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ペンFTの露出計が動いた…

梅雨のあいだに買ったオリンパス光学ペンFT。
露出計不動というのでわりと安く売られてましたし、もう60年ちかく前のカメラゆえ、電気的な部分が正確に作動するほうが奇蹟みたいなもんではありますから、はなっからあきらめてはいたのです。

セコニックオートリーダー入手したこともあり、なくてもなんとかなるよね、と思ってはいたものの…

ある夏の夜に防湿庫から出して、ファインダーのぞいてガチャガチャしてたら、なんと針がシャッターダイヤルに連動して動くのです。
だって最初から電池も入れてないんよ…

そうなれば出来心で電池詰めてテストしないと気がすまないのが中古カメラおたくの哀しいサガです。

つうわけで、関東カメラ製品のMR-9アダプタを買ってきました。
午前中○ドバシに行ってものの見事に電池を買い忘れ、夕方改めて行ったのは内緒です…コンビニで売ってる電池ではないですからね、SR43。

クラカメに使う場合は電圧変換型を買いましょう。
SR43酸化銀電池は電圧1.55V
ペンFTにもともと適合する廃番の水銀電池は1.3V。
あとは電池室蓋の裏にある+とアダプタの+、電池の+と極性を合わせないと作動しません。
幸いこのカメラの電池室は腐食もなくきれい。
というわけで準備完了して、いつもお世話になっている星空カフェさんで壁に向かってレンズを向けるも…あれ?

絞り環を動かしても針は連動しない。
あわてて持参のバイブルを参照すると…

ペンFT用のレンズには絞りリングに独自のTTLナンバーがある。(中略)シャッタースピードを決めると自動的にファインダー内の指針がTTLナンバーを示すので、絞りリングをそのTTLナンバーに合わせる。つまり、露出計はシャッタースピードのみの連動となるわけだ。

飯田鉄著『使うハーフサイズカメラ』(双葉社刊)49頁

なーるほど。ぢゃ精度はともかく作動はしてるのか。
どこでよんだのか忘れっちまったのですが、このカメラの露出計指針は糸で動いているとかいないとか…それが引っかかると「不動」となるらしいのです。
てえことは、なにかの拍子で引っかかりが解消したということかな?
じぶんで分解なんかできないので詳細はわかりません。

めでたしめでたしと言いたいところですが、まだ改めての試し撮りをしていないので、糠喜びはできない。
そう、購入後のファーストロールの現像とっくに上がっていたのに、こちらでご覧に入れてなかった。
なんカットか貼りつけてお茶を濁しておきます。


ご覧いただき有難うございました。
つづきをおたのしみに…

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