「メリット」と「ベネフィット」
どうも、こんばんは。おたゆ(@otayu_burari)です。
最近、広告のフレーズを考えるために、様々な企業の広告コピーやLPを見ていて感じたことがあったので、メモ代わりにnoteを書くことにしました。
内容はタイトルの通り。「メリット」と「ベネフィット」についてです。
「メリット」と「ベネフィット」とは?
何となく同じような意味で使われがちな「メリット」と「ベネフィット」ですが、その意味は明確に異なります。
・メリット→商品やサービスの利点や特徴
・ベネフィット→その商品やサービスから得られる恩恵
商品やサービスには「メリット(特徴)」があり、その延長線上にある得られるものが「ベネフィット(恩恵)」といったイメージです。
ある意味、メリットは事業者側の視点で、ベネフィットは顧客側の視点とも言えるかもしれません。
これだけではよくわからないので、例として「マッチョになってスポーツで活躍したいAくんに対する「筋トレ」のメリットとベネフィット」を考えてみましょう。
まずは「メリット」を考えてみる
まずは筋トレの3つのメリットについて。
・筋力がアップする
・基礎代謝が改善される
・成長ホルモンが分泌される
これらのメリットを並べてAくんに筋トレを勧めるとすると、
「筋トレをすると、筋力がアップするし、基礎代謝が改善されるし、成長ホルモンが分泌されるからスポーツで活躍できるよ!」
といった具合です。
この訴求を見ると、「なんかよさそうだけど、いまいちピンとこない・・・」という気持ちになりますよね。
もちろん、筋トレの実施を検討しているAくんにとって、大切な情報ではありますが、メリットだけを伝えられても「自分ごと」として捉えられにくいケースが多々あります。
そこで重要になってくるのが「ベネフィット」です。
「メリット」を「ベネフィット」に置き換えてみる
前述の通り、「ベネフィット」は「メリット」の延長線上で得られるもの。
ということで、先程あげた3つのメリットをベネフィットに置き換えていきましょう。
・筋力がアップする→相手にフィジカルで負けなくなる
・基礎代謝が改善される→太りにくくなり、動きにキレが出る
・成長ホルモンが分泌される→疲労やケガの回復が早くなる
→結果的にスポーツで活躍できる!
これらのベネフィットを並べてAくんに筋トレを勧めるとすると、
「筋トレをすると、相手にフィジカルで負けなくなるし、動きにキレが出るし、疲労やケガの回復も早くなるからスポーツで活躍できるよ!」
といった具合です。
前述のメリットだけの訴求と比較して、筋トレによって活躍しているAくんの姿がグッと思い浮かべやすくなりましたよね。
ゴリ押し自己満の営業マンにならない
みなさんも、商品やサービスの強みだけをズババっと話して、こちらの課題は一切聞いてくれない営業マンと話した経験ってありますね。
そういった営業をされても、結果的に導入のイメージがわかず「なんか良さそうな商品だったな」止まりでお流れになるケースがほとんどではないでしょうか?
これは、広告コピーやLPでも同様だと思います。
ユーザーのことを考えず、自社サービスのメリットだけを羅列する。
一見、説得力があるように感じますが、それはただの自己満です。
普段、自分がされると嫌な気持ちになる「ゴリ押し自己満の営業」を気づかないうちにやってしまっていること、きっとありますよね。
メリットの先にある、ユーザーにとって嬉しい未来を明確に伝えるようにしましょう。
まとめ
今回はメリットとベネフィットに関して書いてみました。
正直、自分自身も全然使い分けられておらず、自戒の意味も込めて書きましたが、商品やサービスの訴求を考える上で大切な考えだと思います。
また、書いている途中で感じたのが、ベネフィットを考える上ではペルソナの設定もやはり大切だということ。
そのうち書けたらいいな。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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