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【クリプトニンジャ咲耶】第十七話『アウンとアトザ』感想・考察

こんにちは!お寿司職人です。
第2期(弐ノ巻)放送がスタートして早一ヶ月のTVアニメ「忍ばない!クリプトニンジャ咲耶」第十七話『アウンとアトザ』の感想考察書きました!
個人的には過去一好きな回だったので、よろしければお付き合いください!

推し活としてCryptoNinja(クリプトニンジャ)相関図も制作しています!
こちらも合わせてご覧いただくと、原作の理解も高まると思いますのでよろしければ!


【視聴について】

最新話はTVerの無料見逃し配信でぜひ!
過去回はアマゾンプライムなどで視聴できます!
(そのほか、Hulu、ABEMAなど主要配信サイトでも)

原作者のイケハヤさんも太鼓判な神作画をとくとご覧ください……!!

【なののさんのファンアート】

いつも私の感想考察noteの活動を応援してくださっているなののさんも、第17話に感銘を受けられて素敵なファンアートを……!!
手がけられたなのninカレンダーと共に、ぜひご覧ください!!

【MISTさんのファンアート】

個人的に、MISTさんのファンアートも素敵すぎたので、ご紹介させてください……!!(さすがのアウンくん愛……)

MISTさんが、2022年CryptoNinjaファンアートコンペで最優秀賞を受賞されたアウンくんの漫画作品(アトザさんも登場します)も、素晴らしすぎるので、合わせてご覧ください……!(勝手な推し活です)

【前回の感想考察】

第十六話「甲賀の宝物」の感想考察はこちら。
過去回の復習がしたいという方は、十五話までの記事もよろしければどうぞ!

【第十七話について】

・OPについて

甲賀のメインキャラ(咲耶・ネム・シャオラン&リーリー・コンガ・岩爺)以外で唯一、目立つ形で登場していたアトザ&アウン兄弟。
コンビニで立ち読み、お買い物している後ろ姿が描かれていて、この二人だけ特別感があるのはなぜなんだろう……と密かに気になっていました。

それが、まさか……この兄弟主役回が来る伏線だったなんて……!!(震え)
4か月前に初めてOPを観た時は予想もできませんでした。。
第十七話を最後まで観ると、仲良く並んだ二人の背中はまた違った印象に映ると思います……(泣)

・前回の続き

はい、そんなわけでついにやってきました……第十七話「アウンとアトザ」。タイトルコールの背景は、前回のラストシーン。
伊賀からの帰路の森。羽ばたく鳥と朝焼け。
もうこの時点で泣きそうなくらい、個人的に思い入れの強い推し回なんですが、心を落ち着けて書いていこうと思います……!

なお、コンテを担当された野中監督も、今回の第十七話は弐ノ巻(第2期)の中で特に好きな回の一つとのこと。
(今後出てくるであろうもう一つの回も気になりますが……!)
監督のおっしゃる「キャストさんの演技、美術、アニメーション」
「忍ばない!クリプトニンジャ咲耶」は、本当に毎回神というか素晴らしい作品なんですが、今回は特に力が入っていたように感じました。。
大迫力のアニメーション作品を、ぜひじっくり鑑賞してみてください。。

・アウンの回想

おまたせしました!今度こそ、本編の感想考察を始めていきます……!
前回、ラストシーンで咲耶ちゃんたちと初遭遇。
またしてもバトルになるのかと思いきや、衝撃的な事実を告げ、助力を求めた風魔のアウンくん。

「力を貸してくれ……風魔はオレ以外、やられた……!」
「えっ……?!」

「狐白に……」
「狐……!」

アウンくんは前回「敵が来る」とも言っていましたが、やはり狐白ちゃんのことだった模様。
それを聞き、ふたたび驚く咲耶ちゃん。
二度の面識があり、因縁ある人物の一人でもありますからね……。

ここで画面が一旦ホワイトアウト、気になるアウンくんの回想に突入!第十三話のラストでも出てきた風魔シティの風魔要塞らしき高い塔。
咲耶ちゃんたちがアトザさんにフルーツサンドを届けるため、変形前のタワマンに登っていた時代が懐かしい……(あの頃は平和だった……)

ここで結構間が空いたので、第十三話の衝撃のラストシーンを思い出してみましょうか……。
(詳細は第十三話の感想考察noteをどうぞです)

・第1期の風魔クラン

風魔衆を束ねる首領であり、風魔最強の忍者アトザさん。
彼の約2ヶ月(※咲耶ちゃんたちの第11~12話の山籠もり修行期間から推測)に渡る石化が解けて、ホッとしたのも束の間。

「一体何者の仕業なのですか?アトザ様に術をかけることが出来るとは……」という部下カルマくんの問いに対し「……狐白、なぜだ」と訝るアトザさん。
彼らの背後に狐白ちゃんが「クリプト絵巻」を持って現れ、仮面の下に不気味な笑みを浮かべていたのでした……。

(第十三話「大丈夫」より)

ここから先の展開が、第十七話でついに語られるようです……!
(待ってました!!)

・狐白の裏切り

「――狐白!貴様が、クリプトを……!」
第一声でアウンくんの怒りのこもった声が響き渡ります。

「裏切ったな?!」
「……気づくの遅すぎ」

目上のはずのアウンくんに対し、跪くこともせず、タメ口で小馬鹿にしたようなセリフを吐く狐白ちゃん。
ああ、これは…完全に黒というか、裏切り確定というか。
取り繕う気は全然ないようです(この潔さは自身のあらわれ……?)

