「めんどくさい」を排除したい私が排除の例外にしていること
めんどくさいということは何かしら非効率な部分があるということで、「めんどくさい」ことを無くすということは非効率の解消につながります。
でもそんな私が、どんなにめんどくさくても「めんどくさい」やり方を変えずに、効率化の例外にしていることがあります。
それは「ゴミが減ること」です。
家でコーヒーを飲む時は小分けのドリップコーヒーは使わず、陶器のドリッパーと布のフィルターを使って淹れます。
ドリッパーも布のフィルターも毎回洗わなきゃいけないのでちょっとめんどくさいです。
でも、小分けのドリップコーヒーはゴミを増やすので、あえてめんどくさい方を選択しています。
マシンガンズ滝沢さんのゴミ清掃員の本を読むようになって、ゴミを減らすことをいっそう意識するようになりました。
私は滝沢さんの本がどれも好きで、学校で子どもたちにもおすすめしています。
もともと環境に悪いことはなるべくしないようにしていたのですが、どっちがいいのかわからなくなる時がありました。
例えばコーヒーだって、ゴミは減るけどドリッパーとフィルターを洗うのに水を消費します。
でも滝沢さんの本を読んでからは、ゴミを減らすことをいちばんに優先させることにしました。
ゴミ清掃員の日常 ミライ編によると、
・日本の食品ロスは612万トン。世界食糧援助量390万トンの1.6倍。
・日本の最終処分場の寿命は20年。灰のスラグ化にもお金がかかり、全てをリサイクルしているわけではない。(スラグ化とは灰を溶かして固めること。建設資材等への活用が進められている。)
・最終処分場の雨水はそのまま下水に流せない。浄化にかかる費用は東京だけで年間25億円。
(本の出版は2020年)
こういうことを知ると、ゴミを減らそうと思わずにはいられません。
また、滝沢さんの経験によると、お金持ちの住む地域はゴミが少ないし捨て方がきれいなんだそうです。
おもしろいですよね。
滝沢さんもペットボトルをやめて水筒にするなどゴミを減らすように意識したら、お金が貯まったそうです。
ペットボトルはビン・缶・紙に比べてリサイクル率が低いみたいなので、私もめったに買いません。
「めんどくさい」を解消してみんながハッピーになれることはどんどん解消していきたい。
でも、あえて「めんどくさい」ままにしておくべきことも生活の中にはいくつもあると思います。
最近はどこのコンビニでもボタンひとつでおいしいコーヒーが飲めるようになりました。
飲み終わったら紙コップを捨てるだけです。(ちなみにスタバでは注文時にお願いするとマグカップに入れてくれますぜ。)
でも自分で豆を挽いて、お湯を沸かして、ドリッパーでコーヒーを淹れて、飲み終わったらカップもドリッパーも布フィルターも自分で洗う、そういうのも、めんどくさいけど、悪くないですよ。
それでは。
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