思い出し泣き笑い17〜歳を重ねるということ

認知症について考えてみた。
テレビ等で見ていた認知症のイメージは、徘徊、ご飯を食べたことを忘れる、乱暴な言動…。
私の勝手なイメージだった。

父と母が認知症と診断されてからも、普通に会話も出来ていたし、乱暴な言動はほとんどなかった。
お金のことに関しては多少責められたことはあったが…。

ただ、今思い出すと認知症と診断されるかなり前から、母は時々無神経な発言をすることがあったような気がする。
元々優しい人で、世話焼きで温かい人だった。
そんな母が相手を思いやれず、空気を読まなくなっていた。
今思えば、これは老化のひとつではないか?と思う。
歳を重ねていくと、我慢が出来なくなっていくのではないだろうか?
深く考えず、周りの状況も気にせず発言してしまう。

私は最初の子供を36歳で産んだ。
妊娠が分かり、母に報告した時は心底喜んでくれた。
そして第二子を40歳で妊娠。
母に早速電話で報告したところ、開口一番が「大丈夫なの?」だった。
高齢出産とはいえ、最初は「おめでとう!」じゃないのか?と若干イラッとしたが、実際産まれてみると素直に喜んでくれた。
この時、母は79歳だった。
立派な老婦人だ。

いずれ私もそうなるのか。
何を気をつければいいのやら。。。