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【今週の気づき】発見の法則

「お米は稲の茎の部分に実っている」

これは今週気づいたことである。
今まで稲の成長を気にして見たことがなかったので、お米が稲のどの部分に実るのかも考えたことがなかった。だからお米が稲の茎の部分に実ることに気づいたのは新鮮だった。
ただ、ここからどんな「今週の気づき」に発展させようか頭を悩ませる。完全にネタ切れである。しかし、ネタが切れてからが勝負だと、絞り出すように思考を進めてみることにする。

きっかけ

きっかけは散歩中だった。
実は、4月末の新型コロナによる自粛期間から、平日でも土日でも散歩するようになった。習慣になったと言ってもいいかもしれない。今ではお決まりの散歩ルートができた。車通りの多いところを避け、裏道や舗装されてない道を進み、田んぼの横を通る。

その田んぼでは、田植え直後からオタマジャクシの様子を眺めたり、青々と成長した稲の葉が風に揺れてサラサラと音を立てる様子を動画に撮ってみたりと、ほぼ定点観測のように稲が成長する様子を見てきた。

先日もいつも通り田んぼの横を通ったところ、お米が実っているのを見かけた。
「ほう、もうお米ができてきたか」
と立ち止まってよくよく見てみると、お米は稲の茎の部分が膨らんでそこから出てきていることに気づいたのだ。これは新しい発見だった。長野県に住んで10年以上経ち、稲は見慣れていると思っていたが、まだ知らないこともあったのだ。

稲の写真

なぜ気づけたのか

10年以上も田んぼを見ていたのに気づかなかったことになぜ今になって気づいたのか。その要因を考えてみる。
①行動が変わったこと
 新型コロナの影響で散歩をするようになった。何度も散歩するうちにお気に入りの散歩コースができた。
②同じ行動をとるようになり、変化に気づけたこと
 何度も同じところを通るので、ちょっとした変化に気づけるようになった。 
③立ち止まってよく見てみたこと
 ちょっとした変化に気づいたときに立ち止まって良く観察した。
ここらへんがポイントかなと思っている。

発見の法則

行動を変える。
変えた行動を続けるうちに自分なりのやり方が見えてくる。
それを継続する。
するとちょっとした変化に気づける。
変化に気づいたら立ち止まってみる。
新しい発見がある。

もしかしたら人が何か新しいことを発見するときは、だいたいこのパターンなのかもしれない。発見の法則とも言える。
ニュートンはリンゴが落ちるのを見てすぐに万有引力を発見したという話があるが、実はそんなに単純な話ではない。
ニュートンはリンゴが落ちるのを見て「リンゴは落ちるのに、なぜ月は落ちてこないのか?」と考えたという。
きっと常に星のことや重力のことを考えていた中で、リンゴが落ちるという変化に気づき、立ち止まってみたのだろう。誰も考えないようなことを考え続けたからこそ、人が気にしないような変化に気づき、立ち止まって考え、新しい法則を発見できたのだ。誰もやらないことをやり続ければ、まだ誰も気づいていないことに気づける可能性があるのだ。

万有引力

ニュートンが書いたとされる高い山から砲弾を打つ図。
リンゴと月に同じ物理法則が働いていることを示している。

この「今週の気づき」もきっと誰もやらないようなことだろう。だからこそ価値があるのだと思っている。まず始めてみて(行動を変えた)、続けるうちに自分なりのやり方に落ち着いてきた。
あとは何かの変化をきっかけに立ち止まることができれば、まだ誰も気づいていない発見ができるかもしれない。そう考えると続けるのも悪くない。どんな発見があるのか楽しみである。
ということで今週も何とか「今週の気づき」を書くことができた。
こうして続けていけば、お米のようにいつか意外なところから実が出てくる。
ことを大盛で期待している。

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