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親子の絵本時間

我が家に長女が誕生してから今までの約4年半の間に、絵本をいただいたり購入したりしているうちに、家の中の絵本はおよそ100冊にものぼる冊数になりました。毎晩、その日の親子のコンディションにより、1~3冊の絵本を読んで寝るというのがお決まりのパターンとなっています。

絵本の読み聞かせを続けていると、子供の言葉や物事への関心、想像力が高まっていくのを実感します。教育研究分野においても、絵本がもたらす教育的効果について実証されているのかもしれません。
私自身はあまり教育目的を意識しているわけではなく、ただ子供との絵本の時間を楽しみたいという気持ちで継続しています。毎日のことなので、あまり手の込んだ準備やしかけはできませんが、その日の絵本の選び方や読み方のちょっとしたポイント、アイデアをまとめてみました。

①生活の中で出会った物に関連した本を選ぶ。

夜寝る前に、その時たまたま子供が読みたいと思った絵本を読むことも多いのですが、一日の中で出会った物と関連した本を読もうということもあります。

例1:夕食に豆が入っていたので、『そらまめくんのベッド』を読んでみよう。

例2:歯磨き中に、いつもより歯についての会話がはずんだので、『はははのはなし』を読んでみよう。

それほど好きではなかった豆類に少し親しみを感じたり、歯磨きを自発的にするようになったりと、絵本と生活とがリンクすることにより、子供の物事への見方や行動が少し変化しているように感じます。

②読んでいる途中で、クイズを出す。

親が絵本を読み進めながら、時々クイズや質問を投げかけてみます。「なぜこうなったんだろう?」「次にどんなことが起こるかな?」「〇〇くんはどこかな?」といった具合です。まだ自分では満足に読めない子供にとっても、本読みに参加できることがとても楽しいようです。

③子供のこだわりや疑問に付き合う。

絵本に登場する動物を数えたり、話の流れに合わせて絵を指さして確認したりする作業になるべく付き合うようにします。
本によっては、毎回同じポイントで「なんで〇〇なの?」と子供が聞いてくることがあり、(この間もこのやりとりをしたはず…)などと思ってしまうのですが、おそらく子供なりのこだわりがあって、決まった問答をすることで安心感を得ているのだろうと思います。

現在、新型コロナウイルスの感染拡大により、家で過ごす時間が増えています。夜の寝かし付けの時に限らず、昼間も絵本を活用してみたり、時には読み聞かせではなく親子で別の本を読んでみたりと、これからも多様な絵本時間をもつことができたらと思います。


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