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登園日記#22 登園矢の如し

今日はいつもよりさらに全員で寝坊。次男の夜泣きを言い訳に、だらだら夜更かししてるから、こういうことになる。

長男は、慌ただしい空気をなんとかしようとしたのか、急に絵本や図鑑を広げて、「読んで」といいだす。

「まあ、焦んなよ。ゆっくり行こうぜ」と言われた気がしたが、こちとらテレワークを経て半野生化したとはいえ、それなりの社畜。遅刻はできれば避けたい。

とはいえ、力づくで押さえ込んでも、何もいいことはない。長男は負けん気が高反発素材でできているので、押さえたら押さえただけ跳ね返る。

結果、1人が絵本を読み、絵本に夢中になっている長男にもう1人が服を着せ、飯を口に運び、2人がかりでなんとかスピーディーに支度を終えた(人形浄瑠璃をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれない)。

制服のポッケにティッシュとハンカチを詰めた長男をタクシーに詰めて、一路保育園へ。

起きてから登園まで三十分程度だ。

はやいぜ、はやすぎるぜ、エキセントリック号。

もっと早く起きれたなら、もっとたくさん話して、気持ちを作って送れたのに、とは思うものの、反面「ちょっとタイムアタックみたいで楽しい」とも思ってしまう。

変化が好きなのは、子供だけではないのかもしれない。


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