「クリプトを渡せっ!」
再び響くアウンくんの怒号。
最も雄弁に食ってかかっているのは、悔しさが強いからでしょうか…。

つい先ほどまで石化していた兄に代わり、代理で風魔のトップを務めていたアウンくん。しかしこの二ヶ月の間、目立った成果は特になさそう…。
狐白ちゃんの裏切りを見破るどころか「クリプト絵巻」についてはすべて部下たちに任せっきりで、石化した兄を嘲笑したり石を投げたり。
風魔の首領としては、いささか粗が目立つ姿が描かれていた気がします。

(詳細は第九話の感想考察noteをどうぞ)

(第九話「戦のはじまり」より)

・武器と敵意

それぞれの武器である棍棒、鎖鎌を構え臨戦態勢のアウンくん、カルマくん。この行動はすなわち、彼ら二人は部下の狐白ちゃんに対し、完全に裏切者だと認識。明確な敵意を持った証なのだと思います。

実はさりげなく、原作武器を持った状態の二人がお目見えしたのは、今回のシーンが初めてなんですよね……!
これまで部下たちに命令するシーンがメインで、バトルシーンは出てきていないアウンくんとカルマくん。
(ついにこの二人のガチバトルシーンが見れるのか?!と前のめりになりかけたのですが――)

https://www.ninja-dao.com/characters より

・棍棒と人情派

しかし、アトザさんだけは冷静に事態をうかがっている様子。
武器の棍棒をまだ持っていないのが、前述したアウンくんとカルマくんとの大きな違い。

つまり、この時点でアトザさんだけはまだ、狐白ちゃんに対する明確な敵意がなかったのだと思います。
(「風魔最強の忍者」と名高いアトザさんなので、石化解除直後とは言え、ただなんとなく棍棒を持ち忘れてぼーっとしている可能性はな低いかと……)

https://www.ninja-dao.com/characters  より

理由としてはいろいろありそうですが、個人的には原作の「実は人情派」という設定がアニメでも大事にされている説を推したいです。

風魔のトップであり、一番の被害者でもあるアトザさんが先陣を切って問い詰めていくのかなと思ったのですが、そうではなかった。
一時的な感情に任せて食ってかかるのではなく、狐白ちゃんの言動を冷静に判断しようとしていたのかもしれません。

・雷撃と崩壊

そうこうしている間に、天井から現れた風魔忍者さんたちにあっという間に包囲された狐白ちゃん。ですが、一切臆することなく二本指を掲げます。

十三話で咲耶ちゃんに放ったのと同じ、雷遁のような忍術が指先から発動され……?!

えーーー?!なんと?!
室内からド派手に風魔要塞の屋根を貫いた……?!!

直後、轟音と共に大爆発!!!
これはシャレにならない大惨事に?!!?!

爆発と共にBGMが止まり、画面も暗転。
もしかして本編史上、最もシリアスな展開なのでは……?!??

暗闇が煙になり、視界が開けていく演出がすごくかっこよくて粋なんですが、呑気にそんなこと言ってられないほど事態は急転直下。

ああああああ……こ、これは……番宣CMで観た風景……!!!

立派だった元タワマン風魔要塞が一瞬で廃墟になってしまってますが……?!
アウンくんの隣にいたはずのカルマくんや、あれだけいた風魔忍者さんたちはどうなっちゃったの……?!

狐白ちゃん、一応元仲間に対しても容赦ないし、エグすぎる……(震え)
しかもちゃっかり自分だけ無傷なの、化け物すぎませんか……??

・咄嗟の結界

「っ……兄上、余計なことを……!!」
「咄嗟だったゆえ、お前しか守れなかった……!」

うう……だめだ。もう泣ける……!!(涙)
もともと兄を疎ましく思っている様子のアウンくん。
命を助けてもらっても、素直に「ありがとう」と言えない関係が切ない。。
爆発前に持っていたアウンくんの棍棒は、吹き飛ばされてしまったのか……。

対する人情派の首領アトザさん……本当は風魔衆の味方全員を守りたかったという想いがセリフにもにじみ出ていて、伝わってきます。。
(偶然隣にいたということもあるでしょうが、やはり弟のアウンくんを最優先で守るべく、無意識に体が動いたのでは……)

そして、さすがは風魔最強の忍者。
あの場にいた誰もがなすすべなく、爆発に巻き込まれてしまった中、唯一防御に成功しているとは……。
ご本人は悔やんでましたが、自分だけでなくアウンくんまで守っていて……やはり別格ですね。。
(爆発前に敢えて棍棒を持っていなかったのも、結界を張る防御態勢をとるための余地だったのかも……)

・狐白の正体

「貴様、本当に狐白か?!」

立ち上がり、先に口を開いたのはアトザさん。
爆発を起こした狐白ちゃんに対し、改めて正体を問います。

おそらく、これまで風魔衆にいた時とは別人級の強さを見せつけられたということなのでしょう……。
十三話で咲耶ちゃんたちと戦ったすぐ後だと思うんですが、あの時とも全然違うような……。雷遁はネムちゃんの龍が受け止めていた気がするし……。
実力を隠していたのか、それとも新たな力を手に入れたのか……??

「何者だ?!」

アトザさんの問いに、何も答えない狐白ちゃん。
狐面の目元が怪しげに光って、いよいよ裏ボス風味……!!
素顔が見えないからこその、絶妙な不気味さを醸し出してますね。。

・開戦と「逢魔時」

「こんなヤツ、俺が倒してやる!」
「……あんた邪魔」

圧倒的な力を見せつけられたにも関わらず、血気盛んに食って掛かるアウンくん。それに対し、攻撃の準備のように手をかざす狐白ちゃん。

狐白ちゃんの攻撃の矛先がアウンくんに向いているのを見て「……ハッ!」とするアトザさん。

「うおおおぉお!!」

アウンくんを守るため、即座に攻勢に出るアトザさん……!!
「攻撃は最大の防御なり」という言葉がありますが、狐白ちゃんの注意を自分に引き付けるため躊躇なく身を張っているのが泣ける。。

「はぁッ!!」

棍棒から繰り出される黒い忍術は、原作アトザさんの忍術「逢魔刻(おうまがとき)」なのか……?!と思ったんですが、岩爺(忍術「幻術・漆黒」らしき忍術発動)の時と同様、技名の詠唱などなかったので、完全に憶測でしかありません。

(第十話より)

