小6のきおく

小3~小5までは特に円形脱毛に関する記憶がない。
治療を受けていたのかどうかも覚えていない。

脱毛箇所が髪に隠れる場所で、小さな脱毛が数ヶ所あった程度。周りも自分も特に気にしていなかったんだと思う。

当時、円形脱毛症=ストレスと言われていたが、ストレスといわれても、何がストレスなのかわからなかった。そういう意味で、見えない箇所にあるうちは、得たいの知れない治療を受けることはなく、穏やかに過ごしていた。

小6の夏すぎから、耳の後ろに円形脱毛ができた。
どんどん広がり、冬には、ポニーテールにすると、下半分、髪の毛がない状態になった。
まだ、外から見える場所ではなかったが、今までと抜けるスピードや、抜ける量が違う感じがして、少し不安を感じた。

もともと、オープンな性格で、友達に脱毛箇所を見せたりすることで、不安な気持ちが少し和らいだ。

卒業間近な頃、担任の先生が中学の先生に申し送りをする機会があり、ホームルームのときに、「中学の先生に伝えてほしいことがあったら言ってね」と言われた。

子供ながらに、円形脱毛のことは申告したほうがいいのかな?と思い、先生に伝えた。
先生は円形脱毛に気づいておらず、こちらからも特に話していなかったので、脱毛箇所を見せたら驚いていた。

当時は直感的に「先生に伝えてもらおう」と思ったけれど、あとから思えば伝えておいてもらって良かったのかもしれない。

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