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捨てるのかい、捨てないのかい、どっちなんだい!

音楽を愛する皆さんにとって、イヤホンやヘッドホンは日常生活に欠かせないアイテムですよね。しかし、その便利さの裏には、耳への健康リスクや音質に関する問題があります。

このブログを読んでいただいている皆さんはご存知の通り、私は音楽が好きです。
携帯のストリーミングサービスやYouTubeで音楽を聴いたり動画を視聴する際には、イヤホンやヘッドホンを頻繁に使用しています。
しかし、昔からこれらのデバイスを使用することには少し抵抗や心配があります。

その理由は。

一つは耳の健康への影響です。
イヤホンやヘッドホンの使用は耳に悪影響を及ぼし、聴力が低下するなどの健康リスクがあるためです。

調べてみたところ、世界保健機関(WHO)の報告によると、イヤホンを高音量で長時間使用すると、内耳の有毛細胞がダメージを受け、聴力低下のリスクが高まることが分かっています。
音量の目安は80デシベル(dB)で、これは街の騒音や家庭用掃除機の音に相当します。このレベルの音を長時間聞き続けると、耳に負担がかかり、聴力に影響を与える可能性があります。
WHOは音量を80dB以下に抑え、1日1時間以内の使用を推奨していますが、多くの人がこれを超えて使用しているのが現状の様です。

さらに、長時間の大音量使用が聴覚過敏を引き起こす可能性もあり、若年層でそのリスクが高まっているそうです。

また、イヤホンを長時間装着することで耳の通気が悪くなり、湿度が高まり細菌が繁殖しやすくなるため、耳の炎症や感染症のリスクも増加するとのことで、これは嫌ですよね。
ヘッドホンも同様の健康リスクがあるといいます。


もう一つは音質の問題です。

音質の悪い音を聴き続けることで、耳がそれに慣れてしまい、本来の豊かな音を感じ取る能力が低下することが想像できます。

例えば、ストリーミングサービスで音楽を聴く際、音質が圧縮されて高周波数の音情報が失われがちです。これにより、音楽の細部やダイナミクスが欠落すると思います。

そして驚くべきことに、現代人の多くは家にオーディオ機器を持っていないということです。
最近、バンドマンの友人でさえも家にオーディオがないと話していたのを聞いて、私もその事実に驚きました。実際、スマートフォンとイヤホンがあれば、音楽を聴く環境として十分だと思われがちですが、それでは本当の音楽の豊かさを感じ取ることが難しいです。

また、YouTubeなどのプラットフォームを通じて、音楽は視覚的に楽しむ時代になっていると誰かが言っていました。
私もその意見に共感しています。
近年ではミュージックビデオと言われてますが、MVやライブ映像の視聴が中心となっていて、音楽が目で見るものになってしまい、音質は二の次になっているのでしょうか。音楽の本来の楽しみ方が、視覚に重きを置くことで変わりつつあり、これは音楽の本質が損なわれているように感じます。


一方で、オーディオ機器を使って音楽を聴くと、その違いは明らかです。

さらには高品質なオーディオ機器となると、広い周波数帯域をカバーし、低音から高音までバランスの取れた音を再生できると思います。
これにより、音楽の細部まで鮮明に感じることができ、ライブ感や臨場感が増します。

前のブログにも書きましたが、休日には私もオーディオスピーカーを使って音楽を楽しむように心がけています。
そうすると、音楽をよりリアルに、そして感動的に体験できるのと信じています。

最後に、携帯のストリーミングサービスをイヤホンなどで聴く行為は、実際には抵音質な音楽を低音質なデバイスで聴いていることになります。
耳がその劣化した音に慣れてしまい、良質な音楽の魅力を感じ取る能力が鈍ってしまう事は、音楽を楽しむ上で、大きな損失となると思います。

イヤホンを捨てたくなりました。ね?

いや、今日は久々にマリーナ・ショウの曲を聴いて通勤したいと決めていましたから。

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