ただ「逢魔刻」の言葉の意味から察するに、ちょっと闇っぽいイメージで、アニメーションの雰囲気とも合っている気はする……ので、ひとまずこの説を推してみたいと思います。

逢魔時(おうまがとき)、大禍時(おおまがとき)は、夕方の薄暗くなる、昼と夜の移り変わる時刻。 黄昏どき。 魔物に遭遇する、あるいは大きな災禍を蒙ると信じられたことから、このように表記される。

https://www.weblio.jp/content/%E9%80%A2%E9%AD%94%E6%99%82 より

・狐白の反撃

しかし、アトザさんの「逢魔刻」らしき忍術を、狐白ちゃんは片手一本で難なく防御。さらに、モノクロの演出が不気味さを演出。
忍術を吸収したように見えましたが……

当然のようにやられっぱなしではなく、すぐさま反撃!!
アトザさんたちに向けて、紫の光をまとった不気味な黒い忍術を放ってきました……!!!
(これまで見てきた狐白ちゃんの忍術の中でも相当やばそう……?!!)

すばやくトゲのようにまっすぐ向かって来て……?!!
(うわーーー避けてーーーー!!!)

良く見ると、棍棒で防御態勢をとって身構えるアトザさん。
狐白ちゃんの反撃のスピードが予想以上に速すぎて、アウンくんの前に完全に立ちはだかって庇う余裕はなかったような印象……?!(あああ……!)

「ぐあぁッ?!」
「――くッ!結界が……!」

・劣勢と猛攻

鋭利な忍術が直撃し、パキィィン!と音を立て割れてしまう二人の結界。
あまりの衝撃に目を閉じ、悲鳴を上げるアウンくん。
アウンくんより先に目を開けたアトザさんも、悔し気に呻きます。

爆発の際アトザさんが命がけで張ってくれた結界が、あっけなく破られてしまうとは……明らかに劣勢な風魔の首領兄弟……!
ますます絶望とピンチが積み重なっていきます。。

しかし、狐白ちゃんの猛攻はまだ続くようです……!!(震え)
結界が壊れたことを好機とし、さらに間髪をいれずに容赦ない攻撃の手。

さきほどは鋭利なトゲのようだった黒い忍術を、今度は螺旋みたいに、素早くトルネードさせて練り上げて放ち……?!!

憎悪の塊のような、おどろおどろしい黒い忍術がまるで生き物のように襲い掛かってきます……!!

・死守

「うあ……」

アトザさんが必死に自分に注意を向けようとしたにも関わらず、狐白ちゃんの攻撃は再びアウンくんに……!!
先ほど結界をやぶられた際、肩を負傷してしまったらしいアウンくん。
なすすべなく、しゃがみこんだまま動けない様子。
もうだめだ!!こんなの絶対防げないよーーーー(泣)と思った瞬間。

な、なんとーーー?!黒い忍術が直撃する直前、横からすかさず現れたアトザさんが、アウンくんをかばうように立ちはだかりました……!!!!!
表情からも、行動からも、とにかく弟を絶対に守る!!という強い意志を感じて泣けます。。(最高にかっこよすぎる兄……!!しんどい……)

ズドォォオォン!!!とド派手な轟音が鳴り響き……。
二人に炸裂してしまった?!と思ったその時――

カメラが突然、グワッと奥へ!
黒い忍術の方にズームするように引き寄せられ……
暗転。からの――?!

・風魔最強

「……はあぁあああぁッ!!」

雄たけびを上げ、黒い忍術を打ち破るかのように豪快に棍棒を振りかざし、狐白ちゃんに突撃していくアトザさんがっ……!!!!!
(この一連のシーン、すべてがかっこよすぎるので、テキストで魅力が伝えきれない。。アニメ本編で絶対に観てほしいシーンです……)

普段クールで冷静沈着なアトザさんが窮地に立たされても心を折らず、渾身の反撃を繰り出す姿。熱すぎます。。
首領としての裏切り者への落とし前や、弟をはじめとする風魔の仲間たちを傷つけられた怒りも含まれているような気もします……。

アトザさんの鬼としてのご立派なツノが、折れたり欠けたりヒビ割れたりしているのが痛々しい……!目元からも血が出ていて、マフラーや忍服もボロボロになってしまっていて、全身に擦り傷も……。
相当なダメージを負っていることが一目瞭然で伝わってきますが、劣勢でもなお、果敢に立ち向かって行くアトザさん。。

「くぅッ……!!」

番宣CMでもかなりメインな印象だった、狐白ちゃんの刀とアトザさんの棍棒がぶつかり合うシーン……!!!
忍術バトルから、物理的バトルに発展していくのも熱い……!!
ド迫力のバトルシーンに合わせ、BGMもシリアスなロック調に……!!
(ダークヒーローっぽい風魔のイメージにもピッタリすぎてやばすぎます)

一般的には刀の方が棍棒より弱そうですが、謎の闇チート能力を持つ(?)狐白ちゃんは、あっけなくアトザさんを吹き飛ばしてしまいます。

刀の一振りで、空中に大きく投げ出されてしまうアトザさん……!
事の顛末を知りつつも、無事を願わざるえません。。

・決死の奪還

「ッ、うぅ……!」
「……つまらない」

後方に着地し、苦し気に呻くアトザさんに対し、見下したように憎まれ口をたたく狐白ちゃん。
アトザさんのすぐ背後には、先ほどかばった弟・アウンくんの姿。
(ふと気づいたのですが……これまで風魔の下っ端として跪く側だった狐白ちゃんだけがこの場に立っていて、首領兄弟の二人が膝をついている対比が、まさに逆転の構図になっていてすごい。。)

「こっちのセリフだ……!」
「……いつの間に?!」

これまたカッコよすぎる痺れるシーンが……!!!
なんと、先ほどの交戦の最中、どさくさに紛れて狐白ちゃんから風魔の「クリプト絵巻」を奪還していたアトザさん……!!!!!

