見出し画像

忘れもしない日~人生のターニングポイントvol.8~ 生きがい

2月12日(木)
この日の日記には、

今日は、10時~12時までリハだった。
2時間のリハ、きついが、早く復帰するためには、やるしかない。
今がチャンスの時だから、やるしかない。

午後から、親友が来てくれた。
親友が車いすを車に積んでくれ、外に連れ出してくれた。

ラーメンを食べに行った。

何気ない日常がすごく新鮮に感じる。外出できることとリハビリに生きがいを感じる。

自宅近く

今思えば、リハビリを何のためにするのか、誰のためにするのかという目標が明確になってきていたのだと思います。

病気や障害になることで、本人や周りの人たちは、出来なくなったと思ってしまうことが多い。

例えば、脳梗塞により片麻痺になった主婦がいるとします。
病気になる前は、炊事、洗濯、掃除などをやっていたとします。
病気になって、半身まひになったらどうでしょうか?

本人は、『こんな体になってしまったから、もう何もできない』

と思ってしまっていませんか?

家族は、『お母さん、そんな体なんだから、出来るわけないよ。もしくは、危ないからしなくていいよ』

となってしまいませんか?

このような状態であれば、本人のアイデンティティは無くなってしまいます。

出来なくなったわけではないんです。
やる機会を失っただけなんです。
以前みたいな、やり方では出来ないかもしれません、
でも、やれば出来るし、やってみれば出来るんです。

やりたいことが出来ないことほど、目標を見失い、生きがいを感じれなくなるように感じます。

私も事故で右足を失い、当たり前のことが、当たり前に出来ないことを経験しました。
また、目の前の小さな目標を掲げ、その目標を達成することで、成功体験を得て、モチベーションに繋げてきました。

もう一度言いますが、

やれば出来るし、やってみれば出来るんです。

考えついたら、行動するのが私です。
生活行為向上チーム『チャレンジ』という名で、任意団体を立ち上げ、公民館で料理教室をしたり、旅行に行ったりと『出来る』を経験してもらう活動をはじめました。

これも、右脚を失ったおかげで得た、人生のプラスだと考えています。

こんな時期だからこそ、
この、ブログを読んでくれた方に、少しでも元気と勇気と行動を与えれることが出来れば幸いです。

Vol.9へ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?