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『まいにち漢方食材帖』〜体を思って食べるということ

前回、「食べつなぐレシピ」を何度も読み返していることを書いた。
同じように、キッチンに置いて、何度も読み返している本がある。

イラスト、かわいくて好き


食べることは生きることだとよく言われる。私自身もこうした思考の持ち主で、健康に生きるために食についてしっかり考えていきたいと思っている。

とはいえ、西洋医学にかかりたくない!とものすごい意思があるってわけではない。今週も歯医者行ったし。

でも、医療や薬に頼りすぎるより、食で健康管理できたら一石二鳥だし、食いしん坊だからそのほうがいいよねと考えている。

『ミドリ薬局のまいにち漢方食材帖』 櫻井大典 著

なんとなく体調がすぐれない、すっきりしたいと思うときに、キッチンでパラパラとめくってしまう一冊。
著者は、漢方薬局の薬剤師。食養生についてTwitterなどでも伝えてくださっている人だ。

食養生で大切なのは、旬。
季節の食材を、体調に合わせた調理法で摂ることについて、この本ではまとめられている。

春夏秋冬の食材で分けられて、見開きごとにイラストを交えた解説があるのですごくわかりやすい。

冬のものだと思っていたが春の食材で紹介されていたりと、目からウロコな発見もあったりする。

例えば、小豆なら冬。むくみがある時、体の水分を排出させてスッキリできる。

例えば、レタスなら春。イライラや興奮を鎮めてくれる。

例えば、さつまいもなら夏。胃腸の調子を整えてくれる。

食材ごとにレシピも簡単に掲載されていて、あ、やってみようかなと思える。不摂生がちの人も、これならきっとチャレンジできるはず。

季節ごとに分かれているけど、まあ、私は季節気にせず、その時の体調や手元にある食材と照らし合わせて読んじゃうけど。

とはいえ、「〜にいい」とされる食材がすぐに体を治してくれるわけじゃない。でも、体調に合わせて、食材を選んで食べることを習慣にすれば、不調を少し遠ざけてくれるはず。そして食べることを楽しめるんじゃないかなって思う。

漢方の食材についての考え方「熱・温・平・涼・寒」のこと、五臓「肝・心・脾・肺・腎」のことも、わかりやすく書いてあるので、食養生の入門編として読みやすい1冊だ。

汚い字だ…

そんなわけで、ちょっと最近疲れているので、このところしょっちゅう血を作ってくれるという黒豆を食べている。スープに入れたり、カレーに入れたり、ご飯に入れて炊いたり。黒豆って意外と万能!!
黒豆をひと噛みするごとに、きっと明日はもっと健康になれる・・・と願いつつ。

ミドリ薬局の漢方食材帖』 櫻井大典 著  ナツメ社

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