【洋書多読】Mary Poppins(165冊目)
Mary Poppinsを読了しました(3月10日)
まだ僕がセブ島で生活していた2019年、英検を受験するために帰国した時に新宿の紀伊國屋書店(当時)で「売れ筋の洋書ランキング」と称された棚に(確か6位くらいだったと思う)陳列されていたのが本書でした。
そこに並んでいた洋書の中でほとんど唯一知らなかった本だったので、いろいろググってみたところ、児童書にしてはちょっと難しいらしいということだったので、いつか読めたらいいなと思ってずっと温めていました。
が、今年1月ハリーポッターも無事読了できたことですし、そろそろ手にとってみようか、と思って読み始めた感じです。
レベル的にはハリポタよりちょっと易しい、くらいのもので、正直スイスイ読めましたというわけには行かなかったけれど、読んでいたのが沖縄だったということもあって、なんだか洋書を読むという行為そのものが楽しく、気がついたら読み終わっていました。
洋書読むのって、純粋にレベルだけで測れない環境的な要因も大きいなって思います。
イギリス英語は慣れてくると心地良い
まだ大阪にいた今年の1月に『A Bear Called Paddington』(くまのパディントン)を読んで、なんかイギリスの英語いいなぁと思っていました。
今回の『Mary Poppins』もイギリス英語で、最初はちょっと読みにくく感じるけど、慣れてくるとだんだん心地よくなってきます。
同じようなことを「ハリー・ポッターシリーズ」を読んだときにも感じました。英語を学びなおし始めた当初はイギリス英語とアメリカ英語の違いなんてわかりゃしませんでした。
でも、だんだん習熟してくると、どこかでイギリス英語に憧れ始めるんだってフィリピン人の同僚の先生たちが言っていましたけど、今がちょうどそんな感じなのかな?と思ったりしています。
作者のパメラ・リンドン・トラバースは1899年生まれのイギリスの女性児童作家(生まれはオーストラリア)です。だからこの『Mary Poppins』も、ちょっと古い時代のお話のように感じますが、そこがかえって新鮮で、100年ほど前の海外の文化風習、そして英語の言葉遣いが垣間見えるようで楽しく読み進めることができました。
英語的にも一文が長かったり、挿入句が頻繁に入ったりして最初は読みにくく感じましたが、慣れてくるとむしろリズムが心地よく、自分の中で黙読しながらイギリス英語の発音で読んでみたりして、結構楽しく読むことができたと思います。
気になった表現集
いつものごとく、勉強になった表現を以下にまとめてみました。
1.Bless my soul!
これは『ハリー・ポッターと賢者の石』でも出てきた表現です。「まさか!」とか「なんてこった!」みたいな驚きを表す表現です。
2.in the thick of it
「夢中になって」です。これも洋書の多読をしているとよく目にする表現です。
3.I've been dancing for seven days running.
「7日間続けて」という言い方で「〜running」と、期間の後ろにrunningを続ける言い回しがあるのか…と思ったので、掲載してみました。
4.it can't be helped.
「それはしょうがない」「どうしようもない」です。
セブ島の語学学校『CROSSXROAD』で働いていた時によく生徒さんから「しょうがないって英語でなんていうんですか?」って質問されたの思い出します。
先生たちがこの「しょうがない」という日本語のフレーズを気に入っていて、授業で(日本語で)連発していたのを聞いていて、なんか可愛かったです。
5.Care killed a cat
直訳すると「世話は猫を殺してしまう」?
これはイギリスのことわざで「好奇心が強すぎると自分の身を滅ぼすことになりかねない」という意味だそう。主人公の男の子が「動物園の動物たちは夜になったらどうしているんだろう?」みたいな事をメアリーにしつこく尋ねた時に、メアリーが返した言葉です。
6.leaving 〜 high and dry
困難な状況に〜を置く、という意味です。高潮のあと、その潮が引いて船とかが陸に取り残されている状況から来たイディオムなんだとか。面白いです。
7.be better off
暮らし向きが良くなるとか、状況が好転するという時に使う表現だそう。これもよく見かける言い回しです。
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そんなわけで、以上『Mary Poppins』でした。
最近ちょっとコーチングの方の仕事が入ってきて忙しくなってきたけれど、僕にとって洋書多読は英語学習の生命線で、なんとか時間を確保して読み続けたいと思っています!
コーチングの方も、クライエントさんにより良いものを提供できるために頑張っているところなので、こちらも合わせて頑張っていこうと思っています。
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