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石巻で最高の週末を。上品山と「はまぐり堂」

5月最後の土曜日。
朝から愛車の整備をして、仙台のアパートを9時半に出発しました。
目的地は、石巻市。
仙台から片道およそ60km。
下道で2時間の道のりです。

石巻の中心市街地は、時々来ているので今回撮影はスルーして、まずは旧河北町の上品山じょうぼんさんへ向かいます。
ええ、覚えていらっしゃる方がいるかどうか不安ですけど、原付一種最後のツーリングで、ふもとまでは行ったのです。
もっともその時は、山の上がどんな場所かは知らず。



小型自動二輪免許を取得してから、「ツーリングマップル」東北版を眺めていたら「山頂まで行ける」旨の記述がありまして。
このシリーズは、道路地図としては縮尺は小さいのですが、見どころに関する記述がめっちゃ細かい。
その一方で、初心者やそれに準ずるライダーにはなかなかな試練をも与えてくれる「冒険の書」でもあります。

天空の牧場、上品山

ここからようやくこの日のフィルム1枚目。
カメラは京セラコンタックスT。

昭和ならくがき
山頂にはレーダー

標高は500mないのですが、上は牧場になっていて、放牧地の入口にバイクを乗り入れて写真なんか撮ると最高です。
車で行くと、道幅なんかやや狭いかもね。
しかし独立峰ゆえ、眺望は素晴らしい。

これはE-P3で撮影
上に同じく

こうしてみると、M. ZUIKO Digitalの描写性能もとても良いですね。
安定しているのがわかる。
肉眼でみた印象と近いのはさすがです。
空の青が濃くでているので特に。
ちなみにf16まで絞って、−0.3の補正をかけていました。
というか、補正を戻すの忘れてた…

一方、Tでピーカン照りの半逆光、しかもISO200のコダックカラープラス200では、いささかオーバー気味になるのも致し方ない。
上の写真で、同じ場所同じ構図で、横位置と縦位置を使い分けたのがありますが、たぶんフラップ(レンズカバーね)が、カメラを縦に構えることにより、レンズフード的な役割をしてくれたのではないかな。
空の色が、縦位置の方が深いでしょ。

期待してたより白っぽくなってしまった…+1.5補正ボタンを左手で押すよりかは、手でハレ切りをすれば良かったか?
その点、あくまでカメラ任せではないのが玄人っぽい。
「ぽい」だけで、わたしはぜんぜん玄人とは言えないのですけどね。
撮る人の技術と経験など、諸々が試されるカメラ。なんじゃないかしら。

蛤浜にあるカフェへ

下山してから、次に向かったのは、牡鹿半島の付け根付近、蛤浜にある「はまぐり堂」という、土曜日のみ営業のカフェ。

もっとも7月から営業日が少し減るようなので、あらかじめInstagramで確認した上でお出かけになることをお勧めします。

県道2号を渡波から約5kmほどで右にそれて、海のほうへ下っていくと、最初の浜が、蛤浜。
こんなバス停が目印ですけど、おしゃまは数軒ある建物のどれが目的地のカフェかわからず(Googleマップは迷ってから参照、ナビはめったに使わないへそ曲がり)、一度通り越してしまった。

行き過ぎたところで一枚

なんでおしゃまが海を撮ると、水平線が傾ぐのかじぶんでも謎です。
んで、はまぐり堂は、高台の上にあり、木造の日本家屋を美しく改装、といいますか整備した、すてきな建物です。
石段を登るしかない場所ゆえ、バリアフリーとはいかないのは致し方ありませんね。

店内は、じつにゆったりとした時間が流れていました。
照明や調度品ほか、とても気が利いていて素敵すぎる。
海を見下ろす窓ぎわには、昔漁業で実際に使われていたという、日本光学製のごつい双眼鏡が。
見せてもらうと、浜の波頭やなんかがくっきりみえる。
しかもたぶん気のせいですけど、フィルム写真のような見え味なのね。
いままでNikonには近づかず、興味なかったおしゃまですら、双眼鏡欲しくなるかもと思ってしまいました。

このカメラはミノルタ。ハイマチック7?

女性スタッフの方々の心あたたまる応対もあり、ついつい長居しそうになるのですが、そのうち帰りの道のりのことも考えて、後ろ髪を引かれる思いで浜をあとにしました。


ちなみにランチは予約制で、すぐに席が埋まるようです。
喫茶の時間がのんびりしていておすすめかも。

お読みいただき有難うございました。


Kyocera CONTAX T
Carl Zeiss Sonnar T* 38mm f2.8
Kodak Colorplus 200
(特記の写真を除く)

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