狐白ちゃんの刀と棍棒をかち合わせていた際、片手が空いていた理由はこれだったのか……?!!と震えました。。なんという戦術と機転……!!!
敢えて激昂したように見せかけ、優勢だと油断した狐白ちゃんの隙をついたのだとしたら敏腕すぎます!!!

考えなしに一時の感情だけで突撃していたわけではなかった……これが風魔を背負う首領、風魔最強の忍者……!!!すべてにおいて優秀すぎます。。

・首領の背中

「――アウン!!」

すかさず背後にいるアウンくんに「クリプト絵巻」を投げて寄越すアトザさん!
窮地にも関わらず、瞬時にここまで的確に戦略を組み立てられるとは……!!
(もしかして、アウンくんに託すために、わざと力を抜いていい感じの距離、後方に吹っ飛ばされた……?!)

「兄上……?!」
「……アウン、風魔は任せた……っ!」

驚くアウンくんに切ない一言を告げ、再び狐白ちゃんに向かって行くアトザさん……!!(ああ……盛大なフラグが……)

この言動から、彼の中の優先順位が明確に見えて胸が熱くなりました。。
自分の命よりも、弟・アウンくんと風魔の「クリプト絵巻」を守ること。
兄として、首領として。責務を果たそうとしているのだと……。

・弟の本音

「……なぜ?!兄上を邪魔に思い、風魔の首領の座を狙っていたオレに……ッ!!」

俊敏に幾度もぶつかり合い、刀と棍棒を激しくかち合わせる二人。
強者二人のハイレベルな激戦を見守るアウンくんは、呆然とした様子。
でも、心の奥底にあった本心から問いかけました。

石化した兄に「あんた、お似合いだよ」と皮肉ったり、石を投げたりしていたのは、やはり下剋上を狙っていたから……。

もしもですが、風魔の首領が昔ながらの世襲制で、一族の長男が就任するしきたりで、アウンくんは兄・アトザさんがいる限り、永遠に首領にはなれない立場なのかもしれません。
これまでのストーリーで、アトザさんの有能ぶりとアウンくんの無能ぶり(失礼)も対比として描かれて来ているので、そのあたりの実力差からくる一方的な嫉妬や確執などもあったのかも。。

(第十三話より)

「っ……俺はもう、ダメだ……」
「兄貴……ッ!!」

ボロボロの極限状態にも関わらず、ひとしきり狐白ちゃんと戦い続けたアトザさん。
しかし狐白ちゃんには一太刀も浴びせるとが出来ないまま、再び膝を着いてしまいます。。
そんなアトザさんに対し格式ばった「兄上」ではなく、身近な印象の「兄貴」と呼ぶアウンくん。。

冒頭で結界に守られた時も、つい先ほど狐白ちゃんとの交戦中にアトザさんに問いかけた時も、どちらも他人行儀に「兄上」と呼んでいたのに……。。

・【余談】「兄上」と「兄貴」

実は、アウンくんはこれまでの登場回(第九話、第十三話)の中でもこの二つの呼び名を使い分けてきました。
一人の時や部下たちの前では「兄貴」。
でも、アトザさん本人の前では頑なに「兄上」

アウンくんのアトザさんに対する複雑な心境が、呼び方に表れていたのではないかと考察するのは難くありません。

これは完全な妄想ですが……。
もしかしたら、子供の頃、アトザさんが首領になる前は、アウンくんはアトザさんを常に「兄貴」と呼んで慕ってて、どこに行くにも後ろをついて回っているくらい大好きな時代もあったのかな……などと想像しちゃいました。。(兄弟の過去話もアニメで観たすぎます……)

・兄の本音

そんな弟のアウンくんの問いに対し、兄のアトザさんも本心を吐露。。

「……俺が信用できるのは、昔からお前だけだ。アウン……」

うっ、うっ、うわあああああ……!!!(大号泣)
なんという兄弟愛!!!最高すぎる……!!!!!
こちらが私が第十七話を神回と断定し、トドメをさされた名シーンです。。
というかアニメ本編の中で、過去一で心にズドンと来たかもしれません。。

アトザさんは、恐らくアウンくんに疎まれていることも知りながら、それでも唯一の血縁、たった一人の弟として大切に想ってきた……ということですよね。。ああもう……改めて最高すぎる兄弟の絆と愛。。

しかし、いつになく綺麗なタイトル回収でもあります……。
前回の次回予告で「アウンとアトザ」のタイトルとこちらのカットを見た瞬間、テンションがぶち上がってしまいましたが、まさにこれが見たかったので……!!
アニメ制作陣のみなさま、本当にありがとうございました……(拝み)

・【余談】風魔の首領

「風魔の首領」という立場は決して華々しく輝かしいことだけでなく、人知れぬ苦労や孤独なことも多かったのではないか思うのです。
風魔クランは原作設定的にも、他のクランと比べて実力主義的で、階級が明確に決まっているので(唯一「首領」以外に「幹部」の肩書が存在)ほのぼのした甲賀のリーダーである岩爺以上の苦労なんじゃないかなと想像しています。
これまでも大なり小なり、下剋上や裏切り者が出たこともあったかもしれないし、その苦労を弟に味合わせたくなかったのかもしれません。

あとは、弟にどれだけ疎まれようと、自分が「風魔の首領」を務めることで弟を含めた風魔クランを守れるなら、嫌われても仕方ない。
弟含め、周囲からのやっかみなどもすべて甘んじて、受け入れてきたのかもしれません。

・アウンとアトザ

「いやだッ!兄貴!!」

兄の気持ちを知り、さすがのアウンくんも大きく心動かされ、本音がまじった悲痛な叫びが……!!!(泣)
視聴者も同じ気持ちだし、もう「兄貴」呼びも隠せなくなってますね……。

力尽きたように、悲し気に目を閉じるアトザさんの表情も切ない。。
今回の戦闘の始終もずっとアウンくんの身を案じ、風魔の未来を考え、戦い続けてきたのに、こんなことって……。。(アトザさん、生きて……!)

