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適応障害と青い鳥症候群の話

自己評価と他己評価のズレは適応障害の前触れ

ごきげんよう、おすみです。

B型作業所に入所し3か月が過ぎたおすみですが、ついこの間4月入社の職員さんにこんなことを言われました。

『おすみさん、1年以上ここにいるかと思いました』

聞こえ様によっては新人離れした仕事ぶりを評価したホメ言葉にも聞こえますが、聞こえ様によっては自己評価と他己評価のズレを感じる違和感のある言葉にも聞こえます。

おすみはどちらかというと後者の聞こえ方で聞いてしまうことが多く、違和感でものすごく悩み苦しむときがあります。

適応障害とは

この違和感というのはストレスの一種であり、これを放置し後日また自己評価と他己評価のズレを感じる機会に遭遇すると最初の違和感と一緒になって自分の心により重くのしかかります。
やがてはストレスから仕事場に行くのが苦痛になり、欠勤の連絡を入れるとケロッと元気になるものの、また翌日が近づくにつれ抑うつ状態の侵攻が進み次の日も泣きながら欠勤の連絡…の繰り返し。
そして公休日を元気に過ごしていたら、家族に『そんなに元気なら出社すればいいのに…』と言われて今度は自分と家族との間のズレに気がつきメンタルが抉られる様に壊れていく。

これが世に言う適応障害と呼ばれるものです。
社会にアジャストしようとしてもなかなかフィットできない状態が続くとそれまで基礎疾患がなくても誰にでも起こりうる障害です。

適応障害の治療は長引く?

『適応障害は半年もすれば治る』と一般的には言われていますが、それはストレスの原因が仕事場にある場合を一般的に示している場合で、ストレス要因が家庭などの仕事場以外のにもある場合はそれ以上に長引きます。

なぜなら、適応障害の治療法が『ストレス要因を取り除く』のが一般的だからです。

ストレス要因を取り除く方法はいたって簡単です。
ストレス要因からわが身を離す。
それだけなのですが、そうも簡単には行きません。

仕事の場合はすぐに転職や転勤ができるわけではありません。
家庭の場合は簡単に別居や離婚はできませんし、親との縁も切れません。
そして子供がいる場合は当人だけの問題ではなくなります。
独身者同士の恋愛でも別れを決意するまでに相当なストレスが掛かります。

つまり、ただストレス要因からわが身を離すだけでは適応障害は治りにくい。
と思うのがおすみの所感です。

ストレス要因からわが身を離す以外のストレス要因を取り除く方法

では、ストレス要因からわが身を離す以外に何をすればよいのか。

それはズバリ、自分自身が考え方を変えていくことです。

正確には、考え方を変えるというより、自分自身の考え方の癖を知って少しずつ矯正していくと言った感じです。

何よりも自分自身のありのままを受け入れる姿勢を身に着ける事は絶対に必要だと思います。
ありのままを受け入れられると、冒頭に書いた違和感を感じることがまずなくなります。
他人からの評価も素直に受け入れられ、その後のポジティブなモチベーションにもなります。

転職を繰り返す負の無限ループ『青い鳥症候群』

逆にありのままを受け入れられずに考え方が歪んだままでいると因果応報で同じ失敗を繰り返し、負の無限ループに陥ります。

この負のスパイラルに陥ることを童話になぞらえ、青い鳥症候群と呼ぶことがあります。

童話の主人公が現実を無視して青い鳥を追い求めるように、理想の職場だけを追い求めて就職しては違和感を感じ退職し、また理想を追い求め…それで本当に理想の働き方に辿り着ければ万々歳ですが、できなければ最後には社会にも自分自身にも嫌悪感を抱きうつ状態になる危険性があります。

そしてこの青い鳥症候群というに目から鱗が落ちるような気になったのは、”青い鳥は意外と身近にいたことに気づかされた”と言う物語の結末があまりにも現実とリンクしているところです。
しっかりと自分自身を受け入れて見つめ直すと、本当の理想は灯台下暗し的に案外自分の周囲に転がっている可能性も受け入れる事ができます。

可能性を見逃したり自分の手でつぶさないためにも、自分自身を受け入れて信じられる心を持ちたいですね。
自分を信じると書いて、自信ですから。

自分自身のありのままを受け入れる姿勢を身に着ける具体策

具体的な考え方の矯正法は過去にもまとめていますので、こちらも参考にしていただければと思います。

あと、自分のありのままを受け入れる心を育てるトレーニングの一つにマインドフルネス瞑想があります。
これについてはフォロワー様が丁寧にまとめてくれていますのでこちらをご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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