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忘れもしない日 ~人生のターニングポイントvol.1~


2003年

今から14年前の12月30日

午後6時前

私の右脚は

別のものになりました。

「大丈夫ですか?」「大丈夫ですか?」

「自分の名前言えますか?」

真っ暗な世界に、その呼びかける声だけが聞こえました。

私は、

「大丈夫です」と答え

名前も答えました。

その時、何が起こっているのかは理解できませんでしたが、

今、自分は、大変な状況になっていることだけはわかりました。

その後、ものすごく明るいところに運ばれました。

そこでは、

「どこが痛い?」「痛いところはある?」

その声と共に、私の周りに多くの人が動いている気配を感じます。

私は、

「肩が痛いです」「左肩が痛いです」と声を出しました。

すると、

「脚は?」「脚は痛くない?」と聞かれ、

私は、脚?…

「脚は痛くないです」「ただ、脚は熱いです」

私は、右脚がものすごく熱く感じました。

その時は、脚がぐちゃぐちゃになっていることなど想像もしませんでした。

その後のことは、覚えていません。

気づいたときは、年を越し、病院のベッドの上でした。

右下腿開放骨折、左鎖骨骨折、頭部等の裂傷・・・

今から17年前私の人生のターニングポイントです。

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