うっすらと画面全体に光をまとったようなエモい演出とともに、目元から流れる一筋の赤い血が涙にも見えてさらに切なく……。
なんというかもう……3分半のショートアニメとは思えない劇場版のような、重厚かつ壮大な盛り上がりですね。本当にすごい。。

あと、このシーンを見てふと「泣いた赤鬼」のタイトルが思い出されました(内容はあまり深く関係ありませんが、あのお話も赤鬼と青鬼の話なので……)

「……もっとお前と、バカな話でもしたかった……」

うわああああ……!!!!!(合掌)(昇天)
まさか、これまでの弟との関係、過ごす時間の後悔まで語られるとは……!!!
(いろいろと破壊力がすごすぎる……本当にごちそうさまです……!)

なんというか、もう……アニメ制作陣のみなさんが、アトザさんの魅力をめちゃくちゃ丁寧かつ絶妙に引き出してくださっていて拝むことしか出来ないです。。原作設定とオリジナル要素の癒合とバランスが最高すぎる……!!

前半「風魔の首領」らしい圧巻のバトルシーンから、後半に弟アウンくんとの確執からの和解が描かれ……どこまで視聴者を感動させたら気が済むんでしょうか。。

クリプトニンジャ黎明期(21年秋~)初期登場ニンジャの中、イケメンキャラ筆頭として特に人気があったアトザさんが、TVアニメでこんなにも注目を浴びる日がくるとは……感慨深いものがあります。。
(お寿司職人も当時アトザさんのファンアートを作りまくってました)

おそらく、アトザさんの原作設定「風魔の首領級」「実は人情派」と、弟のアウンくんが存在することからここまで素晴らしいアニメが生み出されたことに震えます。。(作品自体の素晴らしさと共にこの凄さも伝えたい……)

・【エンドカード】アトザの願い

そしてここで、今回のエンドカードについて監督さんの神解釈コメントと共に触れたいと思います。。

「アトザの願い」というコンセプト、エピソード、想い、アート……なにもかもが本当に素晴らしすぎて……!!!(大号泣)
アウンくんとアトザさんが仲の良い兄弟だった時代にも想いを馳せてしまいますし、もし二人がギクシャクしなかったらエンドカードのアートのように普通の兄弟として気さくに「バカな話」ができてたのかな……。
今回崩壊してしまったアトザさん家に置かれた、タワーマンションのロングソファで、楽しそうに過ごす二人の姿にほっこりです。。

アウンくんからすると、兄のアトザさんは名実ともにパーフェクトで、劣等感を感じるくらい優秀で。
加えて、恐らく部下たちからも信頼が厚く、もしかしたらアウンくんは周りから兄と比べられることもあったのでは?とも。。
(「兄のアトザ様に比べて、弟のアウン様は……」的な)

どんなに足掻いても勝てない兄。評価してくれない周囲の仲間。
石化したアトザさんに石を投げていたのは、八つ当たりの感情に近かったのかもしれません。
首領の弟という立場でありながら、大人になり切れなかったアウンくんは拗ねて、兄との関係がこじれてしまったとすると。
兄のアトザさんは人情派で優しいので、そんな弟のことも責めずに仕方ないと思いつつ、いつか分かってもらえると信じていたのかもしれないですね。。(だめだ……永遠に語れてしまう……)

再び平和な世で、兄弟が心から笑い合い、童心にかえって楽しい時間を過ごせる日は来ることを願うばかりです。。

・アトザの覚悟

しかし、無常にもアトザさんの「願い」は打ち砕かれてしまう展開へ……。
エンドカードで描かれたアトザさんの内面を想いながら、このシーンを改めて視聴すると、発狂するくらいこみ上げてくるものがあります。。

アトザさんに近づいてくる気配と足音、顔全体にかかる不穏な影。
一瞬なんですが、この演出もこの後の悲劇的な展開を暗示しているようで、本当にすごいなと思いました……。

「……黙って消えて」
「――てめええぇッ!」

アトザさんの前に立ちはだかった影の主は、やはり狐白ちゃん。
刀を振りかざし、トドメをさそうとする絶望的なシーンなんですが、構図がかっこよすぎる……!
目の前で兄がピンチなのになすすべなく、悔し気に声を荒げるしかないアウンくん、切ない。。と思っていたら――

「――行けッ!!」

最後の力を振り絞るかのように、アトザさんがすばやく印を結び「逢魔刻」らしき黒い忍術を発動……!!!!!(大泣)
風魔の「クリプト絵巻」を託したアウンくんを無事に逃がすため、完全に自分に注意を引き付け、戦意喪失したと見せかけ忍術を発動するって……!!
アニメとして描かれたのはたった数分だったんですが、アトザさんが「風魔最強」の忍者だとよく分かりました。。本当に本当にすごい忍者です。。

・アウンの涙

「兄貴ーーーーーッ!!!」

兄の忍術に巻き込まれながらも、涙を流し、兄のアトザさんへ手を伸ばし叫ぶアウンくん……!!!もちろん「兄貴」呼び!!!!(嗚咽)
冒頭、アトザさんに結界でかばわれ「兄上、余計なことを……!!」と卑屈に言っていたのが同一人物とは思えない表情と言動の変化が。。

でももちろん手は届かなかったし、気づいた時にはすべて遅かった……という後悔と絶望を感じました。。
あれだけいなくなればいいのにと思っていたはずなのに、本心に触れ、失いかけて思い出す、大切な兄の存在。
命がけで自分のことを守り抜いてくれた想い。
この時のアウンくんは、いろんな感情が入り混じっていたんだろうなと。。

兄が狐白ちゃんにトドメを刺される瞬間は見届けることなく、その場から転移するに至ったアウンくん……。
本編屈指の壮絶なシリアスバトルシーンを終え、アウンくんの回想は幕を閉じました。。

・【余談】アトザという忍者

一旦落ち着いて、ここまでのアトザさんの功績をまとめます。。
・咄嗟に結界を張り、自身だけでなくアウンくんも爆発から守る。
・狐白ちゃんの攻撃の標的となったアウンくんを何度も守る。
・風魔の「クリプト絵巻」の奪還に成功し、アウンくんに託す。
・「クリプト絵巻」を持ったアウンくんを逃がす。

