パワハラとやりがいの境界線はどこ?
ごきげんよう、おすみです。
今日は気になったニュースを話題にしたいと思います。
普段あまりニュースになっている事件を話題にしないおすみが珍しく話題にしようと思ったのは、おすみも一時期日常的にパワハラを受けていたと感じていたからです。
それは、今から4年くらい前の事でした。
当時のおすみは主に電線や配線器具を取り扱う業者の物流センター(いわゆる倉庫)で、その倉庫業務と配送業務を下請けする物流業者の作業員として従事していました。
おすみに限らず、正社員・契約社員・派遣社員・パート関係なく入社してくる従業員に対しパワハラを繰り返す方がいました。
その方は、請負元の会社を定年退職した後に嘱託社員として雇用された方でした。
確かに仕事は正確な方でした。
ただ、自分よりも仕事ができない人間や自分の気に入らない人間に対しては平気で罵倒したり厭味を連発したりされる方でした。
実際、おすみが入社しその方が引退されるまでの数年間でその方が苦で異動を申し出たり退社していった方は両手でも収まり切れない数に上ります。
おすみも一度、異動を当時のチーフマネージャーに直談判しました。
が、チーフから帰ってきた返事は…
『お前は○○さん(その方)の緩衝材になってくれ』
とやりがいとは何かを勘違いさせる言い回しのNOでした。
おすみは自身のあの時の勘違いをこう振り返ります。
会社に対してもあの時既に共依存症になっていた。
あの頃のおすみはただの社畜でした。
本当はものすごく無理をしている自分に気づいてあげられれば良かったと思います。
…ちなみに、おすみが共依存症と診断されたのはその方が引退された後にうつ病で休職してからの事でした。
その方に散々馬鹿にされ、上司にも言いくるめ、適材適所という便利な言葉でボロ雑巾のように扱われた結果、とんでもない後遺症に苦しみ、寛解したと主治医からはまだ言われません。
で、タイトルのパワハラとやりがいの境界線はどこ?
とようやく本題にしてまとめに入りますが💦
パワハラとやりがいの境界線は非常に難しい線引きですが、厚生労働省が運営するサイト『こころの耳』が綺麗にまとめてくれています。
ここまでおすみが振り返った内容と上記サイトの内容をよく読んで、一つでも『それな!』と自分に当てはまる場合は早めに異動や転職に向けて動くことをおすすめします。
早めに動かないとあの当時のおすみみたいになります。
このニュースのような最悪の事態になる何歩も前に、自分の心に耳を傾けてみてください。
そして、その時聞こえた声を信じてみてください。
最後に。
今回自ら命を落としたこの店長さんはおすみと同世代で、超氷河期と言われる時期の就職活動を人一倍努力して入社し、その時の苦労や経験から他の従業員の方にも優しく接してこられたのかなと思います。
傍から見れば順調に見えていたかもしれませんが、特におすみと同世代の人間は高度成長期やバブル経済の波に乗って生きてきたいわゆる前の世代や精神医学や心理学が発達し新たな考え方が根付いてきたいわゆる後の世代よりも人一倍見えない苦労をし、自分の思いを殺し続けることを美徳と思いながらどこかに違和感を感じながら生きてきたという人は思いのほか多いのかなと思います。
自らを燃やしてまで努力や苦労を重ねた魂に、心からの敬意を表し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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