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仕事でのストレス要因と心の健康づくり計画の話

ごきげんよう、おすみです。

このnoteでは一人の精神疾患当事者でB型作業所利用者であるおすみが実体験を元に障がい者福祉やメンタルヘルスに関する記事をほぼ毎日執筆しています。

今日のテーマは、仕事でのストレスの原因を探るです。

初めに

時代と共に働き方は刻々と変化しています。
近年多くの企業では業績の回復・維持・向上を目的に成果主義に基づいた構造改革を進めており、年功序列や終身雇用制が当たり前とされた時代は終わりを迎えようとしています。
また、ITの進化に社会情勢も加わり働き方や働く場所にも大きな変化も起きていることは既知かと思います。

しかし、これらの労働環境の変化はストレス要因にもなっていることも事実で、職場を管理する肩書のある人間のみならず、従業員一人一人が仕事人にとして自分自身と向き合う事も大切なのではないかと思います。

今回の記事が、仕事人の自分自身と向き合うきっかけになればいいなと願うばかりです。

職場のストレス要因

前置きが長くなりましたが、職場でのストレス要因となりうるものは何があるのでしょうか。
読者の方も自分自身の職場環境を思い出しながら考えてみてください。

  1. 仕事の量や質の変化(仕事内容が変わった・残業や休日出勤が増えた

  2. 役割や地位の変化(○○責任者的な肩書の増加昇進配置転換

  3. 仕事上のミスや過重な責任の発生(利益に影響するクレーム

  4. 事故災害の発生

  5. 対人関係の問題(上司と部下の関係性や色々なハラスメント

  6. 新しい技術の導入(近年でいうテレワークAI化

  7. その他(交代制勤務やそもそもの仕事への適性努力しても給料が上がらない不均衡など)

…上記の中でも⑤対人関係の問題については長くなりそうなのでまた後日別記事で考えてみようと思います。

仕事上のストレスを感じた時の対処法

仕事のストレスを自宅に持って帰らないために

仕事を自宅に持ち込むな
と良く聞いたり言われたりしますが、全くもってその通りです。
ストレスフルな状態で職場から帰宅すると、同居人がいる場合でも一人暮らしの場合でも日常生活に悪影響はほぼ確実に及びます。

職場の愚痴やうっ憤を家族に晴らすのは自分はそれでいいかもしれませんが、家族からすれば堪ったもんじゃありません
一人暮らしの場合においても、ストレスが原因で食事や家事を怠ると生活リズムは崩れ、何らかの病気の原因になることも充分考えられます。

また、腹いせのために度を越える飲酒に走ると問題行動がきっかけで警察沙汰になったりアルコール依存症で一生苦しんでしまうこともあり得る話です。

防げるうちに仕事でのストレスは自宅に持ち越さず解消しておきたいものですね。

職場内の相談の流れ

ここからは職場でのストレスを具体的にどう対処すればよいのかを解説します。

仕事上のストレスを誰よりも理解し、相談に乗ってくれる最初の窓口は直属の上司です。
特に肩書のある上司は職場の内情を熟知した上で仕事を円滑に遂行するのが責務なので、最も適切なアドバイスを部下に与えることも仕事の一部です。

『本当にこの人で大丈夫かな?』
と心配になる気持ちもわかりますが、上司に相談することで自分一人で抱え込んでいた責任は一旦上司に移るので自身のストレスも同時に一時的に上司へ引き取らせることができます

では、上司に相談したあとはどうなるのか。
基本的には上司がさらに上の上司に掛け合ったり、専門的な知識を持った部署へつないでくれるので自身はその指示に従うことになります。
しかしながら、すべての上司がそういうことができる上司とは限りません。
そんな時は、上司を飛び越えてさらに上の上司や専門部署に自身から話を持っていくことをおすすめします。

それでも手ごたえがないと感じたときは、大きな決断ですが別の方向へ新たな可能性を考え直すことも想定の範囲内に囲い込むことも考えておいた方がよいかと思います。

心の健康づくり計画

日本には労働安全衛生法と言う、読んで字のごとく労働者の安全や衛星を守るための法律があります。
その中にはメンタルヘルス対策を『心の健康づくり計画』として各企業が策定することを義務付ける事が明文化されています。
しかしながら実際に策定している企業は多いか少ないかでいうと少ないのが現状で、厚生労働省もまだ策定してない企業に対しては助成金制度等を活用し策定することを促しています。

多分このnoteの読者様でも知らない人は多いのではないかと思います。

今働いている会社にも、心の健康づくり計画が実はもう策定されていて、その中に相談機関や責任者の心構えを明文化されているのかもしれません。
策定した心の健康づくり計画は全従業員への周知徹底を目的に事業所内で掲示することも義務化されていますが、実際に見たことがある従業員はどれくらいいるのでしょうか。

日ごろから色々な情報を受信できる心のアンテナは伸ばしておきたいものですね。

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