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読書記録#3 面白いって何なんすか!?問題 井村光明

 突然ですが、ピン芸人の佐久間一行さんが好きです。井戸のお化けのネタが最高に面白いんです。リズム感もあって、気付けばネタを口ずさんでいることも。
 でも、あんなに面白いのに、イマイチ売れていないように感じます。

 何が言いたいのかというと、何を“面白い”と感じるかは人それぞれで、面白い=〇〇だ、と定義することなんて出来ないんじゃないか?ということです。

 でも本著書を読んで、“面白い”の厳格な定義はできないけれど、“面白い”に近づくことは出来るんだ、と気付きました。


面白い=似ていない

 著者の面白いの作り方は「他と似ていないこと」に集約されています。
 まずとにかくアイデアを出す。出して出して、アイデアがカラカラになるまで出す。そして今度は、出したアイデアから、似たようなものを削ぎ落としていく。平凡なアイデアたちに紛れた非凡という原石を掬い取る。ざっくり説明するとこういう手順です。
 言葉にすると簡単そうに思えますが、とても難しいことだろうと思います。


コピーライター講座、そんな感じなの…?

 著者はコピーライター講座を担当されているそうなのですが、生徒からの質問に「俺も知らない」と(心の中で)答える場面がありました。そもそも業界で成功していた訳でもないのに、講師をすることになった、とも。

 講座ってスキルアップを目的に通うものだし、講師には当然、指導できるだけの知識と経験が必要だと思っていたので、こんな人が講師を任されるのか…と驚きでした。

 謙遜もあるのかもしれませんが、モヤモヤっとしてしまいました。何か講座を受講する時は気を付けようと思いました。
 


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