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魚を与えるのではなく釣り方を教えよ~メンタルクリニック通院日の日記~

ごきげんよう、おすみです。

今日は2週に一度の通院日でした。

作業が終わって通院まで1時間以上空いたのでカフェで通院メモ作りました。

この2週間の間、おすみ自身は感じていた課題があります。

それは、午後になると目に見えて仕事のパフォーマンスが落ちると感じている点です。

具体的に言うと
“落ちる”
と言うよりも、
“午前中は意識できていたことが午後にはできなくなっている”
と言う物です。

その意識していることは、人に頼る事です。

人に頼ることは今やすべて悪だという考え方はもう古いのです。

…と分かっていても、根性論の末期に生まれ育ったおすみの世代の人間は記憶の書き換えに苦労している人間が多いのが現状のようです。

出典:厚生労働省ホームページ

おすみ自身が障がい者の認定を受け、障害者福祉サービスを利用する身になったことには…
【今まで一人でよく頑張った。いや、がんばり過ぎた。だからこれからは障がい者が受けられる福祉サービスと言う支援を頼ってもええんやで】
と取得した当初は色々な方に言われたものです。

ただ、それでもいざ仕事!となるとがんばり過ぎる癖が抜けません。
一見いい事にも見えますが、おすみが生きる上ではこれがかなり厄介な障害なのです。
そこに周囲が視力も聴力も53万ある?と錯覚するほどに敏感なHSP気質を持っているので、
『あ、これできてないし誰も気づいていない💦だからウチがやらなくちゃ』
と余計に一人勝手に気負い、結局キャパオーバーを起こして気持ちまでまた沈むを繰り返すのがおすみです。
ましてや利用しているのは同じ障がい者が集う作業所。
仕事モードのおすみは例え誰かに頼ろうと思っても、
『え、こんな状況でこの人やったら頼られへんやん』
と正直思ってしまうのです。

そんな状況に陥るのは特に午後。
周囲にもキャパオーバーを心配される日はこの2週間何度もありました。

おすみ自身もかなりそれを休日もずっと気がかりだったのでしょう。
おすみは読書やYouTubeで飢えていた脳に知識や情報を無意識に入れようとしていました。

そんな情報の中で、おすみはある名言に出会いました。

魚を与えるのではなく釣り方を教えよ

老子

かの中国の哲学者、老子が遺した格言です。

言い換えると、
『食べるための魚は一瞬でなくなるけど、釣り方を教えれば一生食べていける』
となります。

この考え方はこの格言が生まれた中国よりも日本に根付いているようで、日本が発展途上国への支援を物資やお金よりも技術で行う姿勢はこの格言が源になっているとも言われています。

確かに、お金や物を与えられることでその時は生活も豊かにはなります。
しかしそれは長くは続きませんし、人間として豊かになるどころか怠惰の感情が根付いてしまい衰退してしまいます。
その物やお金を生み出す方法をマスターしていればもしも何かが底を尽きた時に自分で何とかできるし、その目標を持つことで心も豊かになるというのがこの言葉の真の意味でもあります。

おすみがど真ん中に据えたい考え方はこれだったんだ!
と思いました。

おすみがInstagramでほぼ毎日自炊記録をつけているのも、料理のスキルをがんばって身につけたら少しだけかもしれないけど生きるのが楽になるよと言う事を共有したい思いもあるのですが、それを分かりやすく説明できなかった自分のもどかしさを吹っ飛ばす名言との出会いでした。

そんな事を主治医の先生に話すと心がスッと楽になる感覚になりました。
そして午前中だけでも人に頼ることへの意識ができている事に目を向ける事が出来ていることへ先生は気づかせてくれました。

実社会のおすみもネット上のおすみも、魚を与えるのではなく釣り方を教えよを体現し、おすみ自身も周囲の人間も心体共に豊かにしていければいいな…とまた一つ目標と信じる物ができて結果この2週間が無駄ではなかったと思えた診察日でした。

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