするけど、お母さんじゃなくてもいいんだよ、と伝えたいです。頑張らなくていい。まずはお母さん自身が緩まろう。わたしはそうすることで、子育てを楽しめるようになりました。

自分辞典を通してこれから伝えていきたいこと

結局自分らしくいることが大事で、自分の得意・苦手を知って受け入れることによって人に頼ることや認めることもできるようになる。そうすることで人間関係が循環していくと思うんです。これを腑にわかるまで落とし込めれば、人生が好転していく。

それぞれが自分の才能に気づいて、世の中にどうやって恩返ししていけるのか。一人一人が「こうでなきゃ!」にとらわれずに自分らしさ全開で生きていけるように、自分辞典を通して伝えていきたいです。あ、旦那との関係性は良くなってきてはいますが、離婚はしますよ(笑)

〈編集後記〉
「自分が嫌いだった」発せられたこの言葉が嘘のように、どんなことでも面白い!に変えてしまうさなママ。コンプレックスや周りとの比較にもがきながらも、自分を知ることで自分全開で生きている姿がカッコいい。旦那さんや家族のリアルを発信しているSNSもぜひご覧ください!

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