アトザさん自身はかなりの深手を負っていますしこの後の安否も不明ですが、格上のチート狐白ちゃんの猛攻から大切な弟を守りきり、風魔の「クリプト絵巻」まで奪還しているという点では、大健闘なのではと思います。。

劣勢の中でも、最後まであきらめず持っている武器で最善を尽くす。
常に次の手を考え、冷静に戦略を練り、優先順位を明確にし、自分の身を犠牲にしても目的を果たす。
立派な風魔の首領であり、弟想いの兄であり……とにかくあっぱれです。。

原作ファンとして、元々アトザさんには冷静沈着な知将のイメージを持っていたんですが、アニメでこんなに素晴らしく描いてくださるとは……。
(解釈一致すぎて泣きました。。本当にありがとうございます……!!)

ちなみに、私はこの後のアトザさんは……
・絶対に生きてる(生きててほしい!!!!!)
・甲賀要塞にお留守番中の岩爺が駆けつけてくれる
・寸前で助かる

という説を推してます。。(願望まじりの妄想ですw)

(【※2/7追記】冷静に考えたら、岩爺がこの場に駆けつけるには時系列的に無茶があるなと思い直したのですが、願望を書いたまでなのでこのままにしておきますw)

狐白ちゃんがアトザさんにトドメを刺した明確なシーンは映っていなかったですし、岩爺も二回ほどフラグを回避して生存してくれているので。。

・兄弟の想い

場面は再び、冒頭の咲耶ちゃんたちと遭遇した伊賀付近の森に。

「兄貴に託されたこの風魔のクリプトを守る。そのためなら何でもする」

兄・アトザさんが決死で守った風魔の「クリプト絵巻」を手に、成長を感じるアウンくんの力強い言葉……!!!
有能すぎるリーダーの元で甘ちゃんだった若手が大人になり、少しずつ自立していく姿は、甲賀の岩爺と咲耶ちゃんの関係にも重なります。
アウンくんが今後の風魔を背負って立つ、頼もしいリーダーへ成長していく伸びしろにワクワクしてしまいました……!

「力を貸してくれ……!」

見栄もプライドもかなぐり捨て、甲賀の面々に頭を下げるアウンくん。。
これは、甲賀と風魔の共闘ルート来るのでしょうか……!(胸熱)

・きっかけはSNS!

「けど、なんでうちらのところに?」と問うネムちゃんに対し、アウンくんが見せたのは……

こ、これは……!!第十四話「新たなる戦い」にて、咲耶ちゃんが見せていたSNS投稿……!!www
(さっきまでの回想が別のアニメのように、一気にコミカルな雰囲気にw)

比較すると、相変わらずバズってはいない、微妙な変化が面白かったですw
・2日経ってる(18時間➡2日)
・3回のリツイート(1➡3回)
・4回のいいね(2➡4回)

(第十四話より)

ますますアウンくんと咲耶ちゃんが似た者同士に思えてきましたw
これは、アウンくんが「クリプト絵巻」と検索をかけたのでしょうか……?w
(めっちゃ細かいんですが、アウンくんのスマホの画面はタイムラインではなく、投稿の詳細画面だったのでw)

「あぁあ~……」
「よくこれで来る気になりましたね……」

あまり上手くいかなかった自覚があるのか、腑抜けた声を出す咲耶ちゃん。
ちょっと呆れたようなシャオランちゃん。

・伊賀への誘い

「お前ら、クリプトを集めても、大したことしなさそうだし……」
「任せて!伊賀に行こう!!」

なんという理由w
ゆるふわだったことが、逆に非常時の信頼につながるとはww
前回のハヤテくんもそうですが、咲耶ちゃんの自由すぎる言動が他のクランのニンジャたちには意外に評価されるのが面白い……ww

そんな咲耶ちゃんですが「京都、行こう」みたいな軽いノリで伊賀シティに行くことを提案。

「伊賀ぁ……?!」

意外な提案に驚き、訝し気な声を上げるアウンくん。そりゃそうですよねw
それに対する咲耶ちゃんはほがらかに説得。

・鳥好き(重要)とお預け

「強くて鳥好きな人がいるから、上手いことやってくれると思う!」

鳥好きww
逆にハヤテくんがナルカミといたことが、咲耶ちゃんにとってそんなに重要な信頼ポイントだったとは……!www

でも、実際に交戦していなくても、咲耶ちゃんはハヤテくんが「強い」って分かるんですね……!
(岩爺やコンガ師匠から何か前情報があったのかもしれませんが、これまでの経験や周りの忍者たちが従っている様子、佇まいやオーラからそう察知したのかも?)

咲耶ちゃんの主人公らしからぬ他人任せなぶん投げ感も、じわじわきますw
確かにハヤテくんは上手いことやってくれそうですが、あの短時間でここまで咲耶ちゃんを全面的に信頼させられるのすごい……!w
(ナルカミパワーなのか?w)

(第十六話より)

咲耶ちゃんのアウンくんに対する説明はさらに続きます。

「うちらのクリプトも預けたんだ!!」

めちゃくちゃ得意げだけど、堂々と威張って言うことじゃないww
(でも、先ほどまでアウンくんの回想で悲壮な雰囲気だった空気を、ゆるふわな笑いで和ませてくれる咲耶ちゃんに救われる気持ちもあり。。肩の力を抜かせてくれてありがとう……w)

「クリプトを預けた……?」
「こいつ、清々しいほど人に頼るんだ」
「いいから!伊賀に行こうっ!!」
「また……?」

信じられないものを見る目のアウンくんと、そんな彼に共感したように呆れるネムちゃんw

おかまいなしに意気揚々と伊賀に行くことを再プッシュする咲耶ちゃん。
(なんだか嬉しそうなのは、伊賀に良いイメージを持っているから?クリプトを預けてるし、問答無用で攻撃される心配がないから?)

