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[平和の国の島崎へ(週刊モーニング)]

今回ご紹介するのは週刊モーニング(講談社)で連載中の「平和の国の島崎へ」です。

幼少期に国際テロ組織に拉致され、戦闘工作員となった男・島崎真悟。
30年の時を経て、組織からの脱出に成功した彼は故郷である日本に帰ってくる。
島崎は新天地で平和な日常を手に入れられるのか——。
原作は大型新人・濱田轟天、作画は『ハーン –草と鉄と羊–』『インビンシブル』の瀬下猛で贈る、日常と戦場の狭間で生きる男のアクション譚!
モーニング公式サイトより引用

登場人物紹介

・島崎真悟(しまざきしんご)
 9歳の時に国際テロ組織LELに拉致され戦闘工作員として育てられてしまう。
 アフリカ、中東、ヨーロッパ各国で活動。やっとのことで故郷日本に帰国。
モーニング公式サイトより引用

作品の想像力に身を任せることで私たちは普段考えもしないことを考え始めます。

例えば、バスに乗って偶然隣に乗り合わせた人が、喫茶店でコーヒーを飲んでいる時に横で新聞を読んでいる人が、もしかしたら破壊活動を企てているかもしれないと少し恐ろしくなる、なんて。

私たちが生活する日常は、平時と有事が混ざり合っているようにも思えてしまう。スイッチを切り替えるように平時と有事が切り替わるのではなくて、最近でいえばスプラトゥーンで陣地を色で塗り合った後のように、きっと同じ空間に同時に存在しているのではないでしょうか。

多くのドラマや映画や漫画がテロリズムについて語るとき、それが虚構であると分かっているのにリアリズムを感じるのに、現実の報道ニュースが「中東で自爆テロが起きました」と報じるたびに、どこか遠い国で大変なことが起きたと急にリアリズムが失われてしまう。なんでだろう?

第4話で福祉施設「すみれの里」を運営する”岡ちゃん”のエピソードが展開される。彼女には政治闘争に身を置いていた過去があり、その時の同胞(現在の菅野知事)に裏切られ組織が壊滅した。また再び、その知事が自身が運営する福祉施設までも潰そうとしているのを目の当たりにして銃を取る

選択されなかった者たちからの一撃をくらえ!
第4話「DEAR SHIMAZAKI AND OLD AMULET」

正義ってなんなんでしょ??

現在コミックス第1巻が明日発売です。一緒に島崎の今後を見ていきませんか?


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