OTAKU交流ファイル Vol.73 筋肉少女帯 CDアルバムをご購入のカナダ人(女性/30代前半)
私は11歳の時からJ-POPを聴いています。筋肉少女帯はここ4,5年ですね。私は大槻ケンヂと橘高文彦(一番好きなギタリストの一人です)の音楽をとても高く評価しています。一番最初はメタル好きな友達に筋少のCDを借りたのがキッカケです。
日本の音楽の中でも70年代から90年代の中頃までの曲が特に好きです。オートモッド、THE MODS、人間椅子他にもたくさん好きなアーティストがいます。もちろん筋肉少女帯以外の大槻ケンヂ関連(電車、空手バカボン、特撮、ソロ)と、橘高文彦関連(XYZA、ソロ)の音源も集めています。
大槻ケンヂの出身地である「中野」はあなたの店のある中野の事ですか?彼と会った事はありますか?ネットを通じて色々な国の彼のファンと友達になりました。フィンランド、ドイツ、アメリカ、オーストラリアetc... 彼の作品は世界中でリスペクトされていますと、彼と話すチャンスがあれば伝えて下さい。
(2006年のメッセージです)
OTAKU SPECIALIST's voice
えっと確かに大槻ケンヂさんは中野区出身で、僕も過去に何度か見かけた事はあります。でも、また偶然見かけた時に「あっすみません、あなたの作品は世界中でリスペクトされていますよ」と言うのはなかなか難しいゾ。あまりプライベートの邪魔もしたくないし。
東京でお店をやっていると、有名人がプライベートでご来店する事も時々ありますが、僕は気が付いても普通のお客様と同じように接する以上のことはしないと決めています。ですが、一度だけその自分ルールを破ってしまった事がありました。
ある日、男性のお客様が大量のレコードを買ってくれました。クレジットカードでの支払いを希望されたのでカードをお預かりしたのですが、そのカードに書かれていた名前を見て驚いてお客様の顔を見ると、メディア等で見た漫画家の浦沢直樹先生でした。
僕は浦沢先生の作品をほとんど持っているほど大好きだったので、自分ルールを破って話しかけました。
「普段はお客様にこんなこと言わないんですが、僕先生の作品をほとんど持っていて『YAWARA!!』の頃からずっと大好きなんです。もしよろしかったらサインをいただく事はできますか?」
「ありがとうございます。嬉しいです。いいですよ。好きなキャラ言ってくれたら描きますよ」
浦沢先生の超神対応で、何を描いてもらうか頭の中で色々なキャラクターが錯綜しましたが、やはり初めて読んだ浦沢作品の『YAWARA!!』から猪熊柔をリクエストさせてもらいました。
「柔を描くのなんて何年ぶりだろう」と言いながら、僕の目の前でどんどん柔が出来上がっていくあの1分くらいの時間は夢のような時間でした。いただいたサインは今でも大切に飾ってあります。
※この『OTAKU交流ファイル』で紹介しているメッセージは実際に外国のお客様からもらったものを日本語に訳して紹介しています。2006年から2015年くらいまでブログで書いていたものをリライトしています。
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