一方のコンガ師匠はカッコ悪い姿もさらしたからか、もう一度行くのは気まずそうですw

・伊賀シティの異変

そんなみんなの話題、THE 忍者の里・伊賀シティが再び登場!
咲耶ちゃんとコンガ師匠が潜入したのは夜間だったので、昼間バージョンは初ですね。
夜の時のように鳥の姿はありませんが「ピーヒョロー」という鳴き声が聴こえ、標高の高い山里の雰囲気を目からも耳からも感じます。

伊賀要塞らしき屋敷にて、精神統一。
鷹の掛け軸の前で瞑想をするハヤテくん(さっそく再登場、嬉しい……!!)

このシーン、個人的に(いや、分かる……)となりましたw
ハヤテくんは模範的な忍者で、どんな時でも自堕落に過ごすとかなさそう。
常に心身を鍛えるか、里の様子を見守るか、めちゃくちゃ意識高く過ごしているイメージがあります。。

あとは、「クリプト絵巻」が2つも手元にあることで、より一層守りの意識が強まってのことかもしれませんが……。
静寂とともに瞑想タイムが続くのかと思いきや――。

「――ッ……!」

突如、バチッと差し込む一筋の白い光。
ハッとしたように目を開け、視線を向けるハヤテくん。
いつの間にか辺りが暗くなっている?!
次回、再び伊賀に異変が……???乞うご期待!!!

【次回予告について】

担当はシャオランちゃん&ネムちゃん。
地味に、次回予告が普通に出来るようになっているシャオランちゃんの成長ぶりも微笑ましいw
(初回は完遂できず、ネムちゃんに丸刃げして終わっていたのでw)

「シャオランです。瞑想する時に限って、電子レンジの出来た時のメロディーが頭の中に流れちゃうんですけど、どうしたらいいですか?」
「どうでもいいこと聞くんじゃねー!」

ラストシーンのハヤテくんから来た瞑想トークに笑うのですが、シャオランちゃんが普段から瞑想しているのも小さな発見でしたw
(忍者の修行の一環で、岩爺やコンガ師匠に取り入れるよう言われているのかもですが)

ラストシーンで現れたのは、風魔を壊滅寸前に追い込んだ狐白ちゃん。
窓枠に腰掛け、何かを持ちかけている様子??
今回植え付けられたイメージから、死神的な存在というか……嫌な予感しかしないのですが……。
伊賀のハヤテくんの元を訪れた目的は「クリプト絵巻」でしょうか。。

(ていうかハヤテくん、さりげなく座禅して床から浮いてるのすごい!w
さすが正統派忍者。ストイック……!)

狐白ちゃんが窓枠から飛び降り、近づいてきても微動だにしないハヤテくん。お互いに戦闘の意思はなさそう……??
今回あれだけ風魔の面々に対して容赦ない手厳しい攻撃を繰り出していたのに、甲賀の咲耶ちゃんに対してもそうでしたが、他のクランの忍者に対しては態度が軟化していると感じるのは気のせい??

ハヤテくんのこの表情は一体……??
バチバチのバトルにはならなそうですが……。。
(しかしいつ見てもイケメン……)
ナルカミとの連携技や、忍術「鷹の目」など、アニメでハヤテくんの本気が見れる日は来るのでしょうか……。

場面は変わり、咲耶ちゃんたち一行が丘を駆けていくような姿が。
アウンくんが加入して、意外な顔ぶれになりましたね……!
(意外としっくり来ていて、既になじんでいるような気もするw)

コンガ師匠がいなくなってるのは、離脱したのかな??
甲賀に一旦帰還して岩爺に報告、もしくは単に気まずくて伊賀に行きたくなかったのかw(結局コンガ師匠の本気も実戦で見れてない……w)

駆けていった先、伊賀の丘に佇む結ちゃんが……!!
ちょっと険し気な表情なのが気になりました。
まさか、ハヤテくんに何かあった……?!と思っていたら――

?!!お、おお……?!おまつり?!なんで?!ww
シリアスからほのぼのへの振れ幅がすごいw
さりげなく結ちゃんだけでなく、雑賀のクリプト絵巻を持った弁天さまもいる?!w
え?あれ??クリプト絵巻四つそろっちゃう?!
タイトルも展開もまったく想像できませんが、なんだか癒されそうなので楽しみです!!

十七話に関する感想考察はここまでなのですが、本編全体を通して気になることも出てきたので、超余談として語ろうと思います。。
(個人的妄想や推測も多めなので、興味がある方のみお読みくださいw)

・【超余談】狐白の実力

今回狐白ちゃんの圧倒的な力が露見し、物語も大きく動きました。
しかし、これまで狐白ちゃんって一クランを壊滅させるほど、強そうだったかな??という疑問を改めて強く抱きました。
そこで自分の頭を整理するため、これまでの狐白ちゃんのバトルシーンを振り返ったみることにしました。

① vs 咲耶・ネム・シャオラン(第七話「大ピンチ!風魔シティ」)
初バトルの相手は、修行前の咲耶ちゃんたち。
紫色の妖しい術で物を浮かせ、破壊する忍術を初披露。

通常の手裏剣しかできなかった咲耶ちゃんでは手も足も出ませんでした。
絶体絶命でしたが、岩爺の介入により間一髪で難を逃れます。

② vs 分身の岩爺(第八話「岩爺の力」)
お次の相手は「幻惑の術」で分身として現れた岩爺。
刀で切り裂くようなかまいたち風の斬撃を繰り出しますが、あっけなく避けられてしまいます。

その事実を見破れていたのか、いなかったのか?
お得意の忍術が一切通用せず、焦る狐白ちゃん。

③ vs  咲耶・ネム・シャオラン(第十三話「大丈夫」)
お次の相手は修行済みの咲耶ちゃん。
第一期の最終回ということもあり様々な技のオンパレード。

お馴染みの術で雑賀忍者さんを大量に浮かせ、危うく爆破させかけたり……

咲耶ちゃんと肉弾戦をしたり……

雷遁のような術を繰り出したり……

咲耶ちゃんの光る手裏剣と刀を交え、拮抗したり……

咲耶ちゃんたちとの二度目の対決は、決着がつかず。
「……今消すには惜しい。クリプトは預けておく」という意味深な捨てセリフを残して退散していきました。
本来の実力であれば倒すことも出来たけど、実力を測っていたような。
敢えてトドメをささなかったし、場合によっては手を組んでもいいような。
そんなニュアンスでしたよね。

というわけで、第1期(第1~13話)の狐白ちゃんも確かに強敵なんですが、岩爺や弁天さまに比べると中ボスくらいな印象でした。
咲耶ちゃんのちょっと格上ライバルキャラみたいな実力なのかなと。

なので、今回、風魔最強のアトザさん相手に余裕だったのは衝撃的でした。
風魔の序列的にも、モブの風魔忍者さんを従えてはいたものの一番格下。

ですが、これは風魔衆に潜入するためのカモフラージュだった可能性もあり、真の実力が底知れない今はなんとも言えないところです。

第六話のエンドカードイラストで、唯一別の方向を見ている狐白ちゃん。
このころから裏切り者というヒントが隠されていたのかと思うと震えますが、首領のアトザさんを石化させ、風魔の「クリプト絵巻」を奪い、世界にかかっていた「忘却の術」を解いた犯人だとすると、穏やかではないですよね。。彼女を突き動かしているのは一体何なのか……。

個人的には世界または、特定の個人に対する憎悪なのかなと思っています。
というのも、ずっと気になり続けているのが、狐白ちゃんが第八話で岩爺と風魔シティで対峙した際に見せたこの表情……というか演出。
岩爺への激しい憎悪を感じたのは気のせいなのでしょうか。。

その一方、毎回IFの世界が描かれることもあるエンドカードでは、狐白ちゃんと語らう姿が描かれている岩爺(第八話)
原作設定では「甲賀」と「風魔」でありながら、祖父と孫(咲耶ちゃんと双子)の間柄でもあるこの二人の関係性が、狐白ちゃんの凶行に何か関連があるのか気になるところであります。

ついでに言うと、岩爺がおすそ分けでフルーツサンドを届けるような間柄のアトザさん。
それぞれ互いに「甲賀」と「風魔」のトップを努めている共通点もある二人は、原作設定案では過去(シーズン1)にクランの垣根を越えて共闘したとも。
(※第四話「チェンジ」感想考察noteの「風魔シティのアトザ」の項目でも語っています)

(「CryptoNinja全体像【案】」のまとめ資料

もし仮に狐白ちゃんが岩爺に恨みを持っていた場合、アトザさんにも同じく恨みを持っている可能性もあるのかなと。
もしくは風魔クラン自体に何か恨みが??

というのも、今回の第十七話の猛烈な戦いっぷりから、狐白ちゃんの「風魔」に対する激しい憎悪を感じたんですよね……。
これは、第十三話で咲耶ちゃんと戦った時には感じなかったというか……。
(気のせい??)

あとこれは超個人的妄想ですが、過去に岩爺とアトザさんが封印した悪鬼・悪霊が狐白ちゃんに指示を出しているか、乗り移っている説もあるような気もしています。
風魔最強の忍者であるアトザさんがまったく歯が立たず敵わなかったので、クランの垣根を越えて共闘しないと勝てないレベルの何かが後ろにいるんだろうな……という気持ちに。

番宣CMに登場する謎のサル?のような敵さんが、何か関係があるのか……。
いまは亡き伝説の忍である刃さんが何か、糸を引いているとかそういうこともあるのか……。真の黒幕の正体、クリプト絵巻のゆくえなど……今後の展開も見逃せません!!

【アニメ公式関連の最新情報】

おまけとして、アニメ公式関連のニュースも可能な範囲でご紹介!
よろしければご覧ください。

・秋葉原オノデンMXビジョンにて番宣CM放映中

・アニメ「クリプトニンジャ咲耶」公式ジェネNFT(3月末予定)

「CryptoNinja Sakuya the Animation(CNSA)」が2024年2月22日に発売予定!! さらにパワーアップしたローンチで、3月末に変更されるとのこと!
続報を楽しみに待ちましょう!!

・エンドカードNFTについて(販売中)

第1~2期のエンドカードNFTが販売(短話のみ)中です!
今後のアニメの展開を応援したい方、新しい形の推し活グッズとしてぜひチェックしてみてください!

・踊ってみたコンテスト(~3/15予定)

・番宣映像について(15秒・30秒)

・公式グッズプロジェクトについて

・アニメ切り抜き素材集について

原作者のイケハヤさんより、アニメ公式さまのGIF素材のご提供がありました!ダウンロードして、ぜひ使ってみてください!

・ガイドラインについて

アニメ業界初の方針を盛り込んだ画期的なガイドラインが作成されました!
ファンアートを作られるクリエイターのみなさんはご一読ください!

・ストーリーコンテスト(選考期間中)

小説投稿サイトのエブリスタさんで実施される「クリプトニンジャ咲耶」のキャラクターストーリーコンテストです。
※現在は募集期間は終了し、選考期間です。

募集期間:11月17日~1月17日(終了)
選考期間:1月18日~4月下旬
結果発表:4月末

【最後に】

原作であるクリプトニンジャのファンコミュニティ、Ninja DAOへのご参加は下記リンクからどうぞ!
「忍ばない!クリプトニンジャ咲耶」について語りたい方も、ぜひお気軽に遊びにきてください!

また、私(@SushiNFTart)も毎日15:30ごろからXスペースで、クリプトニンジャやNinja DAOについてお話しています(アニメの感想も!)

※X(旧Twitter)のハイライトや、noteにも過去の配信もまとめています。

Ninja DAO内の交流スペース「お寿司さんの隠れ里」でコメントも受け付けていますので(スペース中以外でも)お気軽に覗いてみてくださると嬉